このサイトでは ウラボシ(Polypodiaceae)科 プラティケリウム(Platycerium)属 の植物達をビカクシダと呼んでいます.※ほんとは 和名:ビカクシダ=Platycerium bifurcatum

和名麋角羊歯の名前の由来:
「叉状に裂けた葉形が麋(び)すなわちオオシカの角に似ているから。」(原色牧野植物大図鑑・続編(北隆館))

おしらせ&更新情報

2016年9月24日(土)

出品中>quadridichotomum#4elephantotis実生苗elephantotis分け株小elephantotis分け株極小

2016年9月3日(土)

出品おわり>quadridichotomum#3、elephantotis、willinckii 'Rboonchom'、vassei

2016年8月27日(土)

出品おわり>quadridichotomum#1,#2、elephantotis

2015年6月20日(土)

国立国会図書館デジタルコレクションから、古めのビカク登場シーンを探し「ビカクシダ資料コレクション」に2件追加しました。

しわ系ビカクシダ

Platycerium madagascariense 2枚目の貯水葉が完成し、3枚目の貯水葉が動き出しています。次第に溝が深くなってきていますが、まだまだお子様で、六角形のハニカム構造は曖昧です。ハニカム構造といえば個人的によく想い出すのは、パイオニアのHiFi-CDプレーヤーのハニカムシャーシ。ハニカム構造が微細な振動を制振するから高品位な音質を実現する、とか謳っていたカタログ冊子が超懐かしいです。そのCDプレーヤーはたいへんお高いものでしたので、指をくわえてずっとカタログを眺めていることしかできなかったその頃は実は私の思春期だったのですが、揺れる精神とハニカム構造にはせる想いが混ぜこぜになって、今ではすっかりハニカム構造はフェティシズムに等価となっています。なので「マダガスカリエンセはエロい」

さて、ハニカム構造といえばよく「軽い」「丈夫」といわれますが、マダの場合、貯水葉が軽くて丈夫であることにどんなメリットがあるんでしょうか。・・・まったく分かりません。そこでハニカム構造についてちょっとネットで調べてみたら、他にも「断熱性」「表面積」といったキーワードが見つかり、これはなんだか関連しそうだなと気になっています。アリと共生しているという噂もよく聞きますが、アリにとってみれば「断熱性」「表面積」があったら快適な住空間になりそうですよね。ビカクシダにとってみても、根や茎の局所的な環境が安定していて穏やかだったり、酸素やら養分やらを広い表面積でかせぐことができるかもしれないですし。ではその両方をあれこれと考えあわせてみると・・・、やっぱりよく分かりませんが、なにか特殊な生育環境なんだろうな、という雰囲気は伝わってきます。そういったどこかミステリアスな要素が多くの人を惹きつけるんでしょうね、このビカクシダ。

SDIM6140 Platycerium madagascariense

植え込み材のペレポストは乾かしたらダメな素材。うちでは表面が乾きやすいので、毎朝マダの健康チェックを兼ねてペレポスト表面に霧吹きしています。そのほかに3日に一度ぐらいジョウロで全体に水をかけます。ベストの水分量は、しっとりとおしぼり程度がベストらしいのですが、それにくらべるとうちではすこし水分量が多い状態かもしれません。

溝に溜まった水は、カメラ用品のブロワーで吹き飛ばしています。水が溜まったままの部分から腐れ始めてしまいそうに思えて気になってストレスになるし、なんといっても、水垢が残ってしまうとちょっといやなので。

SDIM6139 Platycerium madagascariense

どこから入ってくるのか、毎朝キノコバエを1,2匹発見します。吹き飛ばすなり仕留めるなりして地道に対処しているのですが、なかなか消えません。ほんとしつこい。ワラジーはいまのところ未発見です。ペレポスト植えのシンビにはワラジーが居ないので、もしかしらたワラジーはペレポスト環境があまり好きではないのかな?と思っていますが、どうなんでしょう〜。

以前育てていた株の写真。 3年ほど経って急激に調子崩してきたな〜、と思っていたら貯水葉の後ろにびっしりカイガラムシが付いていて、でも引っ越しして環境が新しくなったりなんだりドタバタしているうちに、メンテセずにいたらダメになってしまいました。という、いい訳です。

蟻ビカクといえば、俺ビをはじめた頃に「リドレイもアリ植物らしい」っていう噂を聞くことがありました。蟻がいないと長い間維持することはできない、ともどこかで誰かから聞いたことがあります。ですがそれはロマンある噂でしかない、とずっと納得せずにいたのですが、2,3年前に昆虫学者による研究を見つけて「あぁ、リドレイはほんとにアリとの共生関係があったんだ」とやっと納得できたのです。ご興味のある方は ↓ にアクセスしてみることをおすすめします。きらめく甲虫で著名な丸山宗利氏のお名前もちらり。
  • A new genus and species of myrmecophilousaphodiine beetle (Coleoptera, Scarabaeidae) inhabiting the myrmecophytic epiphyte Platycerium sp. (Polypodiaceae) in the Bornean rainforest canopy, Munetoshi Maruyama, ZooKeys 34: 49–54 (2010) 
  • Anti-herbivore effects of an ant species, Crematogaster difformis, inhabiting myrmecophytic epiphytes in the canopy of a tropical lowland rainforest in Borneo, Hiroshi O. Tanaka, Yoko Inui, Takao Itioka, Ecol Res (2009) 24: 1393–1397 
  • Ants inhabiting myrmecophytic ferns regulate the distribution of lianas on emergent trees in a Bornean tropical rainforest, Hiroshi O. Tanaka and Takao Itioka, Biology Letters 2011 Oct 23;7(5):706-9. PDF 
  • Within-tree distribution of nest sites and foraging areas of ants on canopy trees in a tropical rainforest in Borneo, Hiroshi O. Tanaka Æ Seiki Yamane, Takao Itioka,  Population Ecology January 2010, Volume 52, Issue 1, pp 147-157

でも、栽培下でならアリが居なくてもリドレイは何の問題もなく育ちますから、どちらかというと弱い共生関係なんだと思います。リドレイの貯水葉はなんなんでしょうね。トンネルは放射状に2分岐しながら伸びているので、マダのように途中でトンネルが交差することもないので蟻にとって特に優しい訳でもなさそうですし(だいたいトンネルに沿って生活するなんていうお行儀のいい蟻はきっといない)。表面積はかせげそうですが・・・。この浮き上がった葉脈の後ろから実は蜜が分泌されている!!とかいうんであればすごく面白いんですけどねぇ〜。エレファントティス、コロナリウム、ホルタミーでは貯水葉に草露が付くことを確認しています。そして草露が甘いことも確認済みです。リドレイの草露はまだ確認したことないんですが、貯水葉の表面ではなく、実は後ろ側に発露していたりして。あとで確認してみよう。

Platycerium ridleyi #2 wide leaf form 朝日にかがやく葉脈。 

SDIM6150 Platycerium ridleyi

2枚目の貯水葉が展開中。

SDIM6152 Platycerium ridleyi

SDIM6147 Platycerium ridleyi

もう一枚(3枚目)貯水葉が出てくれるといいなぁ。

 

Platycerium holttumii

Platycerium holttumii Joncheere & Hennipman

 -- Brit. Fern Gaz. 10: 116, f. 1-3, t. 12. 1970.

ビカクシダ四天王(←勝手に命名)のひとつ。(相当歪んだ形になりますが)あえて言うなら北のグランデ、東のワンダエ、南のスーパーバム、そして、西のホルタミー(かなり苦しい)。ならホルタミーはビカクシダ界を守護する広目天か!(さすがにそれはちょっと)。カッコ書きが多くてスミマセン。畳2枚サイズ、と私はかつてよく言い表わしていましたが、ネットや植物園でよく育った株をみると、すでに”貫禄”を通り越して”畏怖”の念すら抱くような、そういったスケールのビカクシダです。ある意味、守護神としての例えもふさわしいといえるのではないでしょうか(笑)。

各種書籍によると、本種はカンボジア、ラオス、タイやマレー半島の出身。東のフィリピンにはグランデが。西のミャンマー(ビルマ)、インド方面にはワーリッキー、その中間の地域ということで、たしかに造形もそれらの中間のような形をしているように見えます。Roy Vail氏の Platycerium Hobbyist's Handbookなど、「Platycerium wandae と見分けることは困難で、唯一、貯水葉の付け根の部分の”フリル”の形で見分けることができる。」と述べられることが多いですが、私は P. wandaeとは見た目がもう決定的に違っていると感じています。ただし、”決定的”とはいうもののそれを言葉として表現するには少々難しい。この辺をイラストで分かりやすく示しているのは E.Hennipma, M.C.Rootsによる A monograph of the fern genus Platycerium(Polypodiaceae)、20頁の図2で、それにイラストレートされている通り、この2種は”遠目から”でも区別できると思うんです。いまブームのディープラーニングなど施せばホルタミー識別アプリとか作れちゃうと思うのです。

閑話休題。以前からホルタミーは水を控え気味にと言っていますが、今のシーズンは水やりはほぼ1週間に一度。ミズゴケが乾いて白っぽくなったな〜、となる約1週間の周期です。普段は室内で管理していますが、潅水の時だけはベランダに出して、ジョウロで上からざぶざぶ水やりしています。いったん水を掛けて5分ほど経ったらまたざぶざぶと。ミズゴケに十分水が染みわたり、ジョウロ水かけやめてもしばらくは水がしたたり落ちるぐらいみずを掛けます。それから3,40分放置して水が切れたらまた室内に収納です。日照を好むとのことですが、うちでは直射光が当たるのはAM7時前後に1時間弱ほど。たしかに日照は弱めらしく、貯水葉の裂片の上端は少々だらしなげに伸びています。ホルタミーの貯水葉は斜め上70度方向にシャキーンッと直線状に伸びるのが一番かっこいいと思います!

SDIM5958 Platycerium holttumii

↓今年は2枚目の貯水葉が伸びてきていて、いっきに巨大化の流れ。貯水葉には厚みもあって、縁はくるんとカールしています。ぐんぐん伸びるぞ、という勢いがみなぎっていますね。惚れ惚れするような萌え具合。

SDIM5938 Platycerium holttumii

↓根からの吸水が勢いあまってか、草つゆが出ています。室内で横から送風しているにもかかわらずに草露がつくなんて、よっぽどだと思います。ちなみにこの露、なめてみるとほんのり甘いです(薬剤使っている場合は注意してくださいね)。それと、貯水葉の付け根付近に上下方向それぞれから小さな円盤状のでっぱりが伸びできているのが分かるでしょうか。この部分がワンダエとの区別ポイントになるとのこと。ホルタミーはこの小さな半円状の部分が切れ込みが入らないまま伸長してきます。結果、ひらひらとフリルのような形状になる、と。写真に写っている、向こう側の貯水葉の付け根部分がちょっとフリフリしていますよね。ワンダエでは、このフリルに細かな切れ込みが入ってて、モシャモシャモジャモジャした様子になるようです。

SDIM5942 Platycerium holttumii

↓去年の貯水葉のフリフリが挟まれているのが見えます。 切れ込みがないから”フリフリ”。それにしても、昨年育った貯水葉は余裕の緑状態です。まる2年ぐらいの寿命がありそうです。

SDIM5941 Platycerium holttumii

↓貯水葉の葉脈。フラクタルのような六角形様のネットワーク模様は、ホルタミーやワーリッキーの特徴のように思います。ワンダエではもっと崩れた形をしているように思います。崩れた、というよりも、この六角形様形状の幅が狭いように思えるんです。もしかしたら崩れたうえに幅が狭い。ホルタミーではその幅が広めなので、それが爬虫類の皮膚感を彷彿とさせ、動物にも似た生々しい感覚を特別に呼び起こすような、そんな気がしています。

SDIM5940 Platycerium holttumii

↓こんなスケール感。先端部分の明るい緑色をした部分はこれからまだまだ成長して伸びます。

SDIM5945 Platycerium holttumii

↓緑!! トキワビカクシダ、というか生命力あふれるこの緑色でピャッとした姿も巨大種ならではの醍醐味です。

左右の貯水葉の広がりは縦横100cmx100cmほど。同じく左右の胞子葉の広がりは縦横70cmx70cmほど。これで大人サイズの半分ぐらい(面積でいうと4分の1)でしょうか。今ぐらいの大きさでおさまってくれると調度良いのですが・・・。いちおう心の準備はできています。

SDIM5928 Platycerium holttumii

 

プルメリア:Black Ruby 比較

JL Black Ruby 執念のお迎え完。「ぜってーだ、ぜってぇ今シーズン中にゲットだかんな!」と心に誓い2ヶ月が経ったころ、よいご縁に巡りあうことができました。ときにフットワーク命。

樹勢は弱いそうで、とてもチャレンジングな一品。熟成した赤ワインのような深みのある赤い花には静かな情熱のようなものがあり、そこからは樹勢の弱さなんてすこしも感じとれません。でも調べたところによると、赤系のプルは、挿し木で根がなかなか出ないといったような、性質にくせのあるものが多いのだとか。やる気が出てきますね〜。しっとりと落ち着いた大人の雰囲気の花、なんとしてでも咲かせて見てみたいものです。

SDIM5973 JL Black Ruby

入手から半月ほど経ち、新たな葉が3、4枚増えました。成長の様子は、このまま動き続けるのか止まってしまうのかハラハラするような微妙な勢い。色素は薄く、枝は細く、新芽付近には白い微毛が生えていて。なんとなく、末成り(うらなり)のようなか弱さを感じます。

SDIM5897 JL Black Ruby

この様子だと用土の過湿にも弱いのではないかと思い、他のプルに比べると若干乾かし気味の管理です。一旦根腐れするとなかなか回復しなさそう。水が枯れてくると枝にシワがよりますが、潅水すると枝はふたたび太り元に戻ります。どうやら根っこはたしかに生きていていて水を吸い上げている模様。けど、決して必要以上には水分を吸い上げない、ぽい・・・。

花が咲いたあとに2又になったみたいです。葉っぱの付いていた跡の間隔が狭いですよね。微妙な間隔の変化から、前回の開花から何年経っているかがわかります。たぶん5,6年は経っていそう。それでもこの大きさ。先端の葉が付いている部分なんて、小指の先よりも細いぐらいしかありません。とても育て甲斐があるけれど、枯れるのコワイ。接ぎ木したら勢いが増すのでしょうか。将来的には接木してバックアップをつくりたいです。

あ、それと、枝についている地衣類がいい感じです。地衣類にもぜひ成長してもらいたいなあ。

SDIM5978 JL Black Ruby

↓ Black Ruby(aka.Black Tiger)とJL Black Rubyの比較。全然違います笑

SDIM5981 Black Tiger & JL Black Ruby

Black Ruby(aka. Black Tiger)の茎は頑強そうです。接木されたもの、というのも大きく影響しているかもしれません。茎は柔らかくぷにぷにします。水がかれるとシワが寄るけど水やると元に戻る、とかもう多肉植物カテゴリでもおかしくありません。。

SDIM5912 Black Tiger

そろそろ花は終わりそう。三又に分かれる予定の芽がなかなか本格的に動きはじめないので、蕾はもう除去してしまいました。花が終わったら芽の方にパワーをまわしてほしいです。

SDIM5888 Plumeria x rubra 'Black Tiger'

今年迎えたプルは:

1.挿 木 Plumeria x rubra 'Amaron's Curly White'(Google画像
2.済接木 Plumeria x rubra 'Black Tiger'         (Google画像
3.済挿木 Plumeria x rubra 'Celadine'            (Google画像
4.挿 木 Plumeria x rubra 'Cindy Morange'       (Google画像)#枯れ
5.挿 木 Plumeria x rubra 'Leela'               (Google画像
6.挿 木 Plumeria x rubra 'Moragne Rainbow'     (Google画像
7.挿 木 Plumeria x rubra 'Moragne #23'         (Google画像
8.済挿木 Plumeria x rubra 'Penang Peach'        (Google画像
9.済挿木 Plumeria x rubra 'JL Black Ruby'       (Google画像

このうち、5はそろそろ発根、1,6は発根済。4,7は発根失敗→切り戻し→カルス発生待ち。

↓左:Moragne Rainbow、中:Amaron's curly white、右端:Black Tiger、中下棍棒:Leela

SDIM5961 Plumeria

↓発根失敗の Moragne#23(長いほう)、Cindy Moragne(短いほう)

購入して挿し木後1ヶ月経ったところで一旦チェック入れたら、切り口が腐っていました。腐った部分をカットして2,3日水を吸わせてそれから切り口を自然乾燥。ところが、Cindy Moragneは水を吸わせる時間が足りなかったためか、自然乾燥中に切り口がしゅわしゅわにしなびてしまい失敗。育ち始めていた葉からの水分蒸散で枝の中の水分が足りなくなってしまったのが原因だと思われました。ということで、Cindy Moragne2回めの切り戻し→2,3日水吸わせ→育ち始めていた葉をカット→切り口封印。

SDIM5997 Moragne #23, Cindy Moragne

↓Cindy Moragneの切り口封印。

ふつうは自然乾燥させるのですが、またしなびたら嫌だなと思い、切り口にアロンアルファを塗り封印しました。アロンアルファ封印は個人的にしばしば行うことがあります。職場のパキラも、背が伸びすぎてカットしたときには切り口にアロンアルファ塗ってますし。でもこれまでは”上端の”切り口から水分が蒸散したり雑菌が入ることを防ぐためにしか使ったことがありませんでした。今回は”下端の”切り口を保護するためですから、ちょっと作用が異なるかもしれません。

アロンアルファって水素結合で固まってるとかなんとかで、水分がないと接着悪いんですよね?たしか。擬似的に切り口が乾燥している効果が得られているのではないかと考えていて、なんとなくうまく行きそうに思っていますが、プルメリアの場合、こういった封印をしてはたしてカルスが形成されるかどうかは不明です。今回はテストです。結果は10日後ぐらいにわかるかもですね。これがうまくいったらけっこう画期的な気が。ふふふ。

SDIM5960 Cindy Moragne

↓こんな感じで吊ってあります。長いほうの Moragne#23 は自然乾燥がうまくいって、切り口が盛り上がりヒビが入ってきました。カットしてから10日経ちましたかねぇ。なんとかあと2ヶ月ぐらいで葉っぱを5枚は展開してほしいですが。(ムリかな?)

SDIM5995 two Moragnes

 

Hibiscus x rosa-sinensis 'Silver Memories'

ハイビスカス 'シルバー・メモリーズ' 今年はじめての開花。

今年の春は植え替えを見送りました。鉢底からのぞく根の量がそれほど多くなく、またシルバーメモリーズは樹勢が少し弱いとも聞いたことがあり、無理してセオリー通りに植え替えをする必要はないなと考えたためです。でも、根っこを温存した甲斐あってか、昨冬に強めの剪定をしたにもかかわらず4つの芽が活発に動き、大きな葉を次々と展開させました。蕾はある程度伸びた枝につくため、ベストシーズンの梅雨前後の開花とはなりませんでしたが、順調に枝を伸ばして8月11日に無事に開花とあいなりました。今年のこの暑さの中としてはよく咲いたのではないかと思います。花の直径は18cmほど。

SDIM5777 Hibiscus x rosa-sinensis 'Silver Memories'

シルバーメモリーズは、このシルバーからクリーム色へのグラデーションがとても気に入っています。夜の暗闇が明ける時分の空の色のような、絶妙の色合いではないでしょうか。もう少し赤成分が強ければ夕暮れのイメージにも合ったかもしれませんが、これはやはり朝のイメージのほうがしっくりきます。しかも季節は夏です。

夏の朝早く、まだ太陽が雲の頂上あたりしか照らしていないような時刻。おもむろにベッドから起き上がり、ベランダに繰り出して植物点検と水くれをする。これが私の夏の朝のルーティン。夜明けの静けさのなかで、水の跳ねる音がいつもよりベランダに大きく響く・・・。この花はそういうイメージを想起させます。

SDIM5776 Hibiscus x rosa-sinensis 'Silver Memories'

日中、ベランダはときおり強めの風が吹くんですが、せっかく開花したのに花弁が折れてしまってはもったいないというわけで室内に取り込みましたが、何十分かに一度は花のそばに寄ってグラデーションを再確認するという謎のループ行動が(笑)。花持ちはそれほど良くなく、夕方ぐらいにはもうしぼみ始めていました。

SDIM5798 Hibiscus x rosa-sinensis 'Silver Memories'

4本の枝に次々と蕾がでてきていますが、複数同時に開花となったら見応えあるでしょうねぇ。

 

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