Platycerium

Platycerium holttumii

Platycerium holttumii Joncheere & Hennipman 1970

ホルタさん。胞子葉の縦横の広がりが立体的で色合いも少し明るく、巨大種のなかではコロナリウムに次いできれいだと思う種類です。温室ではこの3倍ぐらいの大きさにはなりますから、まだまだお子さまサイズですね。輸入してから満2年が経ち、やっと輸出直前の葉をカットされる前の姿・大きさに復活した、というかんじです。ネットのマス目は5cmx5cm。全長1mほど。

↓じつは”はじめての”ベランダ。冬の間は潅水を少なめにしていましたが、今回、貯水葉の上からハス口で時間をかけ十分に水をあげました。その後、葉についた水滴が乾くまでしばし風に当てて、ふたたび室内に収納。しばらくはもう水あげないと思います。いつ芽が動き出すか分かりませんが、新しい貯水葉が出始めるまでは水のあげ過ぎに注意。

Platycerium holttumii

でも、古い貯水葉2枚が早めに枯れてしまったのは、きっと潅水が足りていなかったためではないか?と気にもなっています。何で読んだか記憶が定かではありませんが、「冬のホルタミーの水やりには要注意。芽が動き出すまでは(?)ミズゴケが完全に乾いて貯水葉の水分が使われ始めるまで水やったらいけない。根腐れやすいよ!」と書いてあったのが気になっていて、特に冬の水やりには神経質になっています。ミズゴケの表面がカチカチに乾いてからしばらく放っておいてもなかなかしおれないし、いまいち表情が読みにくいです。水加減をみるのにバネ秤を買おうか、それとも竹串かな。

Platycerium holttumii

Platycerium holttumii

Platycerium holttumii

 

リセット!!

ビカクシダ リセット

↑Platycerium willinckii 'Rboonchom' 株分け。5年半ぶりの着け直し。右の方に写っている子株2つを残しました。

ビカクシダ リセット

↑Platycerium andinum 株分け。7年ぶりの着け直し。両脇に付いている子株のうちから2つを残しました。 

Platycerium andinum リセット

↑親株1+子株4のうち、子株2つを残しました。にわかダブルヘッド仕様!左の株はヘゴ板から引き剥がすときに、伸びはじめている元気な貯水葉をうっかり折ってしまいました orz よ〜く見ると折れてるところがわかりますね。貯水葉3枚が育てばうまく隠れるはずですが、どうなりますか。

Platycerium willinckii リセット

↑奥2つはウィリンキー1号。2ヶ月ほど前(?)につけてから、だいぶ馴染んできた様子です。手前2つが2号の 'Rboonchom'。P.andinumもそうですが、子株を1つだけ残すことができずに、いずれも2株残しとなっています。枯死による消失リスクを減らすためでもあるのですが、どれも気に入っている種類でもあるので、なかなか思いきれなくて。

Platycerium willinckii リセット

↑'Rbonnchom'ですが、2,3年前にスゴイネ!と腐葉土を投入した痕跡です。暑さ7,8cmでしょうか。根がびっしりと入り込んでいました。ミズゴケよりこっちの方へ根が多く入り込んでいたようなふう。あとは意外とミズゴケなどが濡れていませんでした。すっかり固まってしまったスゴイね!&腐葉土がミズゴケにフタをする栓になり、ミズゴケが乾きにくくなるだろうかと思い、水やり頻度は少なめにしていました。けど、ちょっと水不足になってしまっていたかもしれません。竹串挿して水加減見るようにすればよかったなぁとすこし反省。

ビカクシダ断面

↑貯水葉断面。貯水葉がミルフィーユ状に重なっているのと、貯水葉の隙間に根が張っているのが分かりますか?自然の中でなら貯水葉の後ろ側にいろいろなゴミが溜まり、そこに根を伸ばすことができるのですが、室内栽培の場合は”クリーン”なので、成長するにつれて根を伸ばせる場所が減っていくことになります。最初に板につけたミズゴケから、芽がどんどん離れていってしまう。これが、室内栽培で年月とともに株が弱っていく(大きな葉がつかなくなってくる)原因だろうと思っています。

室内なら、定期的に貯水葉の隙間に腐葉土などを投入してやり、水やりはハス口でシャワー状にして貯水葉上部から全体にかけるようにすれば、自然に近い状態となります。この方法は一時期やったことがあって、その痕跡が↑上写真の左端のほうの焦げ茶色の部分。貯水葉の隙間に溜まった腐葉土にびっしりと根が張っているという部分です。このときは盛大にビカクシダが成長して狂喜したものですが、人間の生活空間でもある室内において長期にわたって管理するにはあまり現実的な方法とはいえません。腐葉土からキノコが生えてきますし笑(さいわい床からは生えなかった)。となると、定期的に”リセット”し芽の位置をミズゴケ部に近づけてあげるというのは、ビカクシダの健康を維持するうえでも人間の健康を維持するうえでも、有効な手段のひとつといえるのではないでしょうか。

リセットしてすっきりしたら、室内がとても明るくなっていい感じです!

ビカクシダ近況

今朝の週末集中水やり時間後のまったり時間にて。

2つ並んでぶら下がっているもの、右側は前回も取り上げたいつもの小型ビカクです。左側のは、昨年のいただきものの Platycerium bifurcatum 'Hawaiian Pareo' 。まだ小さいのに貯水葉の上部が細かく切れ込んでいて、大きくなるのが楽しみなビカクシダ。

Platycerium bifurcatum 'Hawaiian Masami'

↓ヒリー達のトレイです。昨年末に室内に取り込みました。ヒリーはビフルカツムほど強靭な耐寒性はない(葉が傷みやすい)ので、最近は取り込むようにしています。晩秋から続く成長シーズン中で、そろそろ胞子葉サイクルが始まりそうです。

Platycerium hillii

↓アンゴレンセ(エレファントティス)です。2枚目の胞子葉も大きくなってきました。熟成油粕と水をたっぷりあげているためか、胞子葉がとても大きくなりそうです。後ろのワイヤネットは60x90cmサイズ。

Platycerium angolense

↓湿度保護用フレーム組ビカクシダのクアドリディコトマムです。成長サイクル始まりました。貯水葉1枚目、動き始めています。2,3日前にうっかり干し上げてしまい「やっちまった〜っ」と焦りましたが、無事復旧。

Platycerium quadridichotomum

↓クアドリ、バックアップ機。こちらも活動再開。 これはプラポットにミズゴケで植えてあります。水切れになりにくいためか、頑丈に育っているように思います。

Platycerium quadridichotomum

↓リドレイ水やり。直径が大きくなってバケツが窮屈になってきたので、腰高なトレイに漬けるようにしてやってます。もしかすると、そろそろ板付直しが必要かも。ということで、今年は梅雨ぐらいに板付け直し予定、ですかねぇ。時期はいつがいいのか分からないんですが、前回は夏頃だったと思うのでまたそのぐらいの時期に。

Platycerium ridleyi

↓ワリチーその後。そこそこ早い成長スピード?ではなく、このぐらいのサイズに育ってくると、あとは普通の成長スピードになるように思います。昨日の朝に水やりしました。貯水葉が黒ずんでいて、水分をしっかり含んでいる様子がわかるかと思います。いい感じで成長しています。水のやり過ぎに注意です。

Platycerium wallichii

↓リトープス、脱皮中。先週さっと土の表面が軽く濡れるぐらいの水をかけました。ちょっと古い葉の水分が残りすぎていますかねぇ。2重脱皮してしまうかなぁ。どうしても水をやりたい・・・けど、我慢。

リトープス脱皮中

 

ビカク2号はアルシコルネ?(2015夏の自由研究)

これが今年最後のアップになりそうです。

年内になんとかしたいなー、と思いつつも権利関係の確認作業に着手しなかったために紹介できなかった大きなネタがあります。今年の夏の自由研究「ビカクシダの日本渡来に迫る」です。実は、昨年末頃から、ビカクの日本渡来に近づこうと古めの資料を探していました。研究とか迫るとか調査とかいってもそんなたいしたことはしていないのですが、ようするに、”ビカクシダ”あるいは”コウモリラン”のキーワードが載っているできるだけ古い資料を探す、ってことです。神保町の古書店に通ったりネットでいろいろ調べたりして、資料コレクションを拡充、今年の6月に国会図書館資料の紹介などしていたのはこの自由研究の一環であったわけです。でも辿れたのは昭和一桁まで。牧野富太郎先生によると「ビカクシダの日本渡来は明治初年1870年代だろうと思われる」とのことだったので、まだまださかのぼれるだろうとせっせこ調査を続けました。

で、そんなこんなでたどり着いたのは横浜開港資料館。渡来モノをさがすならその窓口へ!そりゃそうですね。意外にもわりと近いところにそれはありました。6,7,8月の週末は折を見ては横浜開港資料館に通いましたよ、ええ。

横浜植木株式会社の「明治四十一年度 定價表(CATALOGUE OF THE YOKOHAMA NURSERY CO., LTD.)」。1908年、いまから100年以上も前の輸入植物のカタログ。室内鑑賞植物カタログ35ページにビカクシダさん居ました!当時の価格は70銭。ほほぅ。

1914-15年大正3-4年度カタログにはビカクシダの白黒写真が初めて登場します。ビカクシダ写真入りとしては横浜植木では最初のカタログです。

そして・・・ と、ここで突然の流れぶった切りですが、今回はここまで。掲載許可をもらってカタログのコピー画像を掲載できたらいいな!と思っています。 開港資料館で問い合わせたところ、”この写しをネットに掲載してよいかどうかの判断については横浜植木に直接ご確認ください”、とのことでしたので、ちょっと手間がー。手元にはもうコピーがあるのに、うずうず。

待ってらんないから、という方はぜひ開港資料館に行ってみてください。地下1Fの閲覧室で原本の写しを見ることができます。地上階の展示室は見ないで閲覧室のみの利用なら100円で入館できます。

洋らん、サボテン、その他の観葉植物についても、へー、この時代にこれもう入ってきてだんだーとか、ソブラリア・マクランサの白花が50円!すごー。とか、ネペン8円、ボストンタマシダ2円(負けた)、モンステラ・デリキオサ75銭(負けた)いろいろ面白いです。

 

で、ビカクシダの日本渡来に関連して注目したいのは、↓のビカクシダ2号なんです。

もしかしたら・・・またしてもここで中断&来年につづく。

 

そして、ここからは強引に近況報告に切り替え。

昨年3回めの株分けをしたビカクシダ2号です。
2014年8月株分け直前のお姿株分け直後2014-2015冬 → 現在に至る。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

じつは昨日までベランダに居ました。今年の冬ははやはり暖かめで、寒さのダメージが少ないです。というか元気に成長を続けています。強い子です。でもまだちょっとお子さまなので、今年も厳冬期は室内で保護。あと2年ぐらいしたらまた通年ベランダに切り替えようかと予定しています。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

メインの株の伸び始めた小さな葉。手みたいじゃないですか?サンショウウオの手、みたいな。こうして写真見てるとかわいいもんですねぇ。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

今年の春にはすでに子株の芽が出ていたような気がします。その後順調にそだって、やっと最初の胞子葉が出てきました。来シーズンはさらに育つだろうし、新たな子株も増えてきそうで、いっきにボリューム感が増すのではないかと思います。

↓ワリチーの現在の様子。すでに活動を再開しています。でも要注意で、ここで意気込んで水をたっぷりあげはじめたりすると根腐れしてしまいます。貯水葉に貯水された水分をしっかり使いきってから次の水をあげるぐらいのペースがよいと思います。またこのあたらしい葉の動きが激遅なんですよねぇ。そういうこともあって、水はそんなに積極的にはいらないです。水が足りなくて、胞子葉が脱力しはじめて・・・はいそこで水やり、みたいな、そういうペースです、うちでは。

Platycerium wallichii

といっても、ワリチーはそんなに長い年月育てたことがないので、正しいのかどうか自信がないです。これまで、1年目元気→2年目貯水葉がしょぼくれ胞子葉は元気→3年目のはじめに枯れる、というのを繰り返してきて、この株は”3度目の正直”を狙っている株なので。あと3年ぐらいうまくいけば確信が持てるんですが。

↓これはちょっと前の写真になりますが、抜け落ちたリドレイの葉です。ビカクもいろいろありますが、落ち葉が綺麗なのはリドレイだけじゃないかと思います。落ち葉が綺麗、というか、捨てるのがもったいないというか。何日かはこうやって飾っておけますよ!

Platycerium ridleyi

↓これは現在。今年の夏に伸びた胞子葉から胞子がどさどさと。そして臭い(笑)

Platycerium ridleyi

↓以下、その他。パキポとディッキア。パキポ2号はまだふつうに青々としてます。休眠してくれません。困った。

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

↓ Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

一昨年に黒い焼き菊鉢に植え替えたんですが、菊鉢から染み出たものなのか、塩にヤラれて(表土に出た白いのナメたら辛かった)大変なダメージを被ったことがあって。昨年の春にプラ菊鉢に植え替えてなんとかここまで復帰。ディッキアは塩には強いんでしょうか。冬季の水やりすぎが原因だったかも。以前みたいなふわふわのエステベシーにはやく戻ってもらいたいです。

 

謎ビカクは象さん?

7月下旬に鉢上げした「謎の子ビカク」その後のお姿です。

ビカクシダ正体不明

2株あったうちの片方は、鉢上げ後しばらくしてから次第に水が下がり、結局枯れてしまいました。でも生き残ったこの株はぐんぐん育ってます!このビカクの履歴をたどると、古い順に:

2013夏胞子まき ->  2014年4月28日 -> 2015年5月24日 -> 2015年7月26日

ぽいんですが・・・、2014年4月28日で「昨年夏、水苔になにかの胞子を塗りたくった覚えがある云々」言ってはいますが、でも2013年夏はクアドリは棒に付いていないことがわかり、なにがどうなってんのかさっぱり(´-ω-`)困

ビカクシダ正体不明

これ、おそらくアンゴレンセだと思います、、、。期待していたワリチーではなさそうで、ちょっと残念。

まだ小さな伸びはじめの胞子葉の縁が黒っぽいのがわかると思いますが、これは黒っぽい毛の密度が高いからです。アンゴレンセの伸びはじめの貯水葉の縁はこんな感じです。ワリチーは伸びはじめの貯水葉の縁に黒い毛は生えていなかったように思います。でも、もしかしたら生えていたかも・・・。自信なし。

ビカクシダ正体不明

↑こちら後ろからのお姿。貯水葉がぜんぜん貯水できなさそうな葉の生え方(笑)

↓クアドリさん、やっと肩の荷を下ろせた、と思っていたら、また新たな実生苗が育ってきています。これもおそらくアンゴレンセでしょう。

ビカクシダ正体不明

胞子体出たて、みたいなのがまたこんなにたくさん出てきています。

ビカクシダ正体不明

来年の夏にまた荷降ろししてあげましょう。

ところで、ビカク・カトレヤ半共用ビニールフレームについて以前にアップしましたが、本日、新たなビニールフレームを追加し、結局別々に分けました。もう、見ていて窮屈そうで、こちらもストレス感じてきてしまうので。

で、引っ越し途中でとったカトレア写真をおまけで。 Cattleya Hawaiian Jewel。

Cattuleya Hawaiian Jewel 'Fuji'

 

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