ビカクシダ

African Oddity

プラティケリウム ’アフリカン オディティー’

オディティー、元気。少し明るい緑色と盾のように長く平面的に伸びる貯水葉、ヘナヘナ〜とした胞子葉が特徴ですね。(比較的)丈夫でよく増えて見た目もエレガント。できる子ですねぇ。

Platycerium sp. 'African Oddity'

うちでは年に1サイクルの成長です。今の時分から秋にかけ胞子葉が成長し完成すると、翌年の5月頃まで休眠します。冬の最低室温が14〜20度Cほどあっても絶対に目覚めません。もっと低温に当ててから高い温度で管理すると目覚めたりするのでしょうか。それとも、もっと高温を維持すると新たな成長サイクルがはじまるのでしょうか。よそのお宅ではどうなんでしょうね。

姿をみると、ビフルカツムが混じってる?とはじめのころは思っていましたが、成長サイクルのリズムを考えると、アフリカ系のビカクの性質が強そうです。姿はクアドリ、色合い&テカリはアルシコルネ、でしょうかねぇ(定期)。

Platycerium sp. 'African Oddity'Platycerium sp. 'African Oddity'

貯水葉展開を終え、胞子葉1枚目が出てきました。上のほうの芽は1枚目の胞子葉が(向かって)左側、下のほうの芽では1枚目の胞子葉は右側です。交互に重なりあってちょうどいい具合に成長がすすみそう。

↓普段はここに居ます(リドレイ1号も同じ向きに掛けていたのですが、昨日、向きを変えてあっち向きにしました)。

Platycerium sp. 'African Oddity'

↓ワリチーのパッチ。ワリチーはほぼほぼ成長を終えました。そしてリドレイ2号、葉焼け。

Platycerium sp. 'African Oddity'

きれいだねぇかわいいねぇ、と言ってるうちに水をやるのを忘れていました。。。バケツに張った水につけ、より日が弱い場所に移動完了。もう1枚新しい貯水葉がでてきてくれればなんとかごまかせるんですが、次は胞子葉が出てくる予感がしています。うーん

 

8月になりました

8月となり、毎日暑い日が続きます。本日のベランダは最高気温32度C。最低湿度は25%弱です。

↓Platycerium ridleyi #2 wide form

Platycerium ridleyi #2 wide form

リドレイ2号のほうでも胞子が落ちました。小さじスプーンの大きさにも満たない小さなパッチですが、どっさり落としました。落ちた胞子は、そのまま風とともに去りゆく予定。

↓ Hibiscus rosa-sinensis 'Kan Lemon' ハイビスカス・寛レモン

Hibiscus rosa−sinensis ’Kan Lemon'

2つ蕾が落ち、3つ目は1/3ほどしか花が開かず、4つ目でようやくまともに花を見ることができました。意外としっかりした黄色ですが、くどくない、さらっとした黄色、まさにレモン色!直径14cmぐらいです。ほんとうならここからさらに花弁が伸びるんだと思うんですが、その開花後の展開がないまましぼんでしまう様子です。夏の終わりに涼しくなってくればもっとしっかり咲いてくれそうで、楽しみです。

↓ほかのハイビの様子

はいび

梅雨明け以前と以後では葉の性質が違うぽい。’以前’の葉は、梅雨明け後の強光線下でちょっと斑点が出たりして調子よくなさ気。’以後’ の葉は強い日差しの下で育っているのでかなりしっかりしている様子。暑さになれたのか?蕾もまた出てきました。右はタヒチアンプリンセスで、左奥のシルバーメモリーズにも蕾確認。それにしても、土が良く乾くので水やりが大変。

 

ビカクシダ近況

↓Platycerium holttumii プラティケリウム・ホルタミー

Platycerium holttumii

ふと思ったんですが。ほるたみー、ってひらがなで書くとなんとなくカワイイですよね。ほるたみぃ。

↓Platycerium sp. 'African Oddity' プラティケリウム'アフリカン オディッティー'

Platycerium sp. 'African Oddity'

アフリカンオディッティーは貯水葉の成長の勢いがよくて、育てていてよかった〜、と思わずにはいられません!!株分け跡も気にならないほどになりました。日を強くしてもよく育ちますが、葉がやや短く硬く、すこし黄色みを帯び、シャキッと姿勢がよくなってしまいます笑。個人的には、日を弱め(全く当たらないわけではない)にして緑色濃く、脱力した雰囲気に仕上げるのが好みです。

↓Platycerium ridleyi  プラティケリウム リドレイ

Platycerium ridleyi

毎年、この時期になると リドレイの胞子が落ちるけど、どうしよう&くさい、ということで、 (´・ω・`)て気分になります。もったいないのでとりあえず↑みたいにしますが、前葉体はできるけど、そこから先がなかなか・・・。ついつい水やり忘れてせっかく育った前葉体もダイナシに、というのを毎年繰り返しているような気がします。今回はどこまで集中力が維持できるか?

 

正体不明の子ビカク分離

前回のクアドリ回で紹介した正体不明の子ビカク。分離し、鉢に植え込みました。

正体不明の子ビカク

金曜の朝チェックでクアドリに水をあげていた際に、「この子ビカク、このままにしておいても子ビカクにもクアドリにもいいことはなさそうだな」とふと思い、指でほじほじして分離しました。その後湿らせたミズゴケで根本を包んで1日放置。土曜日になっても水が下がっていなかったので、鉢に植え込み養生。

ふと思った、とはいえ、新しい貯水葉が動いているところがポイント。胞子葉の新たな展開シーズンの始まりは株分けに調度いいタイミングです。いまの季節は酷暑が気になりますが、できるだけ涼しそうなところに置くなど最大限に目をかけることでなんとかカバーする予定。枯れた貯水葉はペラペラで貯水能力は低いです。根っこも少ないです。ミズゴケがあまり乾き過ぎないよう、かといって常にダボダボ水に浸っている状態にもならないよう、水分管理にも要注意です。

ところで、このひと何者だろうか。ワリチーかと期待していましたが、アンゴレンセのようにも見えます。ワリチーの胞子を塗りたくった気はしますが、アンゴレンセの胞子を塗りたくったことはありません。うーん、次回でてくる貯水葉の形がどんなものになるか、楽しみです。

↓子ビカクをとった跡にはミズゴケ追加しました。

クアドリ、ミズゴケ追加

ついでに、クアドリ子株の貯水葉の後ろにもミズゴケ少量追加しました。

まさに肩の荷をおろした親クアドリさん。ごくろうさまでした。

Platycerium quadridichotomum

針金がみえますが、これは何かというと、葉の広がり具合を矯正しているところです。

ビカク棒の重心バランス(胞子葉の傾き加減)と日照の向き、葉の成長具合などの兼ね合いからだと思うんですが、じつは2週間ほど前から胞子葉の先半分ぐらいがくるんとでんぐり返ってしまっていたのです。そのでんぐり返っている葉をひろげて見栄えが良くなるように、針金で矯正しているわけです。日射の具合も変えようと、株の向きを180度変えてベランダの内側を向くようにしました。成長完了しているように見えて、じつははまだ葉はやわらかいです。これから本格的に葉が固まってくるまえになんとかうまくいくといいのですが。

#ていうか、毎回写真のホワイトバランスが違ってる。。。

 

コロナリウム

Platycerium coronarium (Konig) Desv. 1827
Sym. Platycerium biforme Blume 1828

プラティケリウム コロナリウム(プラティセリウム コロナリウム)和名:オオビカクシダモドキ

こないだのハイビイベントのときに温室内をササっとまわって撮ってきた写真です。夢の島熱帯植物館のコロナリウムが元気に育っていました。新しく出てきている貯水葉も大きくなりそうな気配がします。背後の枯れた貯水葉をみると、これまで順調に育ってきている様子をうかがい知ることができます。でも単株なんですねー。芽が増えて群生しても良さそうな気がしますが、、、。

Platycerium coronarium@夢の島熱帯植物館Platycerium coronarium@夢の島熱帯植物館 Platycerium coronarium@夢の島熱帯植物館

あと、胞子葉が倍ぐらいの長さになっても良さそうな気が、、、。って、ちょっと注文が多すぎてすみません(笑)。個体差でしょうかね。以前コロナリウムを育てていたときはここまで大きくは育てたことはなかったんで分からないんですが、もしかしたら、胞子葉が長く育つための特別な条件があったりするのかもしれません。風にそよがないと伸びないとか(サラサラヘアかっ笑)?肥料の具合とか?

10年以上前かもしれませんが、名古屋の東山動植物園の温室にあったコロナリウムがとても素晴らしいものだったのをいまでもよく覚えています。貯水葉も大きく胞子葉も1.5m以上ほどあって、そういうのが温室内数カ所にかけられていたんです。今はどうなってるんでしょうねぇ。その後・・・という噂を聞いたことはありますが。

↓はい、ということで、2002年7月13日の東山の写真を発掘

Platycerium coronarium@東山2002/07/13Platycerium coronarium@東山2002/07/13Platycerium coronarium@東山2002/07/13

あまり多くの植物園に行ったことはないんですが、デカいコロナリウムが群生していて胞子をドサドサ落としてるような植物園温室ってどこかあるんでしょうか。コロナリウムはよく見かけるけど、意外とそんなふうに育っているとこは無いような気が、しないでもない、です。

で、夢の島の株は胞子嚢スプーンがわりと平開しているような気がします。東山のはちょっと丸まってます。もっと丸まって”おたま”みたいな形していてもよさそうにも思うんですが。これもきっと、個体差でしょうか。

胞子嚢パッチで連想想起したのが「A New Species of Platycerium from Peninsular Malaysia, Aziz BIDIN & Razali JAMAN Gard. Bull. Sing, 39(1), 149-151. 1986 」という論文で、新種ビカク Platycerium platylobum についての報告ネタ。胞子嚢スプーンがハート型をしていて、葉っぱがコロナリウムみたいに長いビカクが紹介されていて、もしやこれってコロナリウムのタイプ違いなだけでは・・・という個人的結論に至ったことがあります。あのときは西の御仁M氏とも「・・・ですよねぇ」と意見が一致し、きっとコロナリウムなんだ、ということで脳内FAした記憶がよみがえります(遠い目)。

「Platycerium Update, Barbara Joe Hoshizaki & Michael G. Price, American Fern Journal 80(2) pp53-69, 1990」ではこの”新種”について、「THE MALAYAN PLATYCERIUM PLATYLOBUM」という章を設けて、トータル4ページほどにわたって議論がなされています。ホシザキ女史は1989年に現地に赴いて調査されたようです(さすが)。「Platycerium Update」には、現地調査でみられたコロナリウムの胞子嚢パッチのさまざまな変異がイラストで示されていて、♡型のや、ダブル♡♡型、4又になってるのとか、あんなのやこんなのも。最終的には、やはり P.platylobumは P.coronariumのシノニムとする「We therefor synonymize P.platylobum under P.coronarium」と、結論づけています。また「コロナリウムとリドレイは似ていて非なる種だけれども、この分類上の大きなギャップを埋めるビカクの存在が予言されていた・・・云々」といった内容もあって、もう25年も前の論文になりますが、今読んでみてもとてもエキサイティングな内容です。

コロナリウムにかぎらず、ビカクシダの姿ってすごい変化が多いですよね。何を持ってアレとコレの交配だとか、新種だとか、cv. v.と呼ぶのか、それホントなの?ってもう、わけ分けわかんない言ったもん勝ちのまるでカオスの世界になってきてます!「個体名」ていうふうな意味合いで向き合うと、だいぶ気持ちが楽になるかもしれません。もしかしたらさらに煩悩が増してしまうかもしれませんが。。。   さて、ちょっと脇道にそれそれてきたので、このへんで(逃げますw。

↓これはかつて育てていた初代コロナリウム。2002年秋〜2006年夏の様子です。胞子嚢パッチが♡型だった!(お子様の頃はこんなもん?)

Platycerium coronarium@自宅20030115Platycerium coronarium@自宅20040815 Platycerium coronarium@自宅20041226 Platycerium coronarium@自宅20060401Platycerium coronarium@自宅20060820 Platycerium coronarium@自宅20060820Platycerium coronarium@自宅20060820Platycerium coronarium@自宅20060820Platycerium coronarium@自宅20060401

久しぶりに初代の写真を見なおしていましたが、あぁぁ、見れば見るほどやっぱり手放してはいけなかった・・・。こんなに美人さんだったのに。・・・自業自得なんですが、後悔しすぎて悲しくなってきてきしまいます。

↓これは現在育成中の2代目コロナリウムです。

Platycerium coronariumPlatycerium coronarium

 胞子葉が2枚完成したと思ったら、休むことなく新たな貯水葉展開シーズンに突入しました。少し小さめに完成している貯水葉2枚は、昨秋から今春にかけて育ったものです。水をからめに管理していたので、葉が小さめになってしまいました。もう少しこまめに水を見てあげるべきでした。

↓左側の胞子葉も今春完成したもの。右側の葉は今春から伸びはじめたもの。

Platycerium coronarium

葉のスケールがまったく違います。小さいタイプのコロナリウムかとも思いましたが、どうやら水が足りなかっただけみたいです。かといって、あまり水が多くても貯水葉が”おひたし”みたいになってきてしまうし、ちょっと迷いますがメリハリ潅水で。

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