作業開始 |
引越しにともなってビカク4号を半分に株分けしました.一つはすでにヘゴ棒に付けられているのですが,もう片方が2週間ほどほっぽらかしになっていました.これはいけませんということでようやく重い腰を持ち上げて作業を行いました. 園芸店にヘゴ板を探しに行ったのですが,あいにく丁度合いそうなサイズのものがありません.しかたないのでうちにストックしてあったヘゴ柱を使うことにしました.
この写真では,芽の位置がもうちょっと上でもいいかもしれません. また,ビフルカツムなどの子株を出すものがありますが,この子株は根の先端に形成される不定芽です.ということは,根が伸びられる範囲にしか子株はできないということです.僕は今回はヘゴ棒をぐるっと囲むように繁殖してほしかったので,ヘゴ棒をぐるっと包むようにミズゴケを巻きつけました. それと,意識して欲しいのは,芽の位置は成長とともに次第に上のほうに移動していくということです.芽の上でしばるときは,6,7cm空けておかなければいけません.そのぐらい空けておけば将来,茎が縄の上を這って通過できるでしょう. 今回の縛り付けはあまりよくありません.まだ若い貯水葉の組織に思いきりダメージを与えてしまっているからです.もしかすると細菌に感染して腐敗してくるかもしれません...本当は,休眠明けの貯水葉が伸び始めたときのまだ貯水葉が十分に小さいときにしばりつけると傷がつきにくくて良いのですけれども. 隙間にミズゴケを詰めて仕上げます. 潅水するとけっこうな重量になります.ぶら下げるときは落下に十分に気を付けましょう. |