導入

 ビカクシダの胞子を播いてみました.いままでに胞子からしだを育ててみたことがなかったのでどうして良いのか分からなかったのですが,メーリングリストでその方法を教えてもらいさっそく実践してみたのです.


用意するもの
  • 容器:タッパー
  • 培地:バーミキュライト
  • みず:汲み置きの水でハイポネックス2000倍溶液を作る
  • そして大切な胞子.

播き方

 播き方はいたって簡単.タッパーに水をなじませた用土を2cmほどいれ,そこに用土の3分の1ほどがつかるぐらいの水を入れます.次に用土の上からぱらぱらと胞子(胞子のう?)をふりかけます.この際あまり密に播きすぎないよう注意します.
 胞子などを播くときには,カビや菌に注意した方がようらしいのです.ぼくは浴室内を霧吹きしてほこりを落ちつかせて播きました.殺菌はとくに行っていませんがまだ問題はおきていません.そのほかにもシャワーなどで湯気を充満させた中でまくというやりかたもよいそうです.



発芽
 発芽するまでには2〜3ヶ月ほどかかります.気長に待ちましょう.あ,そうそう,タッパーは蓋をして明るい日陰においてください.直射日光には絶対に当てないようにしましょう.なお,うちでは20度前後の温度を確保しています.

1年後の2000年3月

1年後でこんなに成長してしまいました.ビカクバイブルには「ビカクの胞子繁殖にははむちゃくちゃ時間がかかる」みたいなことが書かれていたのですが...ん?やっぱり鉢上げまでにはまだまだかかりそうかな.写真の胞子体の大きさは1cm前後です.



う〜ん.どうもよそ者が入りこんでしまったようです.
いったいその正体は...これもまた楽しみです.
こいつはけっこう成長が早いです.


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