2年後の様子です...

ビフルカツムにおいては胞子葉の分岐が見られるほどに大きくなったヤツもでてきました.でも,鉢上げはまだまだ先のようです. ふう,それにしても播種から 2年経つんですね〜.どうもこのタッパーの周辺は悠久の時間感覚がとりまいているようです...あぁ〜,それにしても園芸を断っていた学生時代の6年間がとても惜しい.唯一の後悔です.たぶん.



ビフルカツム(P.bifurcatum)とベッチー(P.veitchii)は成長の速さがほぼ同じです.エレファントティス(P.elephantotis)はビフルカツム,ベッチーに比べるとかなり遅いです.エレファントティスは前葉体が発生し始めた時期も遅れていたし,胞子体が発生するまでの期間も長かったのですが,それがこの種の特徴なのかもしれません.ん,胞子の鮮度がわるかったのかな?

“よそ者”はどうやらチャセンシダ(Asplenium trichomanes)だったようです.
ビカクシダの胞子を採取した場所にはチャセンシダが全然見当たらないので,うちにあるチャセンシダの胞子がいつのまにか紛れ込んだのでしょう.こいつはけっこう大きくなっていて,そろそろ鉢上げできそうです.
しっかりと湿度を保って適切な環境を用意してあげると,なんの変哲もないシダでもけっこうきれいに育つんだなぁ.と,このチャセンシダを見ていて思いました.

なぜ 3種類のビカクシダを一緒のタッパーで?
じつは「面白い雑種ができたらいいなぁ」ということなのです.さてどうなることやら.ははは.

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