チーム | 1 | 2 | 3 | 延長 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
古 河 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 |
コクド | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 |
新聞効果はスゴイっ!
12月1日の下野新聞では、後期にも快勝を臨む古河の記事が載っていました。 それはスポーツ1面ほぼ覆いつくすほどのもので、そこでは2外国人選手や、村 上、伊勢、外久保らの話題が取り上げられており、成績面においての数値的な検 証もされていました。
この記事を読んでか、当日は屋外リンクまで続くほどの大行列ができており、僕 の後ろに並んでいた地元(日光)と思われる人達からは、
A>>「今日はコクドだからなー、ダメかもしんねーな」
B>>「でも今年の古河は、全然ちがうじゃない」
などと話しているのを聞くこともできました。
練習中、キラリと光る(?!)古河”15”の背番号が目に入り、入江(お兄ち ゃん)の久しぶりの登場に、ただならぬ期待を寄せました。ですが、長期間退い ていたためか、その動きは少々地味なものでした。あと、これは少しマニアック な情報ですが、前島さんがやっと散髪に行ったようですね。前期は髪の毛を伸ば していたのですが、今回ヘルメットからなびく(なびいていなかったか(^^;)後 ろ髪はありませんでした。きっと気合いを入れてのことなのでしょう、前島さん? あっ、それと村上、マードルの2人がアシスタントキャプテンになっていました。 前期では彼らの活躍が特に目立ち、勝利へのチャンスをつかむための大きな原動 力になっていたと思われるため、これには納得。ですが、古河攻撃の際の潤滑剤 ともいえる91番・伊勢が欠場していたことには残念。
1ピリ開始のフェイスオフ直後は、コクドFWの強い押しで、パックはあっとい う間に古河ゴール前に押しやられてしまいました。古河FW、DFがなかなかパ ックを奪い取ることができずにいたため、コクドDFのポジションはは少々上が り気味でした。ここで古河がようやくパックを手にし、FWの速攻で逆にコクド 側でのプレーに持ち込もうとしたときにはには、強力なコクドDFもそのチェッ クを活かすタイミングをはずしてしまっていたように思えました。ここからは古 河の猛攻シュートが続き、ついに外久保がゴールをゲット。このシュートにはア シストがあったことになっていますが、実際はリバウンドのリバウンドのリバウ ンドといった感じの得点でした。
これで波に乗った古河は、ほとんどをコクド側でプレーするといった、昨年から すれば信じられないような試合展開をつづけます。一方コクドDFはあわててい るように見え、古河からパックを奪うこともままならず、FW陣も、DF工藤ら を軸に前に出ますが、古河DFにパックをことごとくカットされてしまうという 状態でした。5分頃、数少ないコクド優勢シーンでシュートが古河DFマードル の顔面に当たるというアクシデント。マードルは、リンクに伏せて動きません。 やっと立ち上がりベンチに戻ったその奇跡には大量の出血のあとが残りました。 後から聞いたのですが、どうやら鼻を切ったらしいとのことです。ちょうど鼻骨 のあたりだと思いますが、シュートが当たったということでおそらく鼻骨折まで いってしまったのではないでしょうか。
このあと、マードルを欠いた影響が深刻に出るのではないかと思われた古河は、 その予想に反するような安定した攻防を続け、1ピリを1ー0でリードした。
2ピリ初番でも1ピリに引き続き、古河のDF,FW間での素早いパスワークが 見事に決まり、2分過ぎごろには、村上が会心の得点。村上も思わず観客を指さ し、喜びをあらわにしていました。この後もコクドゴールに容赦なく襲いかかる といった場面が、数多くみられましたが、いわゆる”決定力不足”。どのチャン スも得点に結び付けることができませんでした。そしてコクドパワプレーでFW ・八幡に得点されてからは、ゲームの流れが一転してコクド優勢に。コクドは古 河ゴール前で、パワープレー時のフォメーションを固め(古河キルプレーではあ りません)、古河キーパーをおびやかします。古河は必至にパックを前に出しま すが、コクドはそれをカットし、今度はクワバラがキーパー八巻の不意を突いた シュートを決め、古河に同点と追いつきます。結局このピリオドは2ー2で終了。
3ピリ。コクドFWの1ピリから続く激しいフォアチェックに古河DFは少々疲 れてきたようで、集中力を欠くプレーが目立つようになり、一気に攻め込んでき たコクドについていけず得点を許してしまいます。古河は何度も訪れたパワープ レーをものにすることができず、またコクドも得点ギリギリのチャンスを幾度と なく逃し、両チームとも得点はないにしろ、ハラハラする展開がしばらく続きま した。そのような状況の中、15分頃に古河はパワープレーでコクドゴール前で の接近戦に持ち込み、ガルドンが単独シュートを決め、同点に追いついた。
「延長戦からの逆転勝利」は、今年の古河必勝パターンとも言えるものになって います。延長戦が始まると、古河には疲れが見えるにも関わらず、DFが積極的 に前に攻め込み、攻撃の波に乗ったFWらはそのままシュートを放ち、ゴール前 接近戦に。そして3分20秒、ガルドンがゴールに回り込んで逆転シュートを決 め、ついに昨年の覇者・コクドを下した。
全体的には古河が優勢で、コクドにはいつもの力強く落ちついた、テクニカルな プレーをみることはできませんでした。特に今回、コクドDFには詰めの甘い部 分が多かったのでは?古河側は、パスワークにおいて前期よりもさらに完成度が 高められていたように思えました。個人的には、古河の常にリバウンドを意識し たプレーが見られたことに満足しました。
その他
帰りの駐車場での渋滞中に、施設裏の方から車で降りてきたオタカー監督の乗っ た車が目の前にとまりました。観戦客の運転する車からは、監督に向かって手が 振られていて、監督もそれに答えて手を振っていました。なんだかとってもおも しろそうな状況でした。監督は、この状態を車の中で運転手と一緒にのけぞるよ うにして笑っていました。
シカの得点 70点