西武(5)―(4)コクド


観戦後メモ

古河―雪印戦が終了し、西武―コクドの練習が始まると一気に観客の数が増え はじめました。結局、試合中には入場率80%から85%ぐらいになっていた と思います。やっぱりコクド、西武のファンは多いのね。と一人で納得してし まいました。

1ピリ、最初から両チームのすごいスピード感と力強さが感じとれました。そ れぞれ「これが西武だー」「これがコクドさー」といったようなプレーです。 どちらとも全体的な攻撃力、守備力は互角のように思えましたが、0分55秒 ブライト@西武のペナルティー中、工藤@コクドがアシストを受けたシュート を放ちます。イモオはいったんこれを弾いたかに見えましたが、このパックが そのままゴール中に飛び込み、コクドの先制点となりました。2分5秒頃には、 コクドに負けまいと、本多@西武、フジタらが速攻を見せますが、岩崎@コク ドの守りが堅くこれを弾きます。
この後、7分40秒頃まで西武がパワープレーを活かしながら、積極的にシュー トを放っていましたが、どれも得点にはなりませんでした。ここで西武パワー プレー中の7分53秒、ブライト@西武がブルーラインの近くから放ったシュー トを、ゴール前にいたフジタ@西武がスティックで角度を変えてゲット。8分 56秒にはフジタ@西武が高橋拓、カーバースからのアシストを得てまたまた ゲット。西武はここ数分の間、ゴール前でのパスワークが速く、そして落ち着 いていたと思われます。
一方コクドも、アタッキングゾーンのブルーライン辺りから何度かシュートを 打ちましたが、イモオのガードは堅いものでした。また西武も、カーバースが これと同じように、ロングシュートを多数放り込んでいました。1ピリ最後は、 小友がカーバース@西武からチェックを受け、ちょっとしたいざこざになりか け、結局カーバースはクロスチェックをとられました。

西武応援団が、鉄椀アトムの曲で応援をはじめ、ちょっとビックリ。周りの人 もこの応援を楽しんでいました。

2ピリ。今日は、久しぶりにカバヤマ@西武のはじけるような走りを見ること ができて(あまり長い距離ではありませんでしたが)とってもうれしい。カバ ヤマはこの走りを活かして、DFのガードに入ったりと、よく動いているなと思 いました。このピリオドでも、両チームの間に目立った力の差はなく広がりの あるゲームが続きました。ただし激しい高レベルな戦いであることは言うまで もありません。
4分45秒、カーバース@西武のペナルティー中に、坂井@コクドが工藤から のアシストを受けて得点。この得点で、坂井は通算300ポイントを達成しま した。ここからはコクドの攻めが少し目立つようになり、コクドがゴール後ろか ら回り込みシュート。イモオとゴールの間、レッドライン上をパックがゆっく り走り、誰もがコクド得点と思ったものでしたが、結果はノーゴール。会場に は西武ファン、コクドファンのどよめきが。このゲームはとても白熱していた ので観客も一時力が抜けたのでは。またこの激しさからか、13分12分に坂 井@コクドが左太腿を負傷し欠場。さらに小友@コクドのパワフルボディチェッ クも決まりまくり状態。これには会場もおおいに湧いてました(でも最近の小 友のプレーに、ペナルティーが多くとられているような気がしているのは僕 だけでしょうか?)。
後半、西武はカバヤマ、フジタ、ブライトのセットを組み速攻セット(僕の独 断です)で得点差をつけたいところだったのでしょうが、得点ならず。
19分頃には、コクドFW3人が西武DFを追い抜き、イモオとの3対1に持ち込 みましたが、ここでのシュートをイモオがキープ。2ピリは2―2で同点のま ま終了。

3ピリ、2ピリ辺りからの上野秀@西武の積極的なフォアチェックが目立ちま したが、ここでも両チームとも激しい攻防が続き、お互い得点を許しません。 この微妙な戦況の中、西武がペナルティーをとりコクドパワープレーに。そし て8分39秒、クワバラ@コクドがダブルアシストを受けシュートを決めてゲッ ト。その後、10分28秒にはブライト@西武が高橋拓からのパスを持ち込 み岩崎@コクドとの1対1に。ブライトはこのまま勢いに乗ってシュートを決 め再び同点とすると思わずガッツポーズを見せた。
今度は12分15秒に三浦@コクドが左サイドからのパスを、イモオのガード のすき間に放り、得点成功。リバウンドを何度も拾いながら、なかなかシュー トチャンスにありつけない西武は18分40秒頃から6人攻撃を仕掛けた。そ して19分30秒、ゴール後ろに陣とっていたフジタ@西武が 回り込み、ゴール前に出たパックをゴールに押し込み同点シュートを決めた。 これでフジタはハットトリック達成。

延長はコクドがキルプレーであったために西武がやや優勢で、1分34秒にゴー ル前にいたフジタがブルー付近からダイカワのパスをもらい、逆転シュートを決 めた。
コクドから見れば、フジタがいつもゴール前のいやらしいところにいましたね。

その他
この対戦は観客数も多く、その歓声と、サウンドがミックスしてまるで日光の 霧降アリーナのような雰囲気がありました。


トップ|第30回JIHL観戦レポート&詳細データ|JIHL観戦レポート&詳細データ
Droit d'auteur & Copyright 1995-1997, 土屋 明仁(つちや あきひと) All right reserved.
ご意見・ご要望は e-mail: akihito@j.dendai.ac.jp まで.