王子製紙(6)ー(3)古河電工
観戦後メモ
台風17号の接近である。早朝から雨が降っている。雨はどんどん
激しさを増している。
今日(22日)の下野新聞のスポーツ面を見ると、大津@古河の得点場面
の写真が載っている。
記事を読んで驚き! 昨日の電工リンクには、朝7:00から客が並びはじめ
たらしいのだ。まぁ、地元に人たちだろうとは思うけど。なにしろ4,50m
ほどのところはすでに民家となってしまうのだから、地元の人がうらやましい。
1:30に家を出ようかと思っていたが、テレビを見ると栃木県全体に
大雨洪水暴風警報が出ている。雨も激しく降ってるし風も出てきた、
よしこれは行くしかない。
2:30に会場に着いたが、なんといつもと変わらない客数。いい席をとれるか
という希望はかなわなかった(サマージャンボも全然だめだし、運とツキがない)。
練習では、やっぱり王子にパワーがみなぎる。古河にはハリとツヤが感じられない。
また、王子側では高度な練習が展開されおもわず見とれてしまった。
とくにDF(たぶん)の、2人が自由に動きながらのパスワーク。なんかスゴイ!
これができれば敵に攻撃されても落ち着いてパスが出せるわなー。
さて、1ピリである。フェイスオフとともに村上@古河がパックをキープし
王子FWを割ってアタッキングゾーンへ。ウィングは少し立ち上がりが遅れたが、
なんとかフォローに行けるか!? 結局、王子ゴール前で少々混戦となったが
村上@古河の絶妙のアシストをうけて八木@古河がシュートを決めこれを先取点
とした。この立ち上がりの展開の良さに、「今日の試合はもらったー」と
ひとり心の中ではやまってしまうのであった。地元の古河ファンで満たされた
会場も悲鳴にもうけとれるほどの歓声で満たされた。
1:30頃、入江兄@古河がペナルティーをとり、王子パワーに。はやくもこの辺りから
古河は王子に押されぎみに、古河ディフェンディングゾーンでの攻防がしばらく
続く。いくどとなく王子にシュートを打たれるが、キーパー八巻@古河のキープ
のおかげで何とか失点は避けることができたようだ。
10:00には、ついに岩田@王子のシュートが決まる。この機を境に古河はキルでも
ないのに王子にパワープレーの形を作られてしまう。かつ、この状況が続いている。
このあと矢島がペナルティーを取り古河パワーとなるが、このチャンスをほとんど
活かせない。王子パワーの"型"を崩すことはできるが、古河FWがアタックしても
大部分が王子DFにつぶされてしまう。ついには12:13に桝川@王子が得点。
この得点の前に、パックを持った王子FWが入江弟@古河のすぐ前を通過していった
場面があったのだが、入江弟はまったくパックに興味がないかのように手出しを
しなかった。王子FWにはだれもついていないのに。そこでチェックしてれば少しは
変わったかもしれない状況だったのに。桝川の得点が決まったとき、この王子FW
(名前を覚えていない)は一瞬、「あっ、はいっちゃったよ」というような
表情をしていたようにみえた。
14:36からの古河キルでは、王子にゴール後ろへ回り込まれてしまい、きけんな状態が
続いた。このパターンは古河の危険場面の代表的なものだと思う。ほかのチーム
との試合、特にコクド,西武戦でも、得点される場面は「ゴール後ろからパック
キャリアーに回り込まれて...」というものが多いはず。逆に、古河はパワーに
なったときなどにそういうプレーができない(相手チームがそうさせないのだが)。
しかし、昨日の試合もそうだったが、古河の立ち上がりはとてもと良いと思った。
ただそれが続かないのだ。一度王子に攻め込まれると、もうダメといったように
なってしまうのだ!!
2ピリ、やはり1ピリからの戦況は続いている。どうしても古河DFの守備に遅れ
が生じてしまう。王子のすばやい攻めの切り返しに追いついていけない。古河側が
守備に戻るとき、すでに王子FWが古河DF後ろでパスをレシーブしているようなことも
1、2度見られた。
こうなってくると、古河陣は勢いが落ち込みにはまってしまったようにみえる。
しかし、6:00ごろガルドンが王子DF壁を横から入り込み得点を挙げた。
ガルドンが一度シュートしたパックは、キーパー相澤@王子が一度はじいたのだが、
ガルドンがそのリバウンドを拾いついに王子ゴールに収めたのだ。きれいに決まった
リバウンドで、ガルドンの粘り強い底力を垣間見た。これが古河メンバーへの景気づけ
になるかと思われたがなかなかそうはいかないものである。7:22には川平@王子に
点を返されてしまった。
15:00頃、フェンスが邪魔で見えなかったのだがちょっとしたいざこざが発生。
結局、村上@古河と飯塚@王子がボックスイン。続いて桝川@王子がスラッシングで
ペナルティーボックスへ。古河:4人対王子:3になった。が、なんとここで王子に
得点を許してしまった。4:3も難しいとは思うが、まさかの失点であった。
3ピリ開始、古河はスピードも勢いもよくなっている。ディフェンスも守備への移動が
きれいに決まっている。「これがDFのかっこいいとこだよなー」と思えるくらい
である。しかし、これもまた長くは続かなかった。再び古河DFに遅れが目立つように
なってきた。
8:06、クラムスコイ@王子が得点。川平、山中のダブルアシスト。
13:11、矢島がニュートラルでパックをレシーブし、そのままひとりで古河の
ゴール後をレフトからライトへぐるっと半周。この間、古河DFは手が出せない。
矢島は、ライトにいた板橋にパスをだし、板橋はレフトにいた桝川へとつなぎ、
桝川のシュートが古河ゴール中に。"さすが王子"であった。
13:45。古河も負けまいと点を取り返す。伊勢泰、ガルドンの絶妙のアシストから
マードルの得点だった。最終的なアシストを出したのは誰であったか覚えていないが
泰、ガルドンいずれにせよ、状況を落ちついて見たうえでの"スゴイ"アシストだった。
このまま王子リードでゲーム終了。
古河、昨日の試合に比べれば、今日の方がよくなっていたと思える。
日光開幕戦で気づいた点:
DFも良くなってはいたと思うが、やっぱり守備が遅れ気味。
後半はFWがよく走っていたが、シュートが少ない。
立ち上がりのFWの勢いはなかなかのもの。
尾形もキープ力アップ!!
今後の試合に期待!!
今年はニッキーはお休み?
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