アイスホッケーの本場カナダのバンフ・ホッケーアカデミー・スクールのサマースクールが３０日、県立霧降アイスアリーナで開校した。県内の小、中学、高校生、一般女子１２０人が受講している。昨年に次いでの開校。日光市出身でバンフに移住した星野力さん（５０）と星野さんの日光高校時代の同級生、小平淳さん（５０）が橋渡し役となり、国際親善と栃木のアイスホッケーの強化を目的に県アイスホッケー連盟の協力を得て実現した。６人のコーチ、デモンストレーターを招き、コーチには元北米プロアイスホッケーリーグ（NHL）ニューヨークレンジャースの選手もいる。

カナダやアメリカのジュニアチームでは夏でも氷上練習が盛んだという。今回も本場のトレーニング方法を身に着けレベルアップしようと、リンク上では初日から熱のこもった練習風景が見られる。

８日までの１０日間のスケジュールの中には英会話の時間も盛り込まれている。海外に出たときや、外国人コーチの指導を受ける機会に自己紹介くらいできるようにという狙いだ。小平さんは「ホッケー人口が減っているので日光の活性化のためにと昨年、県アイスホッケー連盟にも協力してもらい始めた。ホッケーの魅力を多くの子どもたちに伝えるために今後も続けていければ」と、子供たちの生き生きした動きに熱い視線を送っていた。

土屋 明仁(つちや あきひと)　 akihito@j.dendai.ac.jp