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中宮祠、日光東が分ける
県中学IH 第17回全国中学スケート競技大会アイスホッケー競技会県予選会兼第49回県中学総体アイスホッケー大会は25日、日光市の霧降アイスアリーナで開幕。初日は中宮祠−日光東のリーグ戦1回戦を行い、2−2と両者譲らず、ともに1分けとした。
先制を許した日光東だったが、第2ピリオドには逆転に成功した。1分33秒に北条賢悟が決め、まず同点。続く8分33秒には、福田郁己、加藤寿のアシストから藤田諭がゲットし、2−1とした。
中宮祠はパワープレーを生かし、同点に追いついた。1−2で迎えた第3ピリオド8分8秒、三村のシュートから、ゴール前に詰めていた田村恵一がリバウンドを拾い、ゲット。2−2と日光東に追いついた。
◇リーグ戦
1 2 3 合計
日光東 0 2 0 2(1分け)
中宮祠 1 0 1 2(1分け)
得点者
【日】
北条(細越)、藤田(福田、加藤)
【中】
田村(なし)(飯見)
選手の表情に明暗
追いついた中宮祠と追いつかれた日光東。選手たちの表情は実に好対照、同じ1分けにも明暗がくっきり分かれた。
1−2から息を吹き返した中宮祠。同点の瞬間には選手たちのみならず、ベンチ、応援席からも大きな歓声が上がった。ゴールを決めた田村恵一も「リードされ、いやなムードだったので、何とか決めたかったから」と満足顔。小平忠コーチも「いい内容だった。勝ちに等しい」と相好を崩した。
一方。肩を落としていたのは日光東の選手たち。藤田諭主将は「逃げ切れると思ったが・・・。悔しいです」と言葉も少ない。先の日光市長杯では優勝を果たしているだけに大島秀孝監督は「(この1分けは)負けと思い、崖っぷちに立ったつもりで次戦に臨みたい」。
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土屋 明仁(つちや あきひと)
akihito@j.dendai.ac.jp