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「応援のしがいがある」熱心な古河ファン
日光シリーズ開幕戦で日本製紙を下し意気上がる古河電工だったが、思わぬ大
敗に肩を落とすしかなかった。この日、会場となった日光霧降アイスアリー
ナには 4日の再現を見ようと熱心なファン約千百人が詰め掛け、熱気ムンムン。
強豪との新王子製紙とはシーズン前の定期戦で勝っているだけに期待が集まった。
毎回、地元での試合には駆けつけるという日光市下鉢石町の自営業山中武さん(53)
は、「今シーズンは動きが違う。応援のしがいがある」と夢中になって試合を
追っていた。県アイスホッケー連盟の千葉哲夫理事長も「外国人の加入と日本
人の補強で軸になる選手ができた。これまでのの古河とは違う」と熱い視線を
送った。
しかし、先制した試合も2―2で迎えた第 2ピリオド終盤の我慢どころでFW村上
が冷静さを欠き、ダブルマイナーペナルティー( 4分間退場)を取られた。残り
7秒パワープレーで勝ち越された後は集中力を失い、第 3ピリオドも散々の出
来で、ファンの期待にはこたえられなかった。
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土屋 明仁(つちや あきひと)
akihito@j.dendai.ac.jp