関東高校IH 第4回関東高校スケート競技選手権大会アイスホッケー競技会は17日、茨城
県のサンピア日立アイスアリーナで決勝戦を行ない、日光が水戸短大付属(茨
城)を6―1で下し、2年ぶり3回目の優勝を飾った。
去年と同一カードになった決勝。日光は1―1で向かえた第3ピリオド、パワー
プレーの好機を確実にものにした。11分23秒、小平憲彦―小平大樹とつなぎ、
高橋鉄也が勝ち越しのゲット。13分には高橋淳一主将が自ら持ち込み会心の
ゴールを決めた。この後も攻撃の手を緩めず、第3ピリオドにも大量5得点。
浮き足立った水戸短付を一気に突き放し、昨年の雪辱を見事に果たした。
決勝戦
1 2 3 合計
日光(栃木) 1 0 5 6
水戸短大付(茨城) 0 1 0 1
得点者
【日光】
小平憲(なし)
高橋鉄(小平憲、小平大)(小平大、井上)
高橋淳(なし)
小平大(小平憲)
桜井(なし)
【水】
植田(福田)
関東制覇も渋い顔
V奪還にも、日光の高久竜也監督は冷静さを崩さなかっ他。「内容は80点。
パスワークの状況判断がまだ甘いのがマイナス点ですね」と、真っ先に飛び出
した言葉はゲーム分析だった。
第2ピリオド、パスをカットされ同点に追い付かれた。「勝負どころでのミス
は頂けない。つなぐか、持ち込むか、ケース・バイ・ケース。瞬間の判断がもう一
つだな」。選手たちへの注文が続く。
あくまで目標は打倒北海道。「インタハイでベスト4以上。このチームなら決
勝進出も夢ではない」と高久監督は言い切る。関東覇者の栄冠も単なる一里塚
にすぎないようだ。