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日光逃げ切り1勝


全国中学IH県予選 第16回全国中学スケート競技大会アイスホッケー競技県予選兼第48回県中 学総体アイスホッケー大会は21日、日光市の日光霧降アイスアリーナで開幕。 日光東―日光のリーグ戦1試合を行ない、日光が4―3で日光東に競り勝ち、 1勝目をマークした。

日光は第1ピリオド26秒、星野周が先制ゴールを決め第2。3ピリオドにも 着実に加点した。日光東は第3ピリオドに追い上げ1点差に詰め寄ったが、及 ばなかった。

今日22日は日光―中宮祠戦を行なう。

リーグ戦

     1 2 3 合計
日光   1 1 2  4
日光東  1 0 2  3
得点者
【日光】
  星野周(川田)
  野原(なし)
  桧山(土屋、星野憲)
【日光東】
  細越(三田)
  三田(森田)
  斉藤(藤田)

【評】
部員数日光36人、日光東17人。選手層、体力に勝る日光が逃げ切った。

日光は第1ピリオド26秒、川田のアシストを得た星野周がゴール正面から先 制ゴール。第2ピリオド11分42秒には、野原が相手GKのミスを誘う好運な シュートで加点、優位にゲームを進めた。第3ピリオドにも押田、桧山がゲッ ト、一時4―1となり快勝ムードだった。

日光東は最後に意地を見せた。第3ピリオド10分57秒、三田がゴール浦か ら運び鮮やかにシュート、19分過ぎには、それまで好プレーを見せていた斉 藤が速攻でようやく決めた。残り25秒で6人攻撃を仕掛け同点を狙ったが、 一歩及ばなかった。

スケーティングは日光東が勝り、チェック力、ゴール前の決定力は日光に一日 の長があった。ともに、相手の優れた点を身につけることがこれからの課題だ ろう。

「疲れのピークかな」
「毎年(日光)市長杯に勝つと、この大会で気の緩みが出てしまう」。日光の 大橋一成監督は思わぬ苦戦に表情はいまひとつだった。

優勝を飾った市長杯では日光東に10―4と大勝し、十分手ごたえをつかんで臨 んだ。しかし第3ピリオド、思惑と違って日光東の猛反撃に遭った。残り1分 を切り4―3と同点に。大橋監督は「早く終れ」と頭上の時計を見つめ続けた。 DFの野原純主将を中心に、選手たちは監督の期待にこたえ、どうにかゴールを 守り切った。

「ここまで接戦になるとは...。疲れのピークかな」と、大橋監督は予想外の 展開に首をかしげていた。

日光東・斉藤優主将
「市長杯の借りを返すため、立ち上がりを大切にしようと試合に臨んだが負け て悔しい。チームの動きはよかったが、まだ守りがだめ。来年の関東大会では もう一度頑張りたい」

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土屋 明仁(つちや あきひと) ME akihito@j.dendai.ac.jp