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本県勢が初の総合V(アイスホッケー)
日光杉並木国体 数々の熱戦、思い出、友情の輪を広げ、日光杉並木国体は北海道・釧路国体にバトンタッチされたー。第51回冬期国体スケート、アイスホッケー競技会最終日は29日、日光市のアーデル霧降りスポーツバレイを主会場に日光、今市両市の5会場で熱戦を繰り広げた。本県はアイスホッケー競技で少・青年とも優勝を逃がしたものの健闘、準優勝で初の総合優勝(天皇杯得点)を飾った。スケート競技は、青年男子A千メートルで羽右国臣選手(日大)が初優勝した。
12年ぶりに少・青年ダブル決勝進出のアイスホッケーは、少年が”常勝”北海道と対戦、第2ピリオドまで2‐2と接戦を演じたものの2‐3で敗れた。青年は学生主体の東京に最後まで粘ったものの2‐8で涙を飲んだ。
スピードは10種別の決勝に臨み、成年男子A千メートルの羽右選手が1分15秒87の大会新記録で優勝。国体で2種目優勝は1972年の第27回大会で大出和江選手(当時日光高)が一般女子5百、千メートルで二冠以来、24年ぶり。男子では初めて。
競技は各会場とも午後0時半までに終了。午後3時から日光市総合会館で閉会式が行なわれた。成績発表の後、表彰に移り、アイスホッケー競技では富田正一日本アイスホッケー連盟専務理事から総合1位の本県、入江淳夫成年監督にトロフィーが授与された。続いて安西孝之大会会長があいさつ。「若い力」「県民の歌」などの合唱のあと、次期開催県の「北海道県民の歌」が会場に響き、4日間にわたった氷上の祭典の幕を閉じた。
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土屋 明仁(つちや あきひと)
akihito@j.dendai.ac.jp