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古河歯車狂い”自滅”

西武に中盤3失点


スポット

「4位確保」へ残り9試合奮起を!

去年12月3日以来、76日ぶりに古河の地元・日光で開催となった一戦は、ストレスの残るゲームとなった。微妙にシュートの角度が狂う、守りのミスからの失点と「新生・古河」にふさわしくなかった。試合前の池田正幸監督の指示は「久しぶりの試合だから細かいパスを避け、速めにシュートを打っていけ」だった。フタを開けてみると西武の脚力とゴール前の当たりの強さ、リバウンドを稼げる低いシュートが目立つ。古河は高いシュートに始終、チャンスの芽を広げられなかった。

西武に苦手意識を持ち始めたのかもしれない。前期は2勝2敗のイーブンだったものの、年が明けてからは全日本選手権、先のJOC大会でいずれも苦杯をなめている。長谷川伸樹主将は「特に意識はしていないが、今日は自分たちの走るホッケーを相手にされてしまった」と肩を落した。

これまで助っ人のガルドン、マードルが勝利の立ち役者となってきたが、各チームとも二人に対して必要以上に厳しいチェックをしてくる。池田監督は「いかに先制点を奪い逃げ切るか。外国人セット以外のセットに、より奮起が必要」と”純血セット”に期待する。

創部70周年の記念すべき今シーズンは「4位確保」は最低の条件。残り9試合(日光では3試合)、この試合の反省を基にどんなプレーで結論を出すか注目したい。

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土屋 明仁(つちや あきひと) ME akihito@j.dendai.ac.jp