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NHL(ニッコー・ホッケー・レディース)旗揚げへ
今市、日光中心に
県内2番目のクラブチーム
目指せ全日本大会ー。日光、今市両市の女性が中心となったアイスホッケーのクラブチームが6月に旗揚げする。その名も「ニッコー・ホッケー・レディース」(NHL)。県内では先の全日本大会に出場したセキスイJAPO(宇都宮)に次いで2番目のクラブチームになる。6月に日本アイスホッケー連盟(日ア連)の新規登録を行ない、来季から全日本大会を目標に本格的な活動に入る。
同チームは3年前に愛好会からスタート。結婚や仕事などの関係でセキスイJAPOを退いたメンバーを中心に、かつて女子チームを持っていた小山遊園地でプレーしていた選手とスピードスケートやフィールドホッケー経験者など中学生から30代で編成している。
試合経験のないメンバーから正式な大会に出場したいという声が上がり、日ア連に登録することになった。首脳陣も内定し、12人という登録条件を満たす15人が集まったことで、今後の手続きは書類提出することになっている。
全日本大会でゴールキーパーとして活躍したキャプテンの石塚まゆみさん(26)は「練習は月2、3回のペース。練習量の少ない分は今後も集中してやっていくことでカバーしたい。また全日本大会に出たいですね」と目を輝かせる。
少ない練習時間を生かすため、子供のいるメンバーは「子供が熱を出したとき以外は家庭の理解を得て参加する」「独身者はでートより優先させる」ーなどを約束し合い結果を図ってきた。
2児の母親のアシスタント・キャプテン、吉新美香さん(25)も「県内で2チームになれば女子ホッケーへの関心も高まると思うので頑張りたい」と張り切っている。
ただ、今後のチーム運営で課題なのが、資金面の確保。大会参加ともなれば遠征費や練習料を増やすためのリンク使用料も頭の痛いところ。スポンサー探しも始めなければならない。さらにメンバーも20人は欲しいという。
同チームへの参加など問い合わせは吉新さん方(日光市松原、旭屋食堂)TEL:0288-54-0674へ。
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土屋 明仁(つちや あきひと)
akihito@j.dendai.ac.jp