県アイスホッケー 第51回県アイスホッケー選手権大会は9日夜、日光霧降りアイスアリーナで決勝を行ない、日光高が中禅寺クラブを1ー0で下し、2年ぶりの優勝を決めた。
日光高は0ー1で向かえた第3ピリオド11分50秒、パワープレーのチャンスに、LD高橋常幸が自ら持ち込み、豪快な決勝ゴールをたたき込んだ。
決勝
日光高 0 0 1|1
中禅寺クラブ 0 0 0|0
得点者
【日】高橋常(なし)
【評】
日光高の粘り強いディフェンスが光った。積極的に攻撃を仕掛けた中禅寺クラブだが、日光高の小島、小暮両GKの堅守と、しつようなチェックに根負けしてしまった。
新チームということもあり、DF重視で臨んだ日光高。守りに守って最後につかんだ好機をきっちりものにした。第3ピリオド11分50秒のパワープレー。自陣から切り返したLD高橋常だが、会心のシュートをたたき込んだ。
攻めでは中禅寺に分があったが、最後の最後で痛い反則。冷静さを失ったのが失点につながってしまった。
闘志で相手を圧倒
ブロック決勝、決勝と2試合連続の完封勝利。日光高の山本政明コーチは「きっちり守ってくれた。指示通りのプレー」と、会心の笑みを浮かべた。
新チーム発足間もないこともあって、組織プレーはまだまだだが、各選手が気迫あふれるハードッチェックで中禅寺クラブの猛攻をしのいだ。技術よりも闘志で相手を圧倒した。
決勝ゴールを決めた高橋常幸は「ここしかないと思った」と、声を弾ませた。豪快にたたき込まれたパックには、選手全員の気持ちが乗り移ったのかもしれない。
中禅寺クラブ・岡本浩和副将(終始攻めながら日光高に惜敗、Vを逃す)「第3ピリオドも終盤になって集中力を欠いてしまった。いいゲームをしていただけに残念」