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氷(アイス)るファン集う

日光で古河感謝デー


アイスホッケー日本リーグ4位となった古河電工の「ファン感謝デー」が17日、日光市の古河電工リンクで盛大に行なわれた。選手は試合で見せる表情と打って変わり和やかそのもの。エキシビジョンゲームの選手の華麗なスティックワークにファンは満足していた。

創部70周年の古河は、9シーズンぶりに最下位を脱出、24シーズンぶりに4位(6チーム制で初)を確保した。このためファン感謝デーが始めて企画された。

この日は県内はじめ東京、群馬など県外組も含めて約800人が足を運んだ。スポットライトに浮かび上がった選手一人ひとりがリンクに登場すると、会場から割れ響くような拍手。池田正幸監督が「飛躍的な成績が出せたのもファンの皆さんの熱い応援があったからこそ」とあいさつ。

続いて「見せます このスピード この妙技」と題した第1部は、全選手参加しての紅白戦や小、中学生とのゲームなどが行なわれた。シュートされたパックのスピードを競うゲームや、パックで風船を割るゲームでは今シーズン大活躍したガルドン、マードルが技を見せつけた。またユニホームなどが当たる抽選会は好評を博した。

第2部では選手が模擬店を出し、焼きそば、豚汁などをサービス。ファンは選手と一緒に写真を撮ったりして、楽しい一日を過ごした。長谷川伸樹主将は「来シーズンもファンに喜んでもらえるようオフはトレーニングを積みたい」と話していた。

愛称は「ニッキー」 古河電工アイスホッケー部のマスコット、シカの縫いぐるみの愛称が「ニッキー」に決まった。

縫いぐるみは、日光市内のアイスホッケーファンらでつくる「日光愛すホッケー狂会」(森久会長)が同部の低迷脱出を願い、約百万円を掛けて作成、愛称を公募していた。

156通の応募の中から小山市松沼、主婦片柳厚子さん(27)の「ニッキー」が採用された。片柳さんは「まさか自分のものが選ばれるとは。これから一層古河の応援をしたい」と笑顔で話していた。


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土屋 明仁(つちや あきひと) ME akihito@j.dendai.ac.jp