旧ページ: プラティケリウム ビフルカツム 1号


旧ページ: プラティケリウム ビフルカツム 1号
Platycerium bifurcatum (Cav.) C. Chr. subsp. bifurcatum Hennipm. & Roos

ビフルカツムはオーストラリアの東海岸沿いの地域に広く分布するビカクシダです.分岐した細長い(斜)上向きの胞子葉と縁に浅いきれこみのある貯水葉が特 徴です.胞子葉の先端部は垂れ下がることが多いのですが,まれにそのまま真っ直ぐに伸びる個体もあります.胞子葉の寿命は比較的長く,2~3年です.一 方,貯水葉はというとこれも上方あるいは斜め上に向かって短く伸びます.貯水葉は伸長が完了するとすみやかに枯死して茶色に変色します.
また,ビフルカツムは用意に子株をつくります.購入してそのまま何年も放っておくと親株をとりまくように子株が成長してボールのようにビカク玉が出来あがります.
ビフルカツムはビカクシダ栽培に入門する者としてぜひともおさえておきたい品種で,最も栽培容易な品種です.これを知らずしてビカクシダを語ることなか れ.ビカクシダ栽培の基本中の基本です.水のやり過ぎに気を付けていればご機嫌です.環境適応力も非常に強く,暑さ寒さ,日照の強弱にも非常によく慣れて くれます.さらに園芸品種が多く,さまざまな品種をコレクションするのも楽しいでしょう.とくれば,もうビカクをやってみるしかありませんな.

1998年4月23日に購入

購入理由
やっぱりビカクシダが好きだということが分かったため.

購入にあたって注意したこと
・株全体のバランス
・病害虫の有無
店にはこれ一鉢だったし,上記の項目は全てクリアしていたので即購入決定. また,ビカクシダといって販売されている株はその年毎に微妙に品種が異なっているように思えるのですが...やっぱりその年によって流行があるのだろうか?! この購入した品種は,わりと好みのタイプでした.この点も購入理由としては重要です.

 

再チャレンジ
実はビカクシダ栽培は2度目.一度目は中学1年のころでした.ところがこのときは,水のあげすぎ,犬に噛まれたなどの原因によって一冬超えた翌夏に枯れ てしまいました.それ以来,お店でビカクシダを見かけることもなく,いつしかビカクシダを意識することもなくなってしまったのでした.今度は,枯らしてし まうことなく末永くビカクシダとおつきあいしたいものです.

 

栽培のコツ
水やり
用土の表面が乾いたら十分にあたえます.

成長の活動が弱くなる休眠期は,水が切れて葉がしおれてきてたら十分に潅水しています.
置き場所
午前中に直射日光/午後は明るい日陰がよい.風通しをよくする.
成長期
日本の夏のような暑さがあまり好きではないようです.20度前後のほうが機嫌がよく,うちでは夏に休眠気味/晩秋から初夏に成長期となってしまっています.
栽培の記録
2001年3月25日
ベランダに出したビカク.葉を調べていたらお漬しになったような部分を発見.これってウイルス?細菌病?それとも急に冷えたからそのショック?超ショック.

葉の付け根まではひろがっていなかったので,とりあえず葉を切り取りました.これで株全体が一気に透明になって枯れてしまったら...ビカクロス症候群が発症してしまうにちがいありません.
2001年3月17日
気温が高くなってきているのと,すでにベランダには朝のうち直射光が数十分程度あたるようになってきていることから,このまま部屋の中にあるよりはいいだろうということで,ベランダに出しました.これから初夏までの間,成長旺盛シーズンに入ります.そろそろ家に来て3年がたつんですねー.
2001年2月28日
机の上に置かれています.昼間は真っ暗です.出てきた葉はひょろひょろです.これはほんとにかわいそうで,日々何とかしてあげたいと思っているのですが,今の部屋,まったくもってどうしようもないんです.あと1ヶ月とちょっとだけがんばって!
2000年10月29日
ベランダに居残り中.

この株は秋から梅雨明けまでが成長期になっています.でも部屋の中では十分な日光を与えられないのです.おかげで貯水用はひょろっとした感じで,“くたっ”と垂れてしまいがちです.解決策は...引越ししかない.

しっかし,こいつ全然子株が出ない.注:小株の出具合は個体差がありますから,よく観察して購入しましょうね.
2000年4月30日
大きくなりすぎて外に置くスペースがなかなか作れないです.どうしましょ.
2000年3月21日
こいつは秋冬春が成長期.新葉が出まくり.でも日照が弱いので葉が軟弱になってしまうのが残念.
1999年12月19日
落ち葉止めのなかはゴミため状態.猛烈に成長中です.こんなときにはもっと陽に当ててあげたいのですけれどね.
1999年10月11日
潅水は1週間~10日に一回.施肥は行っておりませが,そのかわりに落ち葉止めには,ランの落ち葉などが溜まっています.これらの落ち葉は,以前与えた肥料とあいまって腐食・分解が始まっており,それが養分になるのかなと思います.ちなみに右の写真,いすの高さは約45cmです.
1999年6月20日
かなりマッチョ?水やりは1週間に一度ぐらい.肥料は植え替え後の為あたえていない.