プルメリア:Black Ruby 比較
JL Black Ruby 執念のお迎え完。「ぜってーだ、ぜってぇ今シーズン中にゲットだかんな!」と心に誓い2ヶ月が経ったころ、よいご縁に巡りあうことができました。ときにフットワーク命。
樹勢は弱いそうで、とてもチャレンジングな一品。熟成した赤ワインのような深みのある赤い花には静かな情熱のようなものがあり、そこからは樹勢の弱さなんてすこしも感じとれません。でも調べたところによると、赤系のプルは、挿し木で根がなかなか出ないといったような、性質にくせのあるものが多いのだとか。やる気が出てきますね〜。しっとりと落ち着いた大人の雰囲気の花、なんとしてでも咲かせて見てみたいものです。
入手から半月ほど経ち、新たな葉が3、4枚増えました。成長の様子は、このまま動き続けるのか止まってしまうのかハラハラするような微妙な勢い。色素は薄く、枝は細く、新芽付近には白い微毛が生えていて。なんとなく、末成り(うらなり)のようなか弱さを感じます。
この様子だと用土の過湿にも弱いのではないかと思い、他のプルに比べると若干乾かし気味の管理です。一旦根腐れするとなかなか回復しなさそう。水が枯れてくると枝にシワがよりますが、潅水すると枝はふたたび太り元に戻ります。どうやら根っこはたしかに生きていていて水を吸い上げている模様。けど、決して必要以上には水分を吸い上げない、ぽい・・・。
花が咲いたあとに2又になったみたいです。葉っぱの付いていた跡の間隔が狭いですよね。微妙な間隔の変化から、前回の開花から何年経っているかがわかります。たぶん5,6年は経っていそう。それでもこの大きさ。先端の葉が付いている部分なんて、小指の先よりも細いぐらいしかありません。とても育て甲斐があるけれど、枯れるのコワイ。接ぎ木したら勢いが増すのでしょうか。将来的には接木してバックアップをつくりたいです。
あ、それと、枝についている地衣類がいい感じです。地衣類にもぜひ成長してもらいたいなあ。
↓ Black Ruby(aka.Black Tiger)とJL Black Rubyの比較。全然違います笑
Black Ruby(aka. Black Tiger)の茎は頑強そうです。接木されたもの、というのも大きく影響しているかもしれません。茎は柔らかくぷにぷにします。水がかれるとシワが寄るけど水やると元に戻る、とかもう多肉植物カテゴリでもおかしくありません。。
そろそろ花は終わりそう。三又に分かれる予定の芽がなかなか本格的に動きはじめないので、蕾はもう除去してしまいました。花が終わったら芽の方にパワーをまわしてほしいです。
今年迎えたプルは:
1.挿 木 Plumeria x rubra 'Amaron's Curly White'(Google画像)
2.済接木 Plumeria x rubra 'Black Tiger' (Google画像)
3.済挿木 Plumeria x rubra 'Celadine' (Google画像)
4.挿 木 Plumeria x rubra 'Cindy Morange' (Google画像)#枯れ
5.挿 木 Plumeria x rubra 'Leela' (Google画像)
6.挿 木 Plumeria x rubra 'Moragne Rainbow' (Google画像)
7.挿 木 Plumeria x rubra 'Moragne #23' (Google画像)
8.済挿木 Plumeria x rubra 'Penang Peach' (Google画像)
9.済挿木 Plumeria x rubra 'JL Black Ruby' (Google画像)
このうち、5はそろそろ発根、1,6は発根済。4,7は発根失敗→切り戻し→カルス発生待ち。
↓左:Moragne Rainbow、中:Amaron's curly white、右端:Black Tiger、中下棍棒:Leela
↓発根失敗の Moragne#23(長いほう)、Cindy Moragne(短いほう)
購入して挿し木後1ヶ月経ったところで一旦チェック入れたら、切り口が腐っていました。腐った部分をカットして2,3日水を吸わせてそれから切り口を自然乾燥。ところが、Cindy Moragneは水を吸わせる時間が足りなかったためか、自然乾燥中に切り口がしゅわしゅわにしなびてしまい失敗。育ち始めていた葉からの水分蒸散で枝の中の水分が足りなくなってしまったのが原因だと思われました。ということで、Cindy Moragne2回めの切り戻し→2,3日水吸わせ→育ち始めていた葉をカット→切り口封印。
↓Cindy Moragneの切り口封印。
ふつうは自然乾燥させるのですが、またしなびたら嫌だなと思い、切り口にアロンアルファを塗り封印しました。アロンアルファ封印は個人的にしばしば行うことがあります。職場のパキラも、背が伸びすぎてカットしたときには切り口にアロンアルファ塗ってますし。でもこれまでは”上端の”切り口から水分が蒸散したり雑菌が入ることを防ぐためにしか使ったことがありませんでした。今回は”下端の”切り口を保護するためですから、ちょっと作用が異なるかもしれません。
アロンアルファって水素結合で固まってるとかなんとかで、水分がないと接着悪いんですよね?たしか。擬似的に切り口が乾燥している効果が得られているのではないかと考えていて、なんとなくうまく行きそうに思っていますが、プルメリアの場合、こういった封印をしてはたしてカルスが形成されるかどうかは不明です。今回はテストです。結果は10日後ぐらいにわかるかもですね。これがうまくいったらけっこう画期的な気が。ふふふ。
↓こんな感じで吊ってあります。長いほうの Moragne#23 は自然乾燥がうまくいって、切り口が盛り上がりヒビが入ってきました。カットしてから10日経ちましたかねぇ。なんとかあと2ヶ月ぐらいで葉っぱを5枚は展開してほしいですが。(ムリかな?)
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