ベランダ居残り組 Dec. 16, 2018
写真は12月9日に撮影したものです。その後、13日に室内に取り込んでいます。例年、最低気温が5℃を安定的に下回ることを目安にしてビフルかツムを取り込むと、ベランダには若干の低木と冬型球根を残すのみとなり、植物の面倒を見るために外に出る機会はググッと少なくなります。11月は汗ばむような陽気の日も多く、今年は暖冬になってあわよくば年明けるまでビフルカツムを外に出したままにできるかと思いきや(!)・・・12月になって一気に気温が下がり、やっぱり今年もいつもと変わらないのかと、淡い期待は泡のごとく消え去ったのでした、、。
我が家でのビカクシダ取り込みですが、10月中〜下旬、最低気温が13℃ほどになったらコロナリウムとリドレイ、エレファントティスを。11月中旬、最低気温が10℃ほどになったらアルシコルネやバッセイを。11月下旬、最低気温が8℃を下回るようになってきたらヒリー、ビーチーを。そして最後、年末の最低気温が5度を下回るようになったらビフルカツムをとりこみ、おわりとなります。「・・・ほどになったら」「・・・を下回るようになってきたら」と、じつは微妙な違いがあって、そのあたりの感覚を伝えるのはちょっと難しいのですが、植物の方もすこしは許容範囲を持ち合わせているようなので、あまり細かく考えすぎなくても良いと思います。それぞれもう少し(1−2℃)低い気温にも耐えると思いますが、うちのベランダ環境では上記のように扱うと綺麗な葉のまま冬をこすことができます。それと、これはずっと気になっているんですが、ヒリーとビフルカツムは性質が似ているように思えて、実はヒリーはビフルカツムと比べて僅かに耐寒性能が劣ると感じているのですが、いかがでしょうか?ほんとうに僅かに、なんですが、、。
以前はビフルカツムは通年屋外越冬していましたが、乾燥した寒風におもいきり晒されてボロくなってしまうのと、春以降の立ち上がりから綺麗な状態への復活までの時間が無駄に思え、止めました。せっかくきれいに復活したと思ったらすぐまた冬、なんて、なんだか修行のようになってしまうので。
↓ところでこのビフルカツム、ちょっとよいと思いませんか。ネペンとサラセニアをやっている(ブロメリアも?)御仁からのいただき物で、ハワイ島産のビフルカツム(?)。貯水葉はコンパクトながらも上部辺縁の切れ込みやコントラストのある葉脈はウィリンキーを彷彿とさせます。よく見ると胞子葉の輪郭も、キュッ、ス〜ッ、パァッ!っとウィリンキーの面影が見え隠れ。現地での写真を見せていただいたんですが、この株の姿と比べてもうちょっと伸びやかな雰囲気の姿をしていました。ビフルカツムというにはスマートすぎるし、ウィリンキーと言うにはキリッとしすぎているし、なんとも不思議な雰囲気のビカクシダ。
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