ビカクシダ

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ビカクシダのための?ホームセンシング その1/3

IoTで楽しむビカクシダシリーズ??
今回は、自宅のセンシングシステムを紹介し、その構築方法について簡単に説明します。
ビカクシダ のため、だけではなく広く観葉植物や洋ランの栽培にも応用できる、ホームセンシング/リモートセンシング。うちも導入したいなぁ、と検討中のかた必見です!そうではないかたも、IoT、ラズパイ、Python、ワイヤレスセンサ、やってみたらビカクシダ 栽培がもっと楽しくなるかもしれません。

今回は既製品を紹介していますが、素朴に「お手軽&便利に使える」ことが気に入っています。それなりの価格はしますが、高価ではありません。こんなふうに手軽でコンパクトに使えるセンサはなかなかありませんし(2021年末時点で)おすすめの機器と言えるかと思います。メーカーコマーシャルではありませんよ!!

電子工作でセンシングシステムを作り上げるのも面白いのですが、電源設計やワイヤレス化の課題がけっこう重くのしかかってきます。また、植物育成環境なので水がかかることもあるだろうし、工作不良などもあるだろうし、それが原因でバッテリがショートでもしたらと考えると・・・。電子工作によるシステムは実用面で安全性に大きな課題があるとも考えることができます。以上のような労力や安全面での事柄をいろいろ検討すると、これはなかなかバランスの良い製品なのではないかな、と思うのです。 とはいえ、部品から手作りすることもとっても好きなので、機会があったら電子工作によるナニカの組み立ても動画アップしてみたいですね!!

Platycerium elephantotis

Platycerium elephantotis Schweinf., Bot. Zeitung (Berlin) 29: 361, fig. (1871).

毎年7月下旬から8月上旬に貯水葉が動き出します。子株はもう少し早い時期から動き始めます。左側の株(写真真ん中の株)は6月ごろに動き出していました。大きく育つと動き出しが遅くなってくるんでしょうか。・・・大きくても昔はもっと早い時期に動き始めていたのに、年々遅くなってきていないかな?と気になり2005年ごろの写真を見てみたら、やっぱり7月下旬ごろに動き出していました。気のせいでしょうかねぇ、この感覚のズレ、というより勝手な思い込み?トシのせいでしょうか、、。

4年前後で子株を採り、株を更新しています。真ん中のこの親株(写真右側の株)は2016年6月に株分けして付け直した子株が成長したものですが、このぐらいのサイズになってくると成長サイクルの始まりが8月になってきます。しかも動き出しは元気がない。

Platycerium elephantotis

Platycerium elephantotis

昨年なんかはあまりに元気がない活動開始で、いよいよ枯れるのかと心配して右側にあった子株をバックアップとして鉢あげしたのでした。でも親株はそのあとみるみる大きな貯水葉を出すようになり無事にいつも通りの成長を。子株をとった場所にはまた新たな子株が。

Platycerium elephantotis

何年か経った株を見ると分かりますが、エレファントティスはけっこう茎が伸びます。基部の厚みがある貯水葉を毎年5枚ほど、胞子葉を2枚だしているので、よく考えてみれば納得です。大きくなった株の動き出しに元気がないのは、新しく出てきて伸びようとしている根がうまく張れないから?うまく水分を得られないから?だいたい、毎年冬の終わりから春のはじめは何かと気ぜわしく、あまり十分な世話ができているとは言えないような感じです。結局はお世話か、、。

Platycerium elephantotis

「来年は株分けせずに大株群生にしてみようかなぁ。」・・・まぁこれも何年かに一度ほどの頻度で定期的に言ってる気がしますが、これを言い出すとそろそろ株分け。実際胞子葉は大きく育つと思うので、そうなるとベランダの通行の妨げになってしまうんですよね。いや、でも今回は株分けしないで、伸びた茎メンテも施し、このままいってみようではないですか。

Platycerium elephantotis

2019-09-16 16:33:50 +0900

暖かくなってきました

今年の冬はとにかく乾燥乾燥、空気の乾燥がひどかった。ほんとに雨が降らず、年末からは冷たく乾いた風がずっと吹いていた印象。室内では湿度50パーセントを目標に加湿器を回しているけれど、加湿器本体の湿度表示は30%台を示し続けていた。昨年はもうちょっと高い数値を示していたんじゃないだろうか。加湿器内部の吸水材みたいな部材ももう何年も使い続けているから、劣化が進んでいて加湿性能の低下にかなり影響を及ぼしているのかもしれない。いやしかし、やっぱりなんといっても原因は外気の乾燥だろうなぁ。

さらにこの1年間は、気苦労が多く失うものばかりで得るものが何もなかった某役に就いていたため、例年に比べて植物の様子を観察する時間がなかなかとれなかった。水を欲しがっているときに水をあげられなかったことが何度もあって、その度に「あぁぁ、もっとこまめに観察してはやめに水をあげるべきだった」と後悔を繰り返していたのだ。そう、心も乾燥していたっ!冬のあいだ室内に保護しているときは植物は次第に弱りつつあるから、本来であれば自分の生気を少しずつ植物に分け与えてなんとか春を迎えられるようにしてあげなければならないのだけれど、それができていなかった、、。体力の小さな植物はかなり枯れたし、いくつかのビカクシダはこの時期の立ち上がりの状況が思わしくない。これからの季節にしっかり草さんには回復してもらおう。そしてしっかり草さんからエネルギーをもらって心を潤わす。次の冬に備えて!

↓今冬はしっかりしたビカクシダラックを1台増設した。もともと細いアルミフレーム製の小さめのものがあったのだが、材をバラして別の目的で使用してしまっていたので、この際にというわけで。もともとホルタミーとコロナリウムの配置をどうにかしようという目的があったので、そもそも細いアフミフレームは強度の面から却下だったのだけど。

↓ こっち側向いてるホルタミー。向こう側にはコロナリウムをぶら下げている。1週間に1度、ラックの向きを180度回転している。ホルタミーとコロナリウムはけっこう重く(とくに水をやった後などは)、向きを変えるのはちょっと大変。

Platyceirum holttumii

↓ こっちがコロナリウム面。 コロナリウムはタイ産のやや細葉。けっこう好みのタイプ。いま3枚目の胞子葉が伸び始めている。2枚目の胞子葉は下に垂れ下が葉の最初の分岐のところで、半分の葉を折り失ってしまったのだけど、全体の葉のボリューム感に紛れて損失はほとんど目立たないよう仕上がっている。どうして折った?って、ラックを180度回転させたり水をやったりしているうちに尻を柔らかい葉にぶつけて。床に落ちた折れた葉を見た瞬間、絶句してそして完全に体が固った。狭い場所でメンテするから。ほんとすんませんでした>タイコロさん。Platyceirum coronarium

↓ ビフルカツムは先週あたり(だったかな)、ヒリーは昨日から外に。ビフルカツムは最低気温が5℃以上になったら、ヒリーはさらにすこし高い気温、というのを室内取り込みやベランダ追い出しの目安にしている。でもいつもの年はベランダ追い出しは4月になってからしていたけれど。今年はSNS民各位における追い出し状況などを参考にして、はやめに出してみた。ビフルカツム、ヒリーは室内ではかなり陽が弱い場所に置いていたため、葉焼けしないよう遮光ネットをセッティング。

Platyceirum bifurcartum

毎年この時期、安定のテコフィレア。春だなぁ。鼻を近づけると春の香りがする。3タイプぐらいを混植しているけれど、あと紫色の品種なんかも混植してみたいなぁ。

Tecophilaea cyanocrocus

ちょうど1年前に、練習にとはじめて買った雪割草。花茎がなかなか伸びず、花弁も何これちっさ!と何かといろいろ心配していたけれど、だんだんと長く、花弁も大きく拡がってくるものなんだって。先日の雪割草の展示会で新たに株導入したところに「やっぱりダメです」となってしまわないかほんとにハラハラ落ち着かない気分だったのだけど、安心です(笑)

しっかり咲いてみると、昨年とは見違えるようなよい花でとても満足。微妙に色合いの異なる赤花2株が植わっていて、手前の方のまだ咲ききっていてない方の株はもっと深い赤だったはず。どう咲くものか楽しみ。

epatica nobilis var. japonica

じつは最近、今後10年20年の自身の植物栽培趣味をどうしていくか、ということを課題として考え始めていて。冬も外にいてくれる植物に強く心が惹きつけられている。

 

ベランダ居残り組 Dec. 16, 2018

写真は12月9日に撮影したものです。その後、13日に室内に取り込んでいます。例年、最低気温が5℃を安定的に下回ることを目安にしてビフルかツムを取り込むと、ベランダには若干の低木と冬型球根を残すのみとなり、植物の面倒を見るために外に出る機会はググッと少なくなります。11月は汗ばむような陽気の日も多く、今年は暖冬になってあわよくば年明けるまでビフルカツムを外に出したままにできるかと思いきや(!)・・・12月になって一気に気温が下がり、やっぱり今年もいつもと変わらないのかと、淡い期待は泡のごとく消え去ったのでした、、。

Platycerium bifurcatum

我が家でのビカクシダ取り込みですが、10月中〜下旬、最低気温が13℃ほどになったらコロナリウムとリドレイ、エレファントティスを。11月中旬、最低気温が10℃ほどになったらアルシコルネやバッセイを。11月下旬、最低気温が8℃を下回るようになってきたらヒリー、ビーチーを。そして最後、年末の最低気温が5度を下回るようになったらビフルカツムをとりこみ、おわりとなります。「・・・ほどになったら」「・・・を下回るようになってきたら」と、じつは微妙な違いがあって、そのあたりの感覚を伝えるのはちょっと難しいのですが、植物の方もすこしは許容範囲を持ち合わせているようなので、あまり細かく考えすぎなくても良いと思います。それぞれもう少し(1−2℃)低い気温にも耐えると思いますが、うちのベランダ環境では上記のように扱うと綺麗な葉のまま冬をこすことができます。それと、これはずっと気になっているんですが、ヒリーとビフルカツムは性質が似ているように思えて、実はヒリーはビフルカツムと比べて僅かに耐寒性能が劣ると感じているのですが、いかがでしょうか?ほんとうに僅かに、なんですが、、。

以前はビフルカツムは通年屋外越冬していましたが、乾燥した寒風におもいきり晒されてボロくなってしまうのと、春以降の立ち上がりから綺麗な状態への復活までの時間が無駄に思え、止めました。せっかくきれいに復活したと思ったらすぐまた冬、なんて、なんだか修行のようになってしまうので。

Platycerium bifurcatum

↓ところでこのビフルカツム、ちょっとよいと思いませんか。ネペンとサラセニアをやっている(ブロメリアも?)御仁からのいただき物で、ハワイ島産のビフルカツム(?)。貯水葉はコンパクトながらも上部辺縁の切れ込みやコントラストのある葉脈はウィリンキーを彷彿とさせます。よく見ると胞子葉の輪郭も、キュッ、ス〜ッ、パァッ!っとウィリンキーの面影が見え隠れ。現地での写真を見せていただいたんですが、この株の姿と比べてもうちょっと伸びやかな雰囲気の姿をしていました。ビフルカツムというにはスマートすぎるし、ウィリンキーと言うにはキリッとしすぎているし、なんとも不思議な雰囲気のビカクシダ。

Platycerium bifurcatum

Platycerium holttumii May 9, 2018

ホルタミーです。

Platycerium holttumii

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