Platycerium wallichii
June#1
投稿者: plattojp 投稿日時: 土, 06/18/2016 - 15:00↓ Platycerium wallichii 1枚目の胞子葉の先端を折ってしまいました・・・。この向こう側にカトレアが置いてあって、カトレアの水やりをするとき(少なくとも1週間に1回ほど、多くて3日に1回)はワリチーをどかして、カトレアコンテナを取り出して、云々・・・と作業するのですが、そのときに私の尻にぶつかって折った可能性が大。やっぱりビカクシダは広い場所で栽培したほうがいいですねぇ。がさがさ場所を動かさないほうがいいでしょうし。葉っぱ揺らしたりこすったりするとエチレン放出量が増えるんでしたっけ。植物にとってのストレス物質(?)だったような。
↓ Platycerium quadridichotomum 貯水葉が成長不良です。胞子葉の先端も壊死してしています。今年出る葉っぱはもう全部出てしまっているので、きれいな完成は望みが無くなりました。5月の乾燥した強風にさらしてしまい、新葉先端を傷めてしまったのが原因だと考えています。もうすこし遅くまで室内においておけばよかったです。でも、この後ろ側には子株達がきれいに育っていて、それが救い。もしかすると↓この面はもう収束で、後ろ側が近い将来の正面になるかもしれません。でもその前に子株を取って仕立て直すか、この親株の棒付け直しをする可能性のほうが高そうです。右上の方に半分ぐらい写っているハンギング鉢はバックアップ機です。鉢植えのまま株が大きくなり、子株も育っていたのですが、親株の茎が伸びて”浮いて”きて弱っていたので、3週間ほど前にリセットしました。親株は破棄して子株を取り分け。このシーズンの株分けが今回はうまくいって、クアドリのバックアップ体制はかなり万全となっています。
↓ Platycerium willinckii 左の2つは’初めてのウィリンキー’、右が2つが’Rboonchom’です。貯水葉がまだ貧弱ですが、胞子葉は普段通りに成長しています。もともとの株がある程度のサイズだったので、すでに子株も吹いてきています。子株が増えて王冠ができてくれば、また腐葉土とSugoi-ne投入で大きくしたいと思っています。4つもあるとウィリンキー暖簾ができそうです。
↓ Platycerium andinum これも大切な株。初めての植物個人輸入で入手したもので、思い入れのあるビカクシダです。ウィリンキーと比べると遅れてしまった感じですが、ようやく活着したようで、貯水葉の展開に勢いが出てきました。アンディヌムは毛深いので、伸長途中の若い貯水葉が重なると、ひっかかってしまってきれいに展開できないことがあります。重なってつづれてしまっている部分の後ろ側を指でなでて、伸ばしてあげています笑 アンディヌムはモフモフですね〜
↓ Platycerium ridleyi ワイドフォーム 新しい貯水葉が展開してきています。枯れた貯水葉はワラジーにかじられたりなんだりでけっこう隙間がある様子だったので、水苔を少量つめてあげました。
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2016年5月14日
投稿者: plattojp 投稿日時: 土, 05/14/2016 - 13:48クアドリディコトマムにはえてきた謎ビカクの分離、2回目。今回も2株とりました。前回とった株は P. elephantotis( アンゴレンセ )だったので、今回もきっと同じでしょう。
謎ビカク1:分けた後によく見てみて気付きましたが、葉の表面の星状毛の色や形や大きさ(茶色ぽい、放射状に広がっている、そこそこ大きい)、胞子葉の先端が浅く2又になっている点など、なんとなくクアドリディコトマムっぽいです。でも大きくなったらやっぱりアンゴレンセだったりして。さてどうなるか。
謎ビカク2:これはアンゴレンセ。胞子葉の先端が2又に見えるのは写真写りの都合上そうみえるだけで、実は”丸い”葉です。 葉の表面の星状毛は、白く、放射状だけれどとても小さいです。謎ビカク1と比べると星状毛が”点”に見えます。
↑2つともハサミで切り取ったのですが、ミズゴケ部にクアドリディコトマムの親株の根がびっしりと張り巡って硬くなっていて、うまく根の量を確保して分離することができませんでした。今後水がさがってしまわないか心配です。
↓リドレイ1号
と、ここまではよいのですが、↓こっち側の貯水葉(2枚目の貯水葉)の完成具合がいまいち。貯水葉の上の縁がメラっと浮き上がっているのが気になって付け直ししたほうが良いかと思っていましたが。
↓でも新しい胞子葉の成長具合は普通っぽいです。
結局、冬の間の水やりが足りなかっただけかもしれません。
前回の付け直しでは根腐れしていることが分かっていたので思いきってメンテできましたが、今回は、根腐れしているわけでもなさそうですしどうしたらよいものか。でもそろそろ定期メンテとして付け直ししてもよいかなとは思うのでやっぱり付け直そうか・・・。うーん、悩む。さしあたりこのままにして、枯れた貯水葉の後ろにミズゴケ突っ込んでみようかなぁ。
↓ワリチーさん。左側の貯水葉(1枚目)がおかしいですが、これは水やりの間違いのため。活動再開までは良かったんですが、その後に水がたりなかったので成長不良を起こしてしまいました。
1・成長シーズン、活動中は”ふつうに”水やり
2・晩秋からのオフシーズンは胞子葉がしおれ始めたら水やり
3・活動再開後は板を持って軽くなったら水やり
4・胞子葉がそこそこ育ってきたら→1
とマイルールを決めていたんですが。ルール3を今回すっかり忘れていて、ずっと2の水やりをしてしまっていました。結果、水不足に。なんかおかしいぞ、と間違いに気づき3の水やりをはじめてから無事復活しました。風が強い日が多くてなかなか外に出す気になれませんが、そろそろ考えないとなぁ。
↓1枚目の貯水葉が成長不良のおかげで、今年はこんなものが。ワリチーの不定芽ですよね???
真ん中の小さな葉がでている周辺にも3,4個の不定芽が出ています。ワリチーは生涯単株だと思い込んでいたんですが、不定芽でも増えるんでしたっけ。 自生写真で複数の株が寄り添って生えているのは実生がそんだけ育ってるんだと思っていましたが、実は不定芽で増殖したものなのか?水不足などの生命の危機を感じると根が活性化して不定芽が発生するのでしょうか?
これが大きく育ったらちょっとお得ですよねぇ。どうなるか楽しみです。
↓ホーンズサプライズです。2回目です。初めてのホーンズサプライズは、乾燥と病気で枯らしてしまいました。今回はうまくうちに馴染んでくれるといいのですが。
ところで、以前のホーンズサプライズとは貯水葉の葉脈の様子が違うのですが、最近はこんなスジスジしてかっこいい系統なんでしょうか。以前は、「胞子葉の形に2タイプあって・・・云々」みたいなことは聞いたことあったんですが、貯水葉のタイプの話は聞いたことがありませんでした。
ふと妄想してみたのですが:昔のホーンズサプライズが実は本物(という言い方もヘンですが)。オリジナルクローンだったという推測。そして、最近のものは「ホーンズサプライズは、マダガスカリエンセの交配種だろうから、じゃぁ、マダガスカリエンセとなにか(アルシコルネ?)を交配させてそれをホーンズサプライズってしちゃおう」と普及しだしたものという推測。詳しい背景は知らないので、たんなる妄想です。
#昨年迎えた P.vassei(たぶん)の子株、冬に根腐れで枯らしました(ボソッ
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ビカク2号はアルシコルネ?(2015夏の自由研究)
投稿者: plattojp 投稿日時: 火, 12/29/2015 - 03:36これが今年最後のアップになりそうです。
年内になんとかしたいなー、と思いつつも権利関係の確認作業に着手しなかったために紹介できなかった大きなネタがあります。今年の夏の自由研究「ビカクシダの日本渡来に迫る」です。実は、昨年末頃から、ビカクの日本渡来に近づこうと古めの資料を探していました。研究とか迫るとか調査とかいってもそんなたいしたことはしていないのですが、ようするに、”ビカクシダ”あるいは”コウモリラン”のキーワードが載っているできるだけ古い資料を探す、ってことです。神保町の古書店に通ったりネットでいろいろ調べたりして、資料コレクションを拡充、今年の6月に国会図書館資料の紹介などしていたのはこの自由研究の一環であったわけです。でも辿れたのは昭和一桁まで。牧野富太郎先生によると「ビカクシダの日本渡来は明治初年1870年代だろうと思われる」とのことだったので、まだまださかのぼれるだろうとせっせこ調査を続けました。
で、そんなこんなでたどり着いたのは横浜開港資料館。渡来モノをさがすならその窓口へ!そりゃそうですね。意外にもわりと近いところにそれはありました。6,7,8月の週末は折を見ては横浜開港資料館に通いましたよ、ええ。
横浜植木株式会社の「明治四十一年度 定價表(CATALOGUE OF THE YOKOHAMA NURSERY CO., LTD.)」。1908年、いまから100年以上も前の輸入植物のカタログ。室内鑑賞植物カタログ35ページにビカクシダさん居ました!当時の価格は70銭。ほほぅ。
1914-15年大正3-4年度カタログにはビカクシダの白黒写真が初めて登場します。ビカクシダ写真入りとしては横浜植木では最初のカタログです。
そして・・・ と、ここで突然の流れぶった切りですが、今回はここまで。掲載許可をもらってカタログのコピー画像を掲載できたらいいな!と思っています。 開港資料館で問い合わせたところ、”この写しをネットに掲載してよいかどうかの判断については横浜植木に直接ご確認ください”、とのことでしたので、ちょっと手間がー。手元にはもうコピーがあるのに、うずうず。
待ってらんないから、という方はぜひ開港資料館に行ってみてください。地下1Fの閲覧室で原本の写しを見ることができます。地上階の展示室は見ないで閲覧室のみの利用なら100円で入館できます。
洋らん、サボテン、その他の観葉植物についても、へー、この時代にこれもう入ってきてだんだーとか、ソブラリア・マクランサの白花が50円!すごー。とか、ネペン8円、ボストンタマシダ2円(負けた)、モンステラ・デリキオサ75銭(負けた)いろいろ面白いです。
で、ビカクシダの日本渡来に関連して注目したいのは、↓のビカクシダ2号なんです。
もしかしたら・・・またしてもここで中断&来年につづく。
そして、ここからは強引に近況報告に切り替え。
昨年3回めの株分けをしたビカクシダ2号です。
2014年8月株分け直前のお姿 → 株分け直後 → 2014-2015冬 → 現在に至る。
じつは昨日までベランダに居ました。今年の冬ははやはり暖かめで、寒さのダメージが少ないです。というか元気に成長を続けています。強い子です。でもまだちょっとお子さまなので、今年も厳冬期は室内で保護。あと2年ぐらいしたらまた通年ベランダに切り替えようかと予定しています。
メインの株の伸び始めた小さな葉。手みたいじゃないですか?サンショウウオの手、みたいな。こうして写真見てるとかわいいもんですねぇ。
今年の春にはすでに子株の芽が出ていたような気がします。その後順調にそだって、やっと最初の胞子葉が出てきました。来シーズンはさらに育つだろうし、新たな子株も増えてきそうで、いっきにボリューム感が増すのではないかと思います。
↓ワリチーの現在の様子。すでに活動を再開しています。でも要注意で、ここで意気込んで水をたっぷりあげはじめたりすると根腐れしてしまいます。貯水葉に貯水された水分をしっかり使いきってから次の水をあげるぐらいのペースがよいと思います。またこのあたらしい葉の動きが激遅なんですよねぇ。そういうこともあって、水はそんなに積極的にはいらないです。水が足りなくて、胞子葉が脱力しはじめて・・・はいそこで水やり、みたいな、そういうペースです、うちでは。
といっても、ワリチーはそんなに長い年月育てたことがないので、正しいのかどうか自信がないです。これまで、1年目元気→2年目貯水葉がしょぼくれ胞子葉は元気→3年目のはじめに枯れる、というのを繰り返してきて、この株は”3度目の正直”を狙っている株なので。あと3年ぐらいうまくいけば確信が持てるんですが。
↓これはちょっと前の写真になりますが、抜け落ちたリドレイの葉です。ビカクもいろいろありますが、落ち葉が綺麗なのはリドレイだけじゃないかと思います。落ち葉が綺麗、というか、捨てるのがもったいないというか。何日かはこうやって飾っておけますよ!
↓これは現在。今年の夏に伸びた胞子葉から胞子がどさどさと。そして臭い(笑)
↓以下、その他。パキポとディッキア。パキポ2号はまだふつうに青々としてます。休眠してくれません。困った。
↓ Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)
一昨年に黒い焼き菊鉢に植え替えたんですが、菊鉢から染み出たものなのか、塩にヤラれて(表土に出た白いのナメたら辛かった)大変なダメージを被ったことがあって。昨年の春にプラ菊鉢に植え替えてなんとかここまで復帰。ディッキアは塩には強いんでしょうか。冬季の水やりすぎが原因だったかも。以前みたいなふわふわのエステベシーにはやく戻ってもらいたいです。
ベランダ追い出し
投稿者: plattojp 投稿日時: 日, 04/26/2015 - 11:52植物のベランダ追い出し、2/3ほど完了。↓はワリチーさん。冬の間、ビニールフレームの中で湿度を保ちつつときどき水やりで調子よさげの再起動。この時期風が強めの日が多いので葉が傷まないようもうしばらくは室内です。
↓インターメディアが花盛り。植え替え予定。
はぁ、それにしても部屋の中が空いて気分も少々スッキリ。やっぱ植物は人のオーラ吸い取りますよね〜笑
Platycerium wallichii 2010
投稿者: plattojp 投稿日時: 土, 09/25/2010 - 00:17Platycerium wallichiiさん、今年の成果です。今日は風が強くて、保護したついでに撮ってみた。向かって左側の貯水葉がちょい水不足かな。でも全体的には昨年のサイズを上回る良好な成長ぶりだった。来年は水分管理に気をつけよう(写真クリック拡大)。
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