2016年5月14日

クアドリディコトマムにはえてきた謎ビカクの分離、2回目。今回も2株とりました。前回とった株は P. elephantotis( アンゴレンセ )だったので、今回もきっと同じでしょう。

謎ビカク1:分けた後によく見てみて気付きましたが、葉の表面の星状毛の色や形や大きさ(茶色ぽい、放射状に広がっている、そこそこ大きい)、胞子葉の先端が浅く2又になっている点など、なんとなくクアドリディコトマムっぽいです。でも大きくなったらやっぱりアンゴレンセだったりして。さてどうなるか。

謎ビカク2:これはアンゴレンセ。胞子葉の先端が2又に見えるのは写真写りの都合上そうみえるだけで、実は”丸い”葉です。 葉の表面の星状毛は、白く、放射状だけれどとても小さいです。謎ビカク1と比べると星状毛が”点”に見えます。

↑2つともハサミで切り取ったのですが、ミズゴケ部にクアドリディコトマムの親株の根がびっしりと張り巡って硬くなっていて、うまく根の量を確保して分離することができませんでした。今後水がさがってしまわないか心配です。

↓リドレイ1号

と、ここまではよいのですが、↓こっち側の貯水葉(2枚目の貯水葉)の完成具合がいまいち。貯水葉の上の縁がメラっと浮き上がっているのが気になって付け直ししたほうが良いかと思っていましたが。

↓でも新しい胞子葉の成長具合は普通っぽいです。

結局、冬の間の水やりが足りなかっただけかもしれません。

前回の付け直しでは根腐れしていることが分かっていたので思いきってメンテできましたが、今回は、根腐れしているわけでもなさそうですしどうしたらよいものか。でもそろそろ定期メンテとして付け直ししてもよいかなとは思うのでやっぱり付け直そうか・・・。うーん、悩む。さしあたりこのままにして、枯れた貯水葉の後ろにミズゴケ突っ込んでみようかなぁ。

↓ワリチーさん。左側の貯水葉(1枚目)がおかしいですが、これは水やりの間違いのため。活動再開までは良かったんですが、その後に水がたりなかったので成長不良を起こしてしまいました。

1・成長シーズン、活動中は”ふつうに”水やり

2・晩秋からのオフシーズンは胞子葉がしおれ始めたら水やり

3・活動再開後は板を持って軽くなったら水やり

4・胞子葉がそこそこ育ってきたら→1

とマイルールを決めていたんですが。ルール3を今回すっかり忘れていて、ずっと2の水やりをしてしまっていました。結果、水不足に。なんかおかしいぞ、と間違いに気づき3の水やりをはじめてから無事復活しました。風が強い日が多くてなかなか外に出す気になれませんが、そろそろ考えないとなぁ。

↓1枚目の貯水葉が成長不良のおかげで、今年はこんなものが。ワリチーの不定芽ですよね???

真ん中の小さな葉がでている周辺にも3,4個の不定芽が出ています。ワリチーは生涯単株だと思い込んでいたんですが、不定芽でも増えるんでしたっけ。 自生写真で複数の株が寄り添って生えているのは実生がそんだけ育ってるんだと思っていましたが、実は不定芽で増殖したものなのか?水不足などの生命の危機を感じると根が活性化して不定芽が発生するのでしょうか?

これが大きく育ったらちょっとお得ですよねぇ。どうなるか楽しみです。

↓ホーンズサプライズです。2回目です。初めてのホーンズサプライズは、乾燥と病気で枯らしてしまいました。今回はうまくうちに馴染んでくれるといいのですが。

ところで、以前のホーンズサプライズとは貯水葉の葉脈の様子が違うのですが、最近はこんなスジスジしてかっこいい系統なんでしょうか。以前は、「胞子葉の形に2タイプあって・・・云々」みたいなことは聞いたことあったんですが、貯水葉のタイプの話は聞いたことがありませんでした。

ふと妄想してみたのですが:昔のホーンズサプライズが実は本物(という言い方もヘンですが)。オリジナルクローンだったという推測。そして、最近のものは「ホーンズサプライズは、マダガスカリエンセの交配種だろうから、じゃぁ、マダガスカリエンセとなにか(アルシコルネ?)を交配させてそれをホーンズサプライズってしちゃおう」と普及しだしたものという推測。詳しい背景は知らないので、たんなる妄想です。

#昨年迎えた P.vassei(たぶん)の子株、冬に根腐れで枯らしました(ボソッ