論文ダウンロード

以前(2006年 2月)に掲示板にて,般若堂そんぴんさんから教えていただいたビカクの論文

Phylogeny and biogeography of the staghorn fern genus Platycerium (Polypodiaceae, Polypodiidae), Hans-Peter Kreier & Harald Schneider, American Journal of Botany 93, 217-225. 2006 (Feb).

DNAがどのぐらい似ているのかを分析して,系統樹のようなものを描いている論文です.急いで論文コピー依頼して入手したのはもう2年前かぁ~(遠い目).

で,いまさっき,ふと "platycerium" "hybrid" をキーワードにネット探検していたんですけれど,この論文の情報がいくつかピックアップされてきます.

1.まず見つけたのは,論文中に登場するビカク原種のデンドログラム(樹形図).よく,生物の進化や消滅を枝分かれした樹のような図で示す「あれ」です.デンドログラムがあぁ~,もうネットに出てるんだぁ~・・・

2.つぎは論文コピーの有料サービスサイト.学会のウェブサイトなんかでは論文コピーを有料で送ってくれたりするのですが,それみたいなやつです.国内だったら気軽に頼めますが,海外となると「うっ」と一瞬のうちにためらいの気持ちが強くなってきてしまいますよねぇ.

3.つぎに引っかかってきたのは.あ,論文本体だSurprised そっくりそのまま全文(PDF直リンク)

速攻でダウンロードしましたLaughing!研究者のサイトではないのにダウンロードできるってのはなんで?もしかして,ホントはヒットしちゃいけないファイルが検索に引っかかって出てきちゃっているのか?でもURLをよく見てみると American Journal of Botany 学会のウェブサイトだよなぁ.で,学会サイトトップページの論文検索で,Platyceriumをキーワードにしてみたら.あぁ~,出た.ふつーに全文ダウンロードできちゃうんですねー.

英語よくわかんなくても,これはダウンロードで決まりっ

 

そうそう,友人にこのデンドログラムのことを聞いてみたら,

「DNAの何をマーカー(目印)にするかでぜんぜん変わってきますよ」 

とのことで,客観性という面では???な部分もあるのかもしれません.論文をよく読んでみると著者が何を根拠にマーカーを選んだのかが分かるかもしれません.じつは,自分はそこまでまだ読めていなんですー.