災害ボランティア行ってきました
6月24日深夜横浜発〜26日早朝帰着、国際救急法研究所 主催のボランティアバス第5便に参加してきました。活動地は宮城県石巻市北上町橋浦字大須。津波に飲まれた大川小学校の近くです。(↓写真拝借しました)
この日の作業が終わったときに参加者全員集合で撮ったものです。自分は左半分側に写ってますね〜。10代〜60代まで、高校生から年配の方までいろんな方がいらっしゃいました。女性が多かったのが印象的でした。
ウィークデイの鬱憤を力仕事ではらしてこようかと気軽な気持ちで参加申し込みしました。もちろん「志」は持ちつつ。6月上旬に破傷風の予防接種を受け、ボランティア活動保険にも加入。靴底に鉄板が入った安全長靴とかごっつい耐油ゴム手袋を買い揃えたり、事前準備はしっかり行いました。
必須準備品:厚手のゴム手袋、軍手、立体型マスク、保護ゴーグル、長袖シャツ・長ズボン、安全長靴、雨合羽、タオル、朝食、飲料水(2リットルぐらいあってもいいかも)、保険証、着替え、ビニール袋大 など
自主準備品:フェイスタオル(ウェット)、ボディタオル(ウェット)、登山用靴下、iphone用予備バッテリ、筆記用具、トイレットペーパー
参加費は6000円でしたが、これは往復バス代です。その他、飲食や帰りの温泉などの費用も自己負担です。
ーーここから簡単に当日の様子をーー> 金曜夜に横浜駅天理ビル前に集合。複数のボランティア団体出発があったみたいで、総勢300名ほど集まっていたかな?われわれボラバス5便参加者は80名ほど。10名ずつ班分け。大型バス2台に班ごとにまとまって乗車。
23:30に出発。高速SAやコンビニなど3,4箇所でときどき休憩をとりながら翌早朝に宮城県入り。東松島市に入ったときには雨がパラパラと。海岸から2.5kmほど内陸を沿岸沿いに走る道路。この辺まで津波の跡が。
ボランティアセンターでの手続きや作業内容のマッチングは主催者側が事前に済ませてくれていて、バスはスムーズに現地へと向かう。 途中、石巻港近辺をバスで通り、津波被害状況を見る。大きな漁船が陸地に残り、瓦礫は散乱している。津波に浸り一階部分が破壊された家々。流されたままになっている家。道路を盛んに飛び交うデカイ蝿。ホームセンターやコンビニ、車屋、そういった「ガラス面積多めワンフロア」的な建物はすっかり中身が空っぽになっていて、商業活動の様子はなく。高校の校庭にはうず高く積み上げられた瓦礫。なんだか魂が抜けたみたいな光景に絶句。でした。主催側のガイドさんが状況を説明してくれるけど、「はぁ。。」「うーん。。」とか、目で見ている状況に対して思考がついていけないそんな感じ。震災から3ヶ月か。。。
4,50分して、北上川沿いの北上町橋浦地区の消防関係者者らが入っているプレハブ施設に到着。バスを降りてさっさと着替えを済ませ(女性はバスの中で着替え、男もバスの中(でもめんどいから外で))、本日の作業について全体説明。今日は牛舎の瓦礫汚泥除去と畑に堆積している汚泥の除去。自分は午前中は牛舎で午後に畑。天気は曇りがち、でも明るい空な感じ。梅雨入りして大雨が続いていたところ幸運な天候。
↓(拝借しました写真)掃除後の牛舎の様子。掃除前はどんなだったか?写真をクリックして主催者サイトにて見てみて! 真ん中ちょい左に立ってる白っぽいのが自分。衣服が汚れないよう雨合羽の上下を着ているからサウナみたいな状況。しかも自分、けっこうな汗っかきだし。体調重視でこまめに全体休憩となるんだけれど、それでもきつくて・・・ちょっと休んでいるところ。
12〜13時がお昼休み。地区にあるお弁当屋さんに事前にお願いしていた唐揚げ弁当を食す。唐揚げ弁当、超ウマだった。 空き時間は近くの田んぼを視察してみたり。水(海水?)に浸った田んぼの中に何台か車があったり。。杉、檜葉、椿、ツツジなんかは塩害で枯れてしまいまっ茶色。雑草は元気。
午後は畑で、1枚目の写真がそれ。畑土表面に積もる5〜10cmの汚泥を取り除く作業。粘土質で固くなってしまっているし、でも水分は含んでいるから重しでもう大変な重労働。こういう作業は人海戦術でやるしかない。重機一発!では細かく丁寧に作業することなんてできないし。もうそろそろ限界という間際、16時に作業終了。
帰り支度が整ったところで再び集合写真撮影。
帰りは道の駅でおみやげ買って仙台の温泉施設で食事&入浴&休憩。夜0時に仙台発で横浜に6時半頃着(だったかな?)。
男女も老若も問わず、みんなが積極的に作業に取り組む様子はとても清々しかったですねぇ〜。目的も気持ちもひとつにまとまっているからこそなんでしょうね。作業はきつかったけど、こんなに気持よく働けたのはほんとうに久しぶりのこと笑。めちゃくちゃ気分良かったです。でも、一日でできることはとても少し。でもでも、目の前にある今出来ることをひとつひとつやっていくしかないんですよねー。
災害ボランティア、気になっている方はぜひ一度行かれてみては?(リスクに対しては万全の準備が必要ですよ)。
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