Dendrobium Yukidaruma 'The King of Kings'　古い雑誌でモノクロ写真を見たことがあります。山本二郎氏直々の解説だったと思います。’King'のメリクロン変異でさらに大きな花が咲く個体なんだそうです。苗・鉢物流通はしていなかっただろうし、おそらく山本デンドロに株はもう残っていないでしょう。日本の何処かの温室、世界の何処かにはきっと生き残っているとは思っているんですけれども。

作業12ヶ月シリーズ「デンドロビューム(江尻光一)」の巻頭カラー写真で見ることができます。　どこかに生き残っていないものでしょうか～。

上記4種類を探してます！情報提供、株交換お便りお待ちしております。よろしくお願いします〜。

俺ビ、デンドロ支部 Dendrobium Paranoia のほうもよろしくお願いします。

2012年は、以前より気になっていたデンドロ交配種に取り組んでみました。なかでも本命の Yukidaruma 'King'がようやくようやく（2回言った！）手に入り、高芽だったにもかかわらずこうして花をみることができたのはとてもラッキーでした。純白の大きな花弁に主張する暗紫色の目。気品と風格に富んだ、まさに’King’の名が相応しいすばらしいデンドロ交配種だと思います。暗紫と白の境界なんてまさにカオスの縁。フラクタル、マンデルブロー集合のようではないですか。あぁぁ〜、惚れぼれ。今後は大きな株に育て上げてたわわに花を咲かせるのが目標ですー。

余談ですが、みなさんの"思春期の植物（花）"って何ですか？

過日、友人とデンドロ交配種の話をしていてたなかで出た話題で「やっぱり皆んなさ、思春期の頃に気になってた植物に戻ってくるんだよー」みたいな合意に至りました。自分の場合はビカクシダとカトレア交配種とデンドロ交配種ですねぇ。奇特な組み合わせですかね〜ｗ 当時、カトレアはうちでは冬越しできないということで、花が似ているデンドロ交配種に興味を持つようになったんです、、、っと、ちょっと自分語り長くなるんで以下略。

ここで注意なんですが、自分の場合は「じゃぁ最新の交配種を」とはならずに「あの頃の交配種を」となるわけで。そしたらもうその古い品種は見つかりませんよ、っていうのはけっこう悲しいことです。デンドロ交配種の歴史、背景を辿ればこの状況もなるべくしてなっているわけですよね。だとすると、デンドロ交配種に興味を持った自分が不運なのか。いやちょっと待て、その頃に戻りたいと思ってしまう自分が不運なだけとも言えるかもしれない。まー、めんどくさい話ですね。べつにいいっかｗ

とにかく、今年もバルブの充実に励むべし。