ネットワークカメラ PLANEX CS-WMV04N2 with Buffalo TeraStation

Buffalo TeraStationの IPカメラ録画機能を使って、ネットワークカメラ PLANEX CS-WMV04N2の映像を録画保存するための設定作業メモです。TS付属のカメラ管理ソフト”Buffalo Camera Policies”でIPカメラを登録するんですが、そこでちょっとハマったので作業記録をここに置いておきます。

”Wizard”からカメラ登録の作業を行いますが、公式サポートのカメラを使用する場合であれば、予め登録されているカメラリストから適当なモデルを選ぶだけですんなりと作業を終えられます(・・・のはず)。でも、PLANEX CS-WMV04N2は公式サポートされていないので、カメラのリスト中には存在せず。ちょっと手作業入ります。。

"Wizard"のカメラモデル種類によって何が変わるのかというと、”Video Capture URL”が変わるだけっぽいので、今回は、

作業1.”Wizard”でさしあたり適当なカメラモデルを登録してとりあえずのカメラエントリーを作成

作業2.そのあとに”Cameras”で、カメラエントリーの”Video Capture URL"を手修正する

の流れになります。作業1では、Manufacturer と Model はなんでもいいかもしれません。いちおうPlanexのカメラなので、Manufactureは”Planex”に、Modelは”Generic”にしています。作業2ですが、V.C.URLを "rtsp://カメラのIPアドレス/stream1"に修正します。これでうまく録画・録音できてます(LiveViewerでのパン・チルト動作未確認(動作しない?))。

Camera Policies with Planex CS-WMV04N2

以下は詳細です。

Planex CS-WMV04N2 の RTSP や Video Capture URL に関連した情報がネットで見つからなくて、けっきょく自分でパケット解析してみた結果です。↓

CS-WMV04N2 RTSP Packet Analysis

WWWブラウザでカメラにアクセスし映像を見るときのデータのやり取りを Wiresharkでキャプチャしました。"DESCRIBE(RFC2326 p30)" というところで、WWWブラウザがカメラに対してリソース情報を要求しています。それに対するカメラからの返信の中に映像や音声のURLが入っています。

というわけで、最初はV.C. URLに stream2を指定してようやく "Test..."で映像確認できて TeraStationにカメラの映像データらしきものが録画されるようになりました。しかし、今度は Surveillance Video Manager で録画映像のサムネイルが表示されず、再生もできないという症状に悩まされました。ああでもないこうでもない、すべての設定を削除してやり直し、などなどいろいろ試していたのですが、stream2 でダメなら stream1じゃん?と思い試してみたところ問題解消とあいなりました(笑)

で、よくよく考えなおしてみたら、上記キャプチャのとき、ブラウザでは "M-JPEG"ストリームを指定してカメラの映像を見ていました(FireFoxでH.264の映像が見られなかったためM-JPEGを指定していた)。ためしに "H.264"ストリームにアクセスするときの様子をキャプチャしたら、しっかりと DESCRIBEで stream1にアクセスしていました(チャンチャン)。

Surveillance Video Manager with Planex CS-WMV04N2

Surveillance Video Managerの ToolsメニューにあるLiveViewerでのパン・チルト動作がうまくいかないのですが、映像と音声が記録されるようになっただけでかなりやる気力がさがったので、設定確認は保留になっています。WWWブラウザでカメラにアクセスすればパン・チルトはできるので、それでもいいかなと思ってますが。

その後、Buffaloからカメラライセンスを1つ買って、2台目のCS-WMV04N2も設置設定済みとなっています。