Macleaniaではなく Ceratostemaかも?

Macleania sp. マクレアニア不明種
#葉の付き方、毛、花を見て思うに、これは Ceratostemaの一種かもしれません
2008年夏に千葉のパイナップル屋さんで入手しました。

待望の花、満開です!満開!!Macleania sp. flowering

だいぶ色づいてきた!きっと、花弁の先端がパカッと控えめに開くんだろうなぁ。いつ開くんだろうなぁ。開いたら写真撮ろ〜。と思っていたら、花が落ちてる。。。ええっ?暑さでヤラれたか?と思ってよーく観察してみたら、すでに満開だったようです(笑)。

Macleania sp. flowering

総状花序に6輪。まるで小さなオクラみたいな形をした多肉質の花弁。花弁の先端のほう10mm強ほどの部分が5弁に裂けています。その中に見えるのは雄蕊の先端です。花弁は先端まで肉厚なのでそれなりの力を加えないと花弁をめくることができませんが、誰が受粉するんでしょう。「ハチドリがポリネーター」というのをネットの何処かで見た気もしますが、飛びながらこんなに肉厚な花弁の隙間にくちばしを通すのはすこし難しそうな気もします。

Macleania sp. flowering

花を裂いてみました。雄蕊が10本。変わった形ですね〜。雄蕊は既に枯れているので、やっぱり、しばらく前に開花していたってことですよねえ。

Macleania sp. flowering

枝の先端(?のほう??)に花が咲くので、枝を剪定してしまうといつまでたっても花が見られません。また、花芽が見えてきてから開花までとても長い時間がかかります。今回2ヶ月ぐらいかかりました。それと、枝がタレ気味なので、花芽に気づかずにガサゴソやっているうちに花芽を折って落としてしまいがちです(昨年はそれで花が見られなかった)。鉢を高いところに置いておくとそのへんのトラブルは解決できそうです。

Macleania sp.(2013年7月10日の投稿)

参考:Neotropical blueberries – ニューヨーク植物園

 

Ceratostema pubescens

Ceratostema pubescens Luteyn
http://sweetgum.nybg.org/ericaceae/specimen.php?irn=884475

記述されている特徴、干草標本、とても良く似ています。

[少し違う点]

・干草標本:花柄(peduncle)、小花柄(pedicel)に包がある

・干草標本:葉柄が長め

・干草標本:葉の表面は無毛(?)

株の大きさも生育環境も違うし、たまたま公開されている一部の標本と見ただけだし、安直に比較して判断するのは正しくないと思いますけど、、、良く似てます。

# 種小名の pubescens とは、「軟毛ある」という意味です。

 

これは Ceratostema

これは Ceratostema に似ているような気がしてきました。

特徴1、葉の付き方。

葉が枝の先端の方を向いて鱗のように重なり合うようにつく点。

特徴2、毛深い。

葉っぱや若い茎が毛に覆われている点。

特徴3、萼。

袴のように大きな萼。

特徴4、花のカタチ

多肉質の花弁で、先端が尖ってる。

Gordon D.Rowley著「CAUDICIFORM」にたしか写真があったはず、と思って確認してみたところ(p.249)、やはり写真の Ceratostema sp. に非常によく似ています!

 

画像検索してるんで

いま画像検索してるんですが、ひょっとしたら、これはマクレアニアではないかも。というのも、ガクの形がマクレアニアによくある感じとかなり違ってるような気が。。。