枝分かれ branching

Platycerium stemaria ( Beauv. ) Desv.
Mém. Soc. Linn. Paris 6(3): 213 (stemmaria). 1827 ; Chr. 126. NPfl. 339

今年の春に入手したステマリア。いつだったか、せっかく新しく伸びて完成した胞子葉が強風にあおられてモゲてしまうというトラブルがありました。それで危機を感じたのか、

Platycerium stemaria

枝分かれ(ビカクの茎が分岐する意。以下「枝分かれ」)して芽が増えました!!笑

↓ 真ん中にメインの芽

Platycerium stemaria

↓右側の芽

Platycerium stemaria

↓左側の芽

Platycerium stemaria

「芽が増える」というと、根の先端につくる不定芽が思い浮かびますが、実は枝分かれで芽が増える種類もあります。これまでうちで確認したものでは、ビフルカツム、ヒリー、ビーチーも枝分かれします。でも、通常はメインの芽の活動が元気良すぎて、古い茎の部分を貯水葉が覆ってしまうので、なかなか”枝分かれ子株”が大きく育つことはないようです。ステマリアも枝分かれするということが今回わかりました(あまり元気がない株だったから枝分かれした芽が大きくなれたのでしょう)。

巨大種ではコロナリウムも枝分かれで芽が増えるらしいです。うちのコロナリウム、群生になったらヤバイね。まだまだ先だろうけど。