2回目リセット

象さんをリセットしました。数週間前に子株を整理したばかりなんですが、やはり親株の勢いが弱ってきたこと、栽培スペースにゆとりがなくなってきたことを理由に株を整理しました。Platycerium elephantotis

貯水葉がだいぶ成長していて株分けするには少し時期を逃した感がありますが、思い切って実行することに。左側の子株を残す方向で。

Platycerium elephantotis

下から見てみると、株の成長の伴い芽の位置がだいぶせりあがってきていることがわかります。これを半分ぐらいの位置で切りとって板につけ直せば親株の勢いも十分回復すると思います。

Platycerium elephantotis

が、今回は親株にはお役御免を言い渡します&勉学のために敬意をこめて構造解析させてただきました。

写真右半分の黒くモヤモヤしたところが、1回目リセットしたときの貯水葉表面と思われる部分です。 写真左半分の貯水葉断面層がリセット後の成長分。層を数えると5,6年経っているような感じでしょうか。

Platycerium elephantotis

スポンジのようにふかふかと弾力のある枯れた貯水葉です。

Platycerium elephantotis

ぎゅっと力を加えると水がにじみ出てきます。 文字通り「貯水」している様子がよくわかります。この水分をあてにして、古い貯水葉の表面には根っこがびっしりと張り付くように伸びています。

Platycerium elephantotis

茎。普段はめったにお目にかかれないビカクシダの茎。貯水葉の葉脈や根っこが密に付いていて太く見えます。茎本体の径はこの半分程度です。

Platycerium elephantotis

古いミズゴケをへご板から剥がしたところです。根張りがすごくて剥がすのに一苦労でした。ミズゴケはボロボロですが、色はわりと新鮮ですね。

Platycerium elephantotis

へご板から古いミズゴケを丁寧にとりのぞき、しばし日光で殺菌(したつもり)です。

ベースとなる新しいミズゴケをのせ、

Platycerium elephantotis

すずらんテープで固定します。

Platycerium elephantotis

子株の後ろ側。枯れた古い貯水葉を、板付けの邪魔にならない程度に切り捨て、板のミズゴケ面に株が平に着くように隙間にミズゴケを詰めます。

Platycerium elephantotis

ここからはパパパッエイヤッと一気に板に固定します。緑色の貯水葉の後ろ側にすずらんテープを通しています。芽の上あたりの位置にミズゴケを足したのですが、それを固定するためのすずらんテープが見えています。

Platycerium elephantotis

葉っぱが安定して成長を始めるまで少し緊張します。もしもの為に何株かの子株をビニールポット植えにして保存してあります。

無事に活着したらポット植えの子株はヤフオクに出す予定ですー。

 

私の知人も象さんが

私の知人も象さんがなかなか大きくならないと言っていたことがありました。その方は温室で育てていると言っていましたが。。。個体差なんでしょうか???