ぱきぽ

私的多肉道原点の パキポディウム・グラシリス。

週刊朝日百科「植物の世界」27。80−81ページ、見開きいっぱいに写っているグラシリスの現地自生写真。その姿に度肝を抜かせられたのが多肉(コーデックス)に興味を持つきっかけでした。なんじゃこのメタボ!っつって。っていうか、その頃はまだ”メタボ”なんてキーワードはなかったし!笑

Pachypodium rosulatum var. gracilis

まずは情報収集ということで、日本多肉植物の会に入会し例会にも毎月通うようになりました。そこで出会ったW氏とS氏 F氏による植物世界へのいざないあって、頭のなかで多肉植物インフレーションが起き、さらに国際多肉植物協会への入会、例会参加へと。でも、なかなかグラシリスの現地球にはお目にかかれず、やっと展示会で出展されている小ぶりな現地球に出会うも「もう日本には入ってこないんじゃないかなぁ」と聞いて orzがっくりしたり、、、。海外の多肉業者もこまめにチェックしたり。それから数年経って、やっと見つけたグラシリス現地球をアメリカから個人輸入したものが↑写真右側の株。↓2004年9月26日、輸入して1月ほど経ったときの写真(目の前にひろがるお墓。なつかし~。おかげで日当たりは良かったし、家賃も相場よりかなりお安めでした。強風の日に塔婆がガランガランうるさかったのと、部屋の電球が2ヶ月に1度は必ず切れたのを覚えてます笑)。

Pachypodium rosulatum var. gracilis

↓2005年8月25日 故バリィさんと

Pachypodium rosulatum var. gracilis

↓現在のお姿。 メタボがすすんで、枝も伸びました。昨年、初めての植え替えも済。先々月、使い古した歯ブラシでやさしく初めてのブラッシングしたところ、胴体の汚れが落ちる落ちる。と同時に、日焼けの跡がこんなにくっきりあざやかに、、。ブラッシング、して良かったのか、しなきゃ良かったのか。

Pachypodium rosulatum var. gracilis

と、1号を愛でてきたのですが、ここ2、3年ものすごい勢いで現地球がまさにゴロゴロと流通してる状況についに我慢しきれなくなり、2号をお迎えしました。とんでもなくデカイのとかも見かけるし、この2号だって、ここまで育つのにかかった年月は相当なもののはず。乱獲や日本国内での生存率などを想像すると、ちょっと複雑な心境ではあるのですが。

Pachypodium rosulatum var. gracilis

2号さん、3週間ぐらい前にやってきました。迎えてすぐに根っこ点検&うち仕様の用土に植替えしましたが、業者さんのメンテが良かったみたいで根っこもそこそこ出ていたし、地下部の細かい擦り傷も殺菌剤塗布されていてまったく問題ない様子でした。ただ、体重軽めでウェストもちょいマイナス気味だったのと、長雨低温の天候不順が気になって、発根促進を狙った特別養生を実施↓

Pachypodium rosulatum var. gracilis

保温するためにサランラップを2重3重に巻きつけた(底面も)コンテナの中にペット用シートヒータを2機セットし、サーモで24時間32度Cを維持。扇風機で地上部には風を送りつつ、日中はLED電球で妖しい光を当てて・・・。甲斐あってか、ウェストが戻りつつある様子が確認できたので、久しぶりの晴天の日に一気に水やり。プクーっと戻ってきましたねぇ。

というわけで、今は晴れの日中はベランダで日光浴。夜間は室内の養生装置に、と管理中。水吸って重い!うれしい!!

今季はとりあえず十分に吸水してもらって、晩秋初冬から断水し休眠移行、来春に活動再開してほしいな、と計画している次第です。大きいとまた生理が違うでしょうからちょっと不安を感じているんですけど、とりあえず3年。3年経って作が上がっていればその後10年は間違いなくイケると睨んでいます。

 

パキポ、紅葉

ベランダのパキポ1号が紅葉してきました。水やり控えていますが、胴体はカチカチのまま。そろそろ室内取込です。

パキポディウム、紅葉

2号はシーズン最後の花1輪を咲かせています。日中いい天気の日は朝にベランダに出し、夕、夜になれば室内に取り込み養生装置にセットするという日々。次第に室内に居る時間が長くなってきています。胴体はだいぶ固くなってきましたが、もっと水を吸ってほしいところです。

パキポ2号、室内に居る時間が長くなってきました。

メタボばんざい\(^o^

メタボばんざい\(^o^)/ ですよね〜

週末天気がよくなさそうなので、今夜からまたしばらくは装置にセットです。

鉢の土がけっこう中まで乾いていたので、さきほどたっぷり水やりしたという余裕ぶり