マダガスカル比較

最近しばしば見かける”コウモリラン マダガスカル”をゲットしてみました(左:以下「コウモリマダ」)。うーん、これってビフルカツム系の園芸品種では?にしては値段高いなー、と思ってしばらく様子見していたのですが、流通から消えて手に入りにくくなってからでは遅い!ということでついに入手してみわけです。それもなんとAmazonで笑 この姿で”マダガスカル”といわれて連想するのは、やはりアルシコルネのマダガスカル・フォームではないかと思いますが、この2種類を並べてみました。右側のビカクは従来からあるアルシコルネのマダガスカル・フォームです(4月に輸入しました:以下「アルマダ」)。

コウモリラン マダガスカル

こうして並べてみると2つは別の種類のようにみえますけれども。コウモリマダはなにゆえに”マダガスカル”なのか。[可能性1]じつはアルマダ、そのもの。生産者の技がすごすぎてまるで別種のように育ってしまっている。[可能性2]ビフルカツムかヒリーの園芸品種で品種名が”マダガスカル”。[可能性3]アルマダに矮化剤か何か薬がかかっている。あたりでしょうか、、。うーん。

2つのビカクシダの個人的印象まとめ↓

アルマダの印象をベースに:

A・胞子葉、切れ込みが深く裂片の幅が狭い

→コウモリマダ:切れ込み浅め。裂片の幅が広い

B・胞子葉、葉の輪郭はなめらかな曲線でシュッとしたイメージ

→コウモリマダ:輪郭は波打つ

C・胞子葉、葉の先端の方は扇のようにひろがる

→コウモリマダ:ひろがるけれど、葉の面積が先端のほうに集中する感じ

D・胞子葉、色は深めの緑で毛が濃い

→コウモリマダ:アルマダより深い緑。毛は濃い。

E・貯水葉、まだ小さな貯水葉の縁には黒い毛が多い

→コウモリマダ:同様。アルマダとの区別がつかない

F・貯水葉、縁に切れ込みが入らない

→コウモリマダ:まだ大人でないため確認できない

G・貯水葉、上部は筋張る

→コウモリマダ:まだ大人でないため確認できない

H・値段、高い

→コウモリマダ:値段、高い

文句なしに一致している特徴はEの若い貯水葉の特徴とHの値段の高さだけ。

やっぱり可能性2の方向かなぁ、と思いながらも久々にアルマダを画像検索してみたら、、、色が深く、胞子葉の縁が波打っている姿の画像がいくつかヒットしてきますね。それがコウモリマダの画像検索結果、大人と思われる姿によく似ている!!

「アルマダの新たな1タイプ(サブタイプ?)」という[可能性4]が浮上???
品種登録検索しても出てこないし、海外のパテント商品?謎は深まるばかりー。

いずれにせよ、我が家のこの2つのビカクはまだまだ大人の株ではないので、これからじっくりと大きく育てて特徴を見ていこう思ってるところです。

P.S. 「コウモリマダ」って早口で10回!! きっと「コウモリ玉」と言ってしまうでしょう笑

どうもそのようです

どうもそのようですね、、、

このてろーんとした葉っぱの感じも同じです。いま新しい葉が大きく育ってきていて、やっぱりコレってアレ?な感じです!

コウモリマダ、まだ

コウモリマダ、まだふねふねした胞子葉しか出てないので、今後の変化がほんとに楽しみですん