Platycerium alcicorne

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本日の作業

新入りビカクのバッセイ(P. vassei = P. alcicorne Madagascar form)と、ウィリンキー'Rboonchom'子株を板付しました。↓ 右側がバッセイ。根がとても少なくなってしまっていたのでどうですかねぇ。うまく着いてくれるといいんですが。

Platycerium vassei

「アルシコルネのマダガスカルタイプ」と呼ばれているものが他に2タイプぐらいあると思うのですが、この株の親の写真を見たところ、元祖vassei(=P.alcicorne Madagascar formと呼ばれるなかで一番古いタイプ)だったので、なんとかがんばって調子良くなってほしいところ。 左側のはアフリカンオディッティー。先日株分けしてから貯水葉がだいぶ大きくなりました。こちらはもう大丈夫でしょう。

vasseiのほうのミズゴケは板付直後でしっかり水分を含んでいるので色が暗いです。アフオのミズゴケは水分が減ってきているので色が明るいですね。水が切れるともっと白っぽくなります。ミズゴケは色の変化で水分量の見当をつけることができます。

↓は Platycerium willinckii cv. 'Rboonchom'の子株。左下のちょっと裏側のところにも一芽ついてます。

Platycerium willinckii cv. 'Boonchom'

群生親株のヘゴ板の後ろまで子株が吹いて排水が悪くなってきていたので、余分な子株を取り除いたものです。秋の貯水葉サイクルまでビニール紐は見えたままですね~。

ーーーーー以下、その他

↓ ハイビスカス・タヒチアンプリンセスの蕾

ハイビスカス・タヒチアンプリンセス

よくみると、花弁が8枚です!!小さな蕾のころから形が米俵状に横に長めだったので、なんで横長?と思ってたんです。どんなふうに咲くんでしょうかね。今週末辺りの開花かなと思うのですが、楽しみです。

↓朝顔の苗

東山?、月夜野、浅黄の園

右側から順に、(たぶん)東山、月夜野、浅黄の園です。東山と浅黄の園は2011年に自家受粉で自宅で採種したもので、月夜野は今年新たに入手したものです。月夜野もたぶん自家受粉種じゃないかと思います。最近知ったんですが、自家受粉を繰り返すと次第に花が小さくなる、ということで、なんだか朝顔も”難しい”なぁって思った次第。

久々に花を見たくなったので、今回種まきとあいなりました。が、前回はハダニが超絶大量発生して、それが恐怖でしばらく朝顔はやってなかったんですよね〜。今回もまたハダニがひどくなるようなら、来年以降は朝顔はしばらくおやすみかな〜?

 

マダガスカル比較2

マダガスカル比較その後です。

この葉っぱは コウモリラン’マダガスカル’か アルシコルネ・マダガスカルフォーム、どちらでしょうか?

マダガスカル

まずは両者の全体写真から。

↓ Platycerium alcicorne Madagascar form(以下、アルマダ)

Platycerium alcicorne Madagascar form

裂片の幅は細くて先のほうは半円状に広がっています。優雅な印象です。

↓ コウモリラン 'マダガスカル'(以下、コウモリマダ)

ビカクシダ 'マダガスカル'

!かなりアルマダに近づいてきました!まだずいぶんズングリしていますけど。これはやはり薬剤(矮化剤?)がドーピングされていたのでしょうか。薬が抜けてきたって感じですw 園芸店で売れ残っているコウモリマダも、同じように葉の形が変化してきているので、これはうちの株だけに限った変化ではないようです。

某植物業界の尊敬すべき御仁方が「東南アジアの方ではいろんなものに矮化剤をかけて云々・・・」と仰られていたことがあって、コレもそういったアレなのかもしれません。

マダガスカル比較

というわけで、最初に載せた写真はコウモリマダのはっぱでしたっ。

まだ変化しそうな気もするので、追跡します。

関連: マダガスカル比較

マダガスカル比較

最近しばしば見かける”コウモリラン マダガスカル”をゲットしてみました(左:以下「コウモリマダ」)。うーん、これってビフルカツム系の園芸品種では?にしては値段高いなー、と思ってしばらく様子見していたのですが、流通から消えて手に入りにくくなってからでは遅い!ということでついに入手してみわけです。それもなんとAmazonで笑 この姿で”マダガスカル”といわれて連想するのは、やはりアルシコルネのマダガスカル・フォームではないかと思いますが、この2種類を並べてみました。右側のビカクは従来からあるアルシコルネのマダガスカル・フォームです(4月に輸入しました:以下「アルマダ」)。

コウモリラン マダガスカル

こうして並べてみると2つは別の種類のようにみえますけれども。コウモリマダはなにゆえに”マダガスカル”なのか。[可能性1]じつはアルマダ、そのもの。生産者の技がすごすぎてまるで別種のように育ってしまっている。[可能性2]ビフルカツムかヒリーの園芸品種で品種名が”マダガスカル”。[可能性3]アルマダに矮化剤か何か薬がかかっている。あたりでしょうか、、。うーん。

2つのビカクシダの個人的印象まとめ↓

アルマダの印象をベースに:

A・胞子葉、切れ込みが深く裂片の幅が狭い

→コウモリマダ:切れ込み浅め。裂片の幅が広い

B・胞子葉、葉の輪郭はなめらかな曲線でシュッとしたイメージ

→コウモリマダ:輪郭は波打つ

C・胞子葉、葉の先端の方は扇のようにひろがる

→コウモリマダ:ひろがるけれど、葉の面積が先端のほうに集中する感じ

D・胞子葉、色は深めの緑で毛が濃い

→コウモリマダ:アルマダより深い緑。毛は濃い。

E・貯水葉、まだ小さな貯水葉の縁には黒い毛が多い

→コウモリマダ:同様。アルマダとの区別がつかない

F・貯水葉、縁に切れ込みが入らない

→コウモリマダ:まだ大人でないため確認できない

G・貯水葉、上部は筋張る

→コウモリマダ:まだ大人でないため確認できない

H・値段、高い

→コウモリマダ:値段、高い

文句なしに一致している特徴はEの若い貯水葉の特徴とHの値段の高さだけ。

やっぱり可能性2の方向かなぁ、と思いながらも久々にアルマダを画像検索してみたら、、、色が深く、胞子葉の縁が波打っている姿の画像がいくつかヒットしてきますね。それがコウモリマダの画像検索結果、大人と思われる姿によく似ている!!

「アルマダの新たな1タイプ(サブタイプ?)」という[可能性4]が浮上???
品種登録検索しても出てこないし、海外のパテント商品?謎は深まるばかりー。

いずれにせよ、我が家のこの2つのビカクはまだまだ大人の株ではないので、これからじっくりと大きく育てて特徴を見ていこう思ってるところです。

P.S. 「コウモリマダ」って早口で10回!! きっと「コウモリ玉」と言ってしまうでしょう笑

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