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へぇ~.

リドレイ付替え

リドレイが落ちた。  とまではいかなかったのですが。

どうも春先の長雨に当てすぎて古い根が完全に腐ってしまったのか、本体がコルクからはがれて落ちそうになっていました。芽の周りに巻いたミズゴケを固定するために巻いていたスズランテープが、かろうじて本体を支えてくれていました。でも、これ急激に外れたわけではなく、じつは5月中旬からしだいに剥離が進んでいて、あー早くどーにかしないとー となっていたのをずっと放置していたんです笑。だって、普通に新しい葉が成長していたから、深刻なねぐされではないんだなということが分かっていたから。

で、ついに精神的忍耐の限界に達してようやく思い腰をあげ作業したわけです。

 

↓ スズランテープを解くと、コルクはいとも簡単にするりとはずれてしまいました。いちおう、昨年は根が張り付いている様子を観察してはいたのですが、やっぱコルクにはしつこくは張り付かないのですね。

それと、この茶色のもの。古い葉っぱがや茎の部分が、腐っていてごっそりと取れました。よく見てみると、入手時の葉、入手後1年分ぐらいの葉っぱが取れてるなぁ。。。なんか、こう、脱皮みたいな感じですね笑。

 

↓ なんかですね、そなれの斑入りのヤブソテツがくっついていました。以前に某多肉の師より「たしかキミは羊歯が好きだったはずだからコレあげる」といっていただいたものの胞子が飛んで生えてきたんですね、きっと。胞子実生でも斑が入ることが分かって一人感心。でも最近はかなり斑は弱くなってきています。

 

↓ これはたしかに入手時の貯水葉だ。殺虫剤にまみれていてとてもくさかったあの頃が思い出されます。何年前だったかなぁ。

 

↓ ちょっとグロいかも。。。

周りについているミズゴケは昨年の夏につめてあげたもので、新鮮な感じでのこってますね。この部分にはまだ本格的に根を伸ばしてくれていないみたい。

 

↓ さて準備完了。今回はヘゴ板につけます。 

あらかじめヘゴ板には、ミズゴケだけを麻紐で縛り付けてあります。こうすると、縛っている途中にミズゴケがほぐれ落ちてしまうのを気にしなくて済みます。右側のミズゴケの塊は、上の写真の空洞部分に詰める分。

ここから先は勢い良く一気に作業なので写真はなし。

 

↓ で、完成。

その後新しい胞子葉が出てきて、ぐんぐん成長中です。昨年の胞子葉よりも大きくて調子いい感じ!! あとは、新たな貯水葉が今年の冬に成長する予定。水分の管理に気をつけて、麻紐をきれいに隠してくれるよう育ってくれることを期待。

もっとでかくなーれ!

 

クアドリさん quadridichotomum

quadridichotomum ・ワリチー
・クアドリディコトマム
自生状態においては顕著に休眠すると言われているこの2種について、休眠明けの1枚目の貯水葉がどうしても立派に育てられません。

ワリチーについては再起動時に水分だけではなく温度も高くないとうまくいかないかも。
今回は再起動時の水分はキープできたんですが、4月にちょっと早めに外に出したら、それから成長が鈍って、結局また大きく育たないような感じです。今年は特に4月の気温が低めでした。十分気温が上がるまでは、室内で管理していればよかった。。。でも、気分的にははやく外に出してしまいたくてたまらない!栽培環境としてあまりよくない室内に、ずっと植物をおいておくのがストレスなんですよねぇ。

クアドリディコトマムについては、春先に芽が動き始めたにもかかわらず、実は、水を枯らし気味にしてしまっただけ。大反省。クアドリディコトマムは「とっ ても難しい」と言われることもあるみたいですが、私は、結構育てやすいのでは?という気がしてきました。子株もわりと出やすいし。「冬の間の芽が動かない 期間は水を控えめに。」これでOKのような(温度についてはよく分かりませんが)。あと数年しても元気で育っていれば。

・・・でも、油断は禁物。初心忘るべからず。

マダくん madagascariense

手前が子株で奥が親株です。
子株はとても元気ですねぇ。いつも親株を先導するように動き出します。
親株のほうは今、ようやく新しい貯水葉が動き始めたところです。

マダくんはとても水が好きです。が、雨に積極的に当てたりはしないほうがいいと思います。
自分:「キミさぁ、そんなに水が好きなのかよSurprised。」
マダ:「けっこう好きだけど。でもホントは腰水じゃないほうがいいんだよね。」
いちおう地元じゃ木にくっついてんだなぁこれがWink。」
自分:「まぁねぇ、ほんとは板にでもくっつけてぶら下げてやりたいんだけど、
ほら、自分たまに水あげるの忘れるからっFrown。」
マダ:「うっ、そりゃ勘弁だなぁYell。」

自分:「うーん、それにしてもずいぶんと瑞々しいねぇ。
よく見てみるとけっこうつやつやしていてガラスみたいに繊細なところ
あるよねえCool。」
マダ:「おっ、兄ちゃん分かってるねー。雨にずっとあてでもしてみなさい。
自分、腐るよTongue out。」
といっているんですよー。
っつーか、会話始めちゃってるよ、こえぇぇぇ。ってなところなんですけどw

私の理想としては、温室のように湿潤で穏やかな場所で、腰水、ですかねぇ。

論文ダウンロード

以前(2006年 2月)に掲示板にて,般若堂そんぴんさんから教えていただいたビカクの論文

Phylogeny and biogeography of the staghorn fern genus Platycerium (Polypodiaceae, Polypodiidae), Hans-Peter Kreier & Harald Schneider, American Journal of Botany 93, 217-225. 2006 (Feb).

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