このサイトでは ウラボシ(Polypodiaceae)科 プラティケリウム(Platycerium)属 の植物達をビカクシダと呼んでいます.※ほんとは 和名:ビカクシダ=Platycerium bifurcatum

和名麋角羊歯の名前の由来:
「叉状に裂けた葉形が麋(び)すなわちオオシカの角に似ているから。」(原色牧野植物大図鑑・続編(北隆館))

Cattleya Drumbeat 'Heritage' CCE, HCC/AOS

Cattleya Drumbeat 'Heritage'(=Lc. Drumbeat 'Heritage') CCE, HCC/AOS
カトレア ドラムビート’ヘリテージ’
C. Bonanza(Bracey) x C. Horace (1967) Registered by Stewart, Inc.

Cattleya Drumbeat 'Heritage'

THE カトレア!!!って感じですよねー。実はカトレアはドラムビート’ヘリテージ’が一番育ててみたかったんです。なんでか?ってーと、自分にとってはこれが”THE”だったから。これさえあればカトレアは終決できるだろうと、その頃は思っていたんですねぇ。ところが何時もよくあることで、いざ欲しいとなるとなかなかよいものが見つからない。で、途中で道草くってるうちに沼に片足とられちゃった、という、まぁこれはよくある話で・・・笑。

ようやく1年ほど前によいMC株に出会うことができて、今回の開花とあいなりました。バックバルブから吹いての初花となります。展開があまりよくないですが、ドラムビート’ヘリテージ’らしい花が咲いたと思います。NS12x15ほど。

Cattleya Drumbeat 'Heritage' CCE, HCC/AOS

ところで、自分の周辺ではこれまでドラムビート’ヘリテージ’に対して「いい花だね」といった意見を聞いたことがありません。逆に「いい花ですよね〜」と 言ったらドン引きされたという。まぁ、アレですもんねw たしかにお腹いっぱいになれる花です。自分はもう、アメジスト系は此れだけあれば満足で、ほかには何も要らないです(断言)。願わくばいつの日か満作にし てみたい・・・。それだけ。沼に片足とらわれてしまいましたが、カトレアの”THE”に変わりはありません。

で、さっそく来シーズンは鉢から芽がはみ出しそうなんですが、どうしたものか。植え替えして株を弱らせたくないので、鉢を継ぎ足しますかね。うーん、悩む。

cattleya

 

 

Cattleya Hawaiian Jewel 'Fuji' SM/JOGA

Cattleya Hawaiian Jewel 'Fuji' SM/JOGA
カトレア ハワイアン・ジュエル ’フジ’ SM/JOGA
Cattleya Old Whitey x Cattleya Princess Bells 1/1/1989, Kodama

今年は植え替えをしました。バルブは小さく花は咲くかどうか、とあまり期待していませんでしたが、なんとか1輪咲きました。NS15x15cm

Cattleya Hawaiian Jewel 'Fuji' SM/JOGA

昨年は3輪咲きましたが、花の形はほっそり気味でした。今回は1輪にパワーが集中したためか、けっこう丸い花となり、なかなか見応えのあるものになったかと思います。この花型で輪数増やせたらいいなぁ。来年に期待。

Cattleya Hawaiian Jewel 'Fuji' SM/JOGA

 

謎ビカクは象さん?

7月下旬に鉢上げした「謎の子ビカク」その後のお姿です。

ビカクシダ正体不明

2株あったうちの片方は、鉢上げ後しばらくしてから次第に水が下がり、結局枯れてしまいました。でも生き残ったこの株はぐんぐん育ってます!このビカクの履歴をたどると、古い順に:

2013夏胞子まき ->  2014年4月28日 -> 2015年5月24日 -> 2015年7月26日

ぽいんですが・・・、2014年4月28日で「昨年夏、水苔になにかの胞子を塗りたくった覚えがある云々」言ってはいますが、でも2013年夏はクアドリは棒に付いていないことがわかり、なにがどうなってんのかさっぱり(´-ω-`)困

ビカクシダ正体不明

これ、おそらくアンゴレンセだと思います、、、。期待していたワリチーではなさそうで、ちょっと残念。

まだ小さな伸びはじめの胞子葉の縁が黒っぽいのがわかると思いますが、これは黒っぽい毛の密度が高いからです。アンゴレンセの伸びはじめの貯水葉の縁はこんな感じです。ワリチーは伸びはじめの貯水葉の縁に黒い毛は生えていなかったように思います。でも、もしかしたら生えていたかも・・・。自信なし。

ビカクシダ正体不明

↑こちら後ろからのお姿。貯水葉がぜんぜん貯水できなさそうな葉の生え方(笑)

↓クアドリさん、やっと肩の荷を下ろせた、と思っていたら、また新たな実生苗が育ってきています。これもおそらくアンゴレンセでしょう。

ビカクシダ正体不明

胞子体出たて、みたいなのがまたこんなにたくさん出てきています。

ビカクシダ正体不明

来年の夏にまた荷降ろししてあげましょう。

ところで、ビカク・カトレヤ半共用ビニールフレームについて以前にアップしましたが、本日、新たなビニールフレームを追加し、結局別々に分けました。もう、見ていて窮屈そうで、こちらもストレス感じてきてしまうので。

で、引っ越し途中でとったカトレア写真をおまけで。 Cattleya Hawaiian Jewel。

Cattuleya Hawaiian Jewel 'Fuji'

 

Cattleya trianae fma. tipo

月曜日あたりから蕾が割れはじめて。

Cattleya trianae

今年は株分けしてバルブがろくに育たなかったんですが、なんとか1輪咲きました。NS12.5x13で小ぶりな花。もともと花弁が薄い個体なのですが、今回は更に力のない様子です。花を上向きにして花弁が開くよう鉢を傾け、しばらく置いておいたときに撮ったのがこの写真↑。

Cattleya trianae

豪華な花が1輪で咲いているのは、なんとなくさびしい雰囲気です。来年に期待。

室内はおだやか。

晴れの日の朝。日差しは暖かく、扇風機のつくる微風にゆらゆらゆれるザミアの葉。はぁ、幸せなひと時。

視線の先

↓リドレイ1号は貯水葉1枚目が伸長中です。そろそろ板の付け替えをしたいと思っているんですが、ここまで伸びてしまうともう手がつけられません。来年の9月ですね。前回、根腐れメンテついでに付け替えたのは2008年夏ですから、もう7年経ったんですねー。

Platycerium ridleyi #1

↓反対側から。これは昨シーズンに成長した葉で、上の方は茶色に枯れ始めています。真ん中辺り、葉脈が茶色に変色しているのは、バケツ風呂の際に擦れた跡です。そろそろバケツ風呂は限界でしょうか。っていうか、大きなバケツを買えばいいのか、、。

Platycerium ridleyi #1

↓昨年の夏に伸びた胞子葉が黄色く色づいてきました。落葉が近いです。右の方の先端が茶色に枯れている葉もそろそろ黄色く変色してくるはず。

Platycerium ridleyi #1

↓リドレイ2号。最近の胞子葉は葉柄が長く伸びるようになってきました。しだいに大人の姿になってきています。ワイドフォーム個体ですが、まだそれほど特徴は出ていないように思います。

Platycerium ridleyi #2

↓2号はこの時期は胞子葉展開です。いま伸びてきているのは2枚目の胞子葉。胞子葉、もう1枚出てきてほしいですが、さて次の葉はどちらになるか。

Platycerium ridleyi #2

↓アンゴレンセは1枚目の胞子葉が大きくなってきました。

Platycerium angolense ( Platycerium elephantotis )

こちらの株も胞子葉展開。

Platycerium angolense ( Platycerium elephantotis )

↓ウィリンキー1号です。9月下旬ごろ(だったかな?)についにリセットしました。豪華な群生からのリセットなので、なんとも貧相に見えて仕方がありません。リセット後の半月ほどは芽も動かなかったので、なかなか愛情が芽生えず。愛情が消えきらない群生株をすぐに処分せず、床に横たえたまま3,4週間ほど置いたままにしていました。分けた株が水を吸いあげないとき(株分け失敗)に再株分けするため、という危機管理的な意味も、あったといえばあったのですが、、。分け株の活動が再開して、なんとか無事に愛情を移行させることができました。

とりあえず活着はしたようですが、新しい葉があまり大きくならないので、まだ根張りが弱いのだろうと思っています。時期的にも、胞子葉の本格展開サイクルではないので、仕方がないと思ってます。

Platycerium willinckii #1

いまのところ無加温で、室温日中最高26度C、昼ごろから室内に日が差さなくなると23度C前後、夜間最低18度Cほど。湿度は、温湿度計では25%前後、加湿器の表示では50〜60%となっています。湿度はどちらの値が正確なのかワカリマセン。加湿器の表示が正しいと期待してます。

室温が高いので、潅水は乾いたらやるの繰り返し。やるときはしっかりと与えます。乾きが鈍くなるので夏ほど頻繁な潅水ではありません。小さな板付けの株などは、空気が乾燥してくると、朝には大丈夫と思っても夕方にはスッカラカンに乾いてしまっていることがあるので、日々のお湿りチェックは欠かすことができません。

空気が乾燥していると、クアドリディコトマムとワリチーは根本の水分が十分でも胞子葉が巻いてしまいがちなので、湿度維持のビニールフレームに入れています。クアドリディコトマムは水あげ&水分蒸散が激しいのか、潅水しても4日ほどでミズゴケがすっかり乾いてしまい、胞子葉がしおれてしまうことがしばしばあります。クアドリディコトマムはミズゴケが乾燥し過ぎないように、ワリチーは胞子葉がしおれ始めてきたら(なんとなく葉が垂れはじめたな、と思ったら)水やり。この2種は胞子葉の展開をできるだけ維持するよう、特別待遇で管理しています。

まだまだ越冬シーズンは始まったばかり。4月まで集中力をきらさないようにしなければ!!

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