Platycerium ridleyi

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Life with Platycerium ridleyi

Life with Platycerium ridleyi

お絵かき、はじめました。本日のモデルさんは、リドレイ2号です。シャーペンでスケッチブックに輪郭を描き、今日は”点”で影をつけてみました。が、影の付け方が難しい・・・

スケッチ#0 リドレイ2号

リドレイ、葉脈はスーッと素直な線状をしていて描きやすかったです。先週はホルタミーを描いたんですが、ホルタミーは葉脈がタイヘンでした。

色付するつもりはなかったんですが、どんなふうになるのか試しにPC使ってやってみました。

スケッチ#1 リドレイ2号

スケッチ#2 リドレイ2号

スケッチ#3 リドレイ2号

水彩画ちっく。

それにしても、植物画、うまくなりたすぎる。ひたすら描く!

2016年5月14日

クアドリディコトマムにはえてきた謎ビカクの分離、2回目。今回も2株とりました。前回とった株は P. elephantotis( アンゴレンセ )だったので、今回もきっと同じでしょう。

謎ビカク1:分けた後によく見てみて気付きましたが、葉の表面の星状毛の色や形や大きさ(茶色ぽい、放射状に広がっている、そこそこ大きい)、胞子葉の先端が浅く2又になっている点など、なんとなくクアドリディコトマムっぽいです。でも大きくなったらやっぱりアンゴレンセだったりして。さてどうなるか。

謎ビカク2:これはアンゴレンセ。胞子葉の先端が2又に見えるのは写真写りの都合上そうみえるだけで、実は”丸い”葉です。 葉の表面の星状毛は、白く、放射状だけれどとても小さいです。謎ビカク1と比べると星状毛が”点”に見えます。

↑2つともハサミで切り取ったのですが、ミズゴケ部にクアドリディコトマムの親株の根がびっしりと張り巡って硬くなっていて、うまく根の量を確保して分離することができませんでした。今後水がさがってしまわないか心配です。

↓リドレイ1号

と、ここまではよいのですが、↓こっち側の貯水葉(2枚目の貯水葉)の完成具合がいまいち。貯水葉の上の縁がメラっと浮き上がっているのが気になって付け直ししたほうが良いかと思っていましたが。

↓でも新しい胞子葉の成長具合は普通っぽいです。

結局、冬の間の水やりが足りなかっただけかもしれません。

前回の付け直しでは根腐れしていることが分かっていたので思いきってメンテできましたが、今回は、根腐れしているわけでもなさそうですしどうしたらよいものか。でもそろそろ定期メンテとして付け直ししてもよいかなとは思うのでやっぱり付け直そうか・・・。うーん、悩む。さしあたりこのままにして、枯れた貯水葉の後ろにミズゴケ突っ込んでみようかなぁ。

↓ワリチーさん。左側の貯水葉(1枚目)がおかしいですが、これは水やりの間違いのため。活動再開までは良かったんですが、その後に水がたりなかったので成長不良を起こしてしまいました。

1・成長シーズン、活動中は”ふつうに”水やり

2・晩秋からのオフシーズンは胞子葉がしおれ始めたら水やり

3・活動再開後は板を持って軽くなったら水やり

4・胞子葉がそこそこ育ってきたら→1

とマイルールを決めていたんですが。ルール3を今回すっかり忘れていて、ずっと2の水やりをしてしまっていました。結果、水不足に。なんかおかしいぞ、と間違いに気づき3の水やりをはじめてから無事復活しました。風が強い日が多くてなかなか外に出す気になれませんが、そろそろ考えないとなぁ。

↓1枚目の貯水葉が成長不良のおかげで、今年はこんなものが。ワリチーの不定芽ですよね???

真ん中の小さな葉がでている周辺にも3,4個の不定芽が出ています。ワリチーは生涯単株だと思い込んでいたんですが、不定芽でも増えるんでしたっけ。 自生写真で複数の株が寄り添って生えているのは実生がそんだけ育ってるんだと思っていましたが、実は不定芽で増殖したものなのか?水不足などの生命の危機を感じると根が活性化して不定芽が発生するのでしょうか?

これが大きく育ったらちょっとお得ですよねぇ。どうなるか楽しみです。

↓ホーンズサプライズです。2回目です。初めてのホーンズサプライズは、乾燥と病気で枯らしてしまいました。今回はうまくうちに馴染んでくれるといいのですが。

ところで、以前のホーンズサプライズとは貯水葉の葉脈の様子が違うのですが、最近はこんなスジスジしてかっこいい系統なんでしょうか。以前は、「胞子葉の形に2タイプあって・・・云々」みたいなことは聞いたことあったんですが、貯水葉のタイプの話は聞いたことがありませんでした。

ふと妄想してみたのですが:昔のホーンズサプライズが実は本物(という言い方もヘンですが)。オリジナルクローンだったという推測。そして、最近のものは「ホーンズサプライズは、マダガスカリエンセの交配種だろうから、じゃぁ、マダガスカリエンセとなにか(アルシコルネ?)を交配させてそれをホーンズサプライズってしちゃおう」と普及しだしたものという推測。詳しい背景は知らないので、たんなる妄想です。

#昨年迎えた P.vassei(たぶん)の子株、冬に根腐れで枯らしました(ボソッ

ビカク2号はアルシコルネ?(2015夏の自由研究)

これが今年最後のアップになりそうです。

年内になんとかしたいなー、と思いつつも権利関係の確認作業に着手しなかったために紹介できなかった大きなネタがあります。今年の夏の自由研究「ビカクシダの日本渡来に迫る」です。実は、昨年末頃から、ビカクの日本渡来に近づこうと古めの資料を探していました。研究とか迫るとか調査とかいってもそんなたいしたことはしていないのですが、ようするに、”ビカクシダ”あるいは”コウモリラン”のキーワードが載っているできるだけ古い資料を探す、ってことです。神保町の古書店に通ったりネットでいろいろ調べたりして、資料コレクションを拡充、今年の6月に国会図書館資料の紹介などしていたのはこの自由研究の一環であったわけです。でも辿れたのは昭和一桁まで。牧野富太郎先生によると「ビカクシダの日本渡来は明治初年1870年代だろうと思われる」とのことだったので、まだまださかのぼれるだろうとせっせこ調査を続けました。

で、そんなこんなでたどり着いたのは横浜開港資料館。渡来モノをさがすならその窓口へ!そりゃそうですね。意外にもわりと近いところにそれはありました。6,7,8月の週末は折を見ては横浜開港資料館に通いましたよ、ええ。

横浜植木株式会社の「明治四十一年度 定價表(CATALOGUE OF THE YOKOHAMA NURSERY CO., LTD.)」。1908年、いまから100年以上も前の輸入植物のカタログ。室内鑑賞植物カタログ35ページにビカクシダさん居ました!当時の価格は70銭。ほほぅ。

1914-15年大正3-4年度カタログにはビカクシダの白黒写真が初めて登場します。ビカクシダ写真入りとしては横浜植木では最初のカタログです。

そして・・・ と、ここで突然の流れぶった切りですが、今回はここまで。掲載許可をもらってカタログのコピー画像を掲載できたらいいな!と思っています。 開港資料館で問い合わせたところ、”この写しをネットに掲載してよいかどうかの判断については横浜植木に直接ご確認ください”、とのことでしたので、ちょっと手間がー。手元にはもうコピーがあるのに、うずうず。

待ってらんないから、という方はぜひ開港資料館に行ってみてください。地下1Fの閲覧室で原本の写しを見ることができます。地上階の展示室は見ないで閲覧室のみの利用なら100円で入館できます。

洋らん、サボテン、その他の観葉植物についても、へー、この時代にこれもう入ってきてだんだーとか、ソブラリア・マクランサの白花が50円!すごー。とか、ネペン8円、ボストンタマシダ2円(負けた)、モンステラ・デリキオサ75銭(負けた)いろいろ面白いです。

 

で、ビカクシダの日本渡来に関連して注目したいのは、↓のビカクシダ2号なんです。

もしかしたら・・・またしてもここで中断&来年につづく。

 

そして、ここからは強引に近況報告に切り替え。

昨年3回めの株分けをしたビカクシダ2号です。
2014年8月株分け直前のお姿株分け直後2014-2015冬 → 現在に至る。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

じつは昨日までベランダに居ました。今年の冬ははやはり暖かめで、寒さのダメージが少ないです。というか元気に成長を続けています。強い子です。でもまだちょっとお子さまなので、今年も厳冬期は室内で保護。あと2年ぐらいしたらまた通年ベランダに切り替えようかと予定しています。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

メインの株の伸び始めた小さな葉。手みたいじゃないですか?サンショウウオの手、みたいな。こうして写真見てるとかわいいもんですねぇ。

ビカクシダ2号 Platycerium bifurcatum(Platycerium alcicorne)

今年の春にはすでに子株の芽が出ていたような気がします。その後順調にそだって、やっと最初の胞子葉が出てきました。来シーズンはさらに育つだろうし、新たな子株も増えてきそうで、いっきにボリューム感が増すのではないかと思います。

↓ワリチーの現在の様子。すでに活動を再開しています。でも要注意で、ここで意気込んで水をたっぷりあげはじめたりすると根腐れしてしまいます。貯水葉に貯水された水分をしっかり使いきってから次の水をあげるぐらいのペースがよいと思います。またこのあたらしい葉の動きが激遅なんですよねぇ。そういうこともあって、水はそんなに積極的にはいらないです。水が足りなくて、胞子葉が脱力しはじめて・・・はいそこで水やり、みたいな、そういうペースです、うちでは。

Platycerium wallichii

といっても、ワリチーはそんなに長い年月育てたことがないので、正しいのかどうか自信がないです。これまで、1年目元気→2年目貯水葉がしょぼくれ胞子葉は元気→3年目のはじめに枯れる、というのを繰り返してきて、この株は”3度目の正直”を狙っている株なので。あと3年ぐらいうまくいけば確信が持てるんですが。

↓これはちょっと前の写真になりますが、抜け落ちたリドレイの葉です。ビカクもいろいろありますが、落ち葉が綺麗なのはリドレイだけじゃないかと思います。落ち葉が綺麗、というか、捨てるのがもったいないというか。何日かはこうやって飾っておけますよ!

Platycerium ridleyi

↓これは現在。今年の夏に伸びた胞子葉から胞子がどさどさと。そして臭い(笑)

Platycerium ridleyi

↓以下、その他。パキポとディッキア。パキポ2号はまだふつうに青々としてます。休眠してくれません。困った。

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

↓ Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii (WBC2006, Bill Baker)

一昨年に黒い焼き菊鉢に植え替えたんですが、菊鉢から染み出たものなのか、塩にヤラれて(表土に出た白いのナメたら辛かった)大変なダメージを被ったことがあって。昨年の春にプラ菊鉢に植え替えてなんとかここまで復帰。ディッキアは塩には強いんでしょうか。冬季の水やりすぎが原因だったかも。以前みたいなふわふわのエステベシーにはやく戻ってもらいたいです。

 

室内はおだやか。

晴れの日の朝。日差しは暖かく、扇風機のつくる微風にゆらゆらゆれるザミアの葉。はぁ、幸せなひと時。

視線の先

↓リドレイ1号は貯水葉1枚目が伸長中です。そろそろ板の付け替えをしたいと思っているんですが、ここまで伸びてしまうともう手がつけられません。来年の9月ですね。前回、根腐れメンテついでに付け替えたのは2008年夏ですから、もう7年経ったんですねー。

Platycerium ridleyi #1

↓反対側から。これは昨シーズンに成長した葉で、上の方は茶色に枯れ始めています。真ん中辺り、葉脈が茶色に変色しているのは、バケツ風呂の際に擦れた跡です。そろそろバケツ風呂は限界でしょうか。っていうか、大きなバケツを買えばいいのか、、。

Platycerium ridleyi #1

↓昨年の夏に伸びた胞子葉が黄色く色づいてきました。落葉が近いです。右の方の先端が茶色に枯れている葉もそろそろ黄色く変色してくるはず。

Platycerium ridleyi #1

↓リドレイ2号。最近の胞子葉は葉柄が長く伸びるようになってきました。しだいに大人の姿になってきています。ワイドフォーム個体ですが、まだそれほど特徴は出ていないように思います。

Platycerium ridleyi #2

↓2号はこの時期は胞子葉展開です。いま伸びてきているのは2枚目の胞子葉。胞子葉、もう1枚出てきてほしいですが、さて次の葉はどちらになるか。

Platycerium ridleyi #2

↓アンゴレンセは1枚目の胞子葉が大きくなってきました。

Platycerium angolense ( Platycerium elephantotis )

こちらの株も胞子葉展開。

Platycerium angolense ( Platycerium elephantotis )

↓ウィリンキー1号です。9月下旬ごろ(だったかな?)についにリセットしました。豪華な群生からのリセットなので、なんとも貧相に見えて仕方がありません。リセット後の半月ほどは芽も動かなかったので、なかなか愛情が芽生えず。愛情が消えきらない群生株をすぐに処分せず、床に横たえたまま3,4週間ほど置いたままにしていました。分けた株が水を吸いあげないとき(株分け失敗)に再株分けするため、という危機管理的な意味も、あったといえばあったのですが、、。分け株の活動が再開して、なんとか無事に愛情を移行させることができました。

とりあえず活着はしたようですが、新しい葉があまり大きくならないので、まだ根張りが弱いのだろうと思っています。時期的にも、胞子葉の本格展開サイクルではないので、仕方がないと思ってます。

Platycerium willinckii #1

いまのところ無加温で、室温日中最高26度C、昼ごろから室内に日が差さなくなると23度C前後、夜間最低18度Cほど。湿度は、温湿度計では25%前後、加湿器の表示では50〜60%となっています。湿度はどちらの値が正確なのかワカリマセン。加湿器の表示が正しいと期待してます。

室温が高いので、潅水は乾いたらやるの繰り返し。やるときはしっかりと与えます。乾きが鈍くなるので夏ほど頻繁な潅水ではありません。小さな板付けの株などは、空気が乾燥してくると、朝には大丈夫と思っても夕方にはスッカラカンに乾いてしまっていることがあるので、日々のお湿りチェックは欠かすことができません。

空気が乾燥していると、クアドリディコトマムとワリチーは根本の水分が十分でも胞子葉が巻いてしまいがちなので、湿度維持のビニールフレームに入れています。クアドリディコトマムは水あげ&水分蒸散が激しいのか、潅水しても4日ほどでミズゴケがすっかり乾いてしまい、胞子葉がしおれてしまうことがしばしばあります。クアドリディコトマムはミズゴケが乾燥し過ぎないように、ワリチーは胞子葉がしおれ始めてきたら(なんとなく葉が垂れはじめたな、と思ったら)水やり。この2種は胞子葉の展開をできるだけ維持するよう、特別待遇で管理しています。

まだまだ越冬シーズンは始まったばかり。4月まで集中力をきらさないようにしなければ!!

8月になりました

8月となり、毎日暑い日が続きます。本日のベランダは最高気温32度C。最低湿度は25%弱です。

↓Platycerium ridleyi #2 wide form

Platycerium ridleyi #2 wide form

リドレイ2号のほうでも胞子が落ちました。小さじスプーンの大きさにも満たない小さなパッチですが、どっさり落としました。落ちた胞子は、そのまま風とともに去りゆく予定。

↓ Hibiscus rosa-sinensis 'Kan Lemon' ハイビスカス・寛レモン

Hibiscus rosa−sinensis ’Kan Lemon'

2つ蕾が落ち、3つ目は1/3ほどしか花が開かず、4つ目でようやくまともに花を見ることができました。意外としっかりした黄色ですが、くどくない、さらっとした黄色、まさにレモン色!直径14cmぐらいです。ほんとうならここからさらに花弁が伸びるんだと思うんですが、その開花後の展開がないまましぼんでしまう様子です。夏の終わりに涼しくなってくればもっとしっかり咲いてくれそうで、楽しみです。

↓ほかのハイビの様子

はいび

梅雨明け以前と以後では葉の性質が違うぽい。’以前’の葉は、梅雨明け後の強光線下でちょっと斑点が出たりして調子よくなさ気。’以後’ の葉は強い日差しの下で育っているのでかなりしっかりしている様子。暑さになれたのか?蕾もまた出てきました。右はタヒチアンプリンセスで、左奥のシルバーメモリーズにも蕾確認。それにしても、土が良く乾くので水やりが大変。

 

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