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室内組ビカク

2015年初夏のビカクシダハンガー。ビカクがでかくてベランダに置けないので、こうやって通年室内栽培です。ホルタミーは、まだ小さい今のうちに外を経験させておいてあげたいです。が、じつはすでにベランダにそのスペースはありません。。うーん、なんとかしてあげようかな、、。

↓こちらウィリンキー面。左が Platycerium willinckii cv. Rboonchom(P.willinckii cv.Bogor X P. sumbawense (=P. willinckii 'Payton'[2]))、右は普通の(?)ウィリンキー。

Platycerium willinckii

貯水葉がしだいにしょぼくれてきてます。特に真正面に付いている株=親株で顕著です。横の方についてる株は子株ですが、こちらではわりと貯水葉は大きく育っています。子株の位置はミズゴケと板との境界付近です。もしかすると水分の量が丁度良いのかもしれません。とすると、親株では水分過多で根が弱っているということなのでしょうか。着けてから3,4年は経つはずなので、そもそもミズゴケが腐っていて根が弱ってしまっているという可能性も考えられそう。リセットしようにも、すでに貯水葉がここまで育ってしまうと手遅れ気味。というわけで、来春はリセットの可能性大。精神衛生的に我慢できない場合は、秋ごろでしょうかね。

↓Platycerium andinum、Platycerium holttumiiの面。

Platycerium andinum, Platycerium holttumii

アンディヌムも親株の貯水葉がしょぼくれてきています。両サイドについてる子株は旺盛な感じがしますねぇ。このひともそろそろリセットしましょうかねぇ。アンディヌムはうちでは秋の成長サイクルが無いので、来春にでも。

ホルタミーはちょっと休憩中です。芽の先端部分を覆う鱗片がすこし緑色をしてきています。もう少しすると新しい成長サイクルが始まって貯水葉が出てくるかもしれません。それにしてもずいぶんと緑々して生命力溢れる様子。見ているこっちまで元気になってくる気がしてしまいます(⇒冬の間に私から吸い取ったオーラを、いま少しずつ返してもらっているところ(笑))。ミズゴケが”けっこう”乾いても、あまりしおれる様子はありません。水やりはすこし控えめにしています。ただし水やるときはたっぷりと。

ビカクハンガーデータ。高さ約180cm。横幅は約80cm。NICのアルミフレーム、4X4cm角型、黒アルマイト処理。

 

雨と肉

写真がどんどんたまってしまうので、本日2度目のアップ。

金曜から再び梅雨模様になりましたが、休日の雨はつかれた精神をしっとりと癒してくれるので、わりと好きなんです。でもこのひとたちはあまり快く思っていないはず。

↓2013年の8月に輸入した肉、Pseudolithos eylensis sp. nov. でもたぶん P. migiurtinus

Pseudolithos migiurtinus

ほとんど水やってません笑。今年は、”とりあえず表面だけ濡れたかな?”程度にサッと水かけ2度、それとは別の日に、鉢底2cmぐらいまでを水に”ちゃぽんっ”と一瞬だけ浸したのが1度。5月連休前後、梅雨入り前のタイミングで。水控えめなので、胴体をにぎにぎするとむにむにします。

頂点部分がちょっと尖り気味ですが、これは昨夏の台風対策で室内に取り込んだ時に油断してやらかしてしまったもの。台風来襲前に鉢のふち三箇所それぞれに大さじ1杯の水をかけていたにもかかわらず、部屋の隅の暗く空気が動かない場所に置いてしまったのが原因でした。ほんの1日のあいだに徒長してとんがりに。当初はとんがり角度がもっと鋭かったのですが、今シーズンになってすこし緩やかになりました。横方向に成長したんでしょうか?そうであってほしいですが。この植物は生かさず殺さずで維持するのが”吉”ですね。

昨年は花がつかなかったのですが、今年はどうでしょう。久々に花を見てみたいです。

↓Euphorbia horwoodii。これも2013年8月入手

Euphorbia horwoodii

この2年弱ほどで、外周部の腕が1,2ミリ出っぱったような気がします。これも前出のプセウドリトスと同じ水やりです。いちおう、水やると若干膨らんで厚みが増します。が、体内に十分水分を含むと、ここぞ!とばかりに一気に成長再開しようとするするんじゃないかと思い、できるだけ水をやらないように気をつけてます、、。

こんな感じなので、ほとんどイベントがない静物と化していますが、それでもことしの早春には花が咲きました。存在を忘れかけていたとき、なんとなく見てみてみたところたまたま咲いていたという。オレンジ色っぽい茶色っぽいちっさい花が5,6輪ほど咲いてましたねぇ。

栽培環境:午前中直射光、午後日陰。通風良好風絶えず。水は3,4週間に一度、大さじスプーンで3,4杯を鉢のふちに。無施肥。

↓そして2015年

Euphorbia

梅雨明けしてから植えようと思っています。これ系を植えるときは、ふるいにかけた用土を水中でゆすってにごりを取り、天日で乾燥させてから使っています。大量に水をやることもないので、こうしないと用土中の微塵を取り除くことができないかな?と思って。ちょっと手間がかかるんですが、わざわざはるばる日本に連れて来られて、まぁ私がしてあげられるオモテナシはこのぐらいしかないので。ついでに、プセウドリトスとホルウッディも根の点検がてら植え替えようかな。

 

咲きました6月第4週版

Sophrolaeliocattleya Litozac 'Living Fire'(C. Litozac 'Living Fire')
ソフロレリオカトレア リトザック 'リビングファイア'
Slc. Diablito x Slc. Anzac 1970年 Stewart Inc.
2014年の6月に五島園芸さんよりやってきました。

Cattleya Litozac 'Living Fire'

半年に1度、咲きます。今回はちょっと涼しめの梅雨シーズン開花で、色よく大きく咲きました。実際にはもっと暗い赤です。ワインレッド。NS 11x11cmほど。

2001年に育ててたリトザックは株がもっと大きかったような気がしていて、バルブの長さはこの株の2〜3倍ぐらいあったかもしれません。 もしかすると、あれはオリジナル分け株だったのでしょうか。これはメリクロン増殖株でしょうから、やっぱ小さくなるのですかねぇ。花の大きさはあまり変わらないような気がしますが。

あとはそうですねぇ、前回開花後、今回の開花に至るまでは、完熟発酵油粕団子を1粒置いて、水も多めにしてみました。日照も特等席で。あわよくば3輪開花が拝めるか?と少々エロ心を露わにしてしまいましたが、けっきょくはまた2輪でしたねー。でももしかすると、ふくよかな感じに咲いてくれたんではないかなと思っています。そうそう、弱いながらもカトレア的な香りがします。

↓Ceratostema sp. aff. pubescens(C.pubescens ニューヨーク植物園所蔵の干し草標本)  開花その後です。

Ceratostema sp. aff. pubescens

ん?花の下が濡れているような。もしや・・・。花を振るって手のひらに液体を。そして舐めてみると・・・。

!!あまい〜!! というわけで、花から滴り落ちた蜜でした。こりゃたしかにハチドリまっしぐらです。

株や枝をよく観察してみたところ何本もの枝先に蕾ができているのが確認できました。いきなりこんなたくさん、なんなんでしょう。生命の危機を感じてんのかな?

↓5弁花で下から見ると★型。弁先が緑色でテカテカ&うっすら産毛&ぷにぷにする多肉質の花弁。けっこうかわいらしい花ですよ。いかにも熱帯!的な雰囲気もとてもよいです。

Ceratostema sp. aff. pubescens

咲きました6月第3週版

今年も咲きました。Ceratostema sp. aff. pubescens(C.pubescens ニューヨーク植物園所蔵の干し草標本)

Ceratostemma sp. aff. pubescens

10号鉢植えですが、イモが太ってきていてそろそろ植え替えたい気分。次は平鉢12号ぐらいでしょうか。。。

今年はしっかり花の弁先が開いています!昨年は8月に蕾が色づいたのですが、弁先が開かないまま花が落ちてしまいました。もしかすると暑さに弱いのかもしれません。自生地を考えるにそりゃそうだろうなぁ。というわけでまずは↑写真のように、鉢に白いビニール袋をかけて、太陽光が直接当たっても鉢内の温度が上がりにくいようにしてみました。

Ceratostema sp. aff. pubescens

ここ1年ほど新しい枝が吹いてきていないので、ちょっと心配。根詰まりしてるような気がします。でも塊根は、表皮にヒビ模様が入るぐらい旺盛な成長っぷり。

↓Laelia purpurata forma.alba 'Eliaz'?  'Eliaz Jr.'??  'Elias'???

Laelia purpurata forma. alba 'Elias'?

なぜ”???”なのかというと、値札には「Laelia purpurata f.alba 'Eliaz'」と書いてあったから。”z”にはダッシュがついていたから明らかに”s”ではなかった!お店の人に「エリアス?」てきいても「エリア・・・ス?ズ?うーん。」て感じだったし笑

しかも、帰宅してから鉢に刺さっていたラベルをよーく見たら、「C. lobata f.alba 'Eliaz Jr.'」って書いてありました・・・。いったいどれがホントの名前かわからない、という。Eliasのセルフ実生選抜とか、そんな感じなんですかね?と勝手に想像してますが、なにか情報お持ちのかたいらっしゃいましたら、ぜひご教授くださいませ。

2014年の2月頃に入手した”はじめての”パープラタ。冬に成長するので、室内ではとにかく日当たり重視で、うちにある植物でどれよりも窓際に近いポジションをキープしてました。その甲斐あってか、今年は1花茎に6輪がつきました。一番下の花はNS15X15cmほど、一番上の少し小さめの花はNS13X14ほど。鉢のふちを乗り上げはじめているので、今年の秋は株分け予定です。 

↓9弁咲きとなったハイビスカス、タヒチアン・プリンセス

Hibiscus rosa-sinensis 'Tahitian Princess'

Hibiscus rosa-sinensis 'Tahitian Princess'

雌しべは、長さが足りずに雄しべの蕊柱ストローから出て来られなかったようです笑。ストローの先端から中をのぞくと雌しべが見えます。なんとなく、2つの花が1つに合体してしまったようなつくりに見えます。それにしても大きな花です。

 

本日の作業

新入りビカクのバッセイ(P. vassei = P. alcicorne Madagascar form)と、ウィリンキー'Rboonchom'子株を板付しました。↓ 右側がバッセイ。根がとても少なくなってしまっていたのでどうですかねぇ。うまく着いてくれるといいんですが。

Platycerium vassei

「アルシコルネのマダガスカルタイプ」と呼ばれているものが他に2タイプぐらいあると思うのですが、この株の親の写真を見たところ、元祖vassei(=P.alcicorne Madagascar formと呼ばれるなかで一番古いタイプ)だったので、なんとかがんばって調子良くなってほしいところ。 左側のはアフリカンオディッティー。先日株分けしてから貯水葉がだいぶ大きくなりました。こちらはもう大丈夫でしょう。

vasseiのほうのミズゴケは板付直後でしっかり水分を含んでいるので色が暗いです。アフオのミズゴケは水分が減ってきているので色が明るいですね。水が切れるともっと白っぽくなります。ミズゴケは色の変化で水分量の見当をつけることができます。

↓は Platycerium willinckii cv. 'Rboonchom'の子株。左下のちょっと裏側のところにも一芽ついてます。

Platycerium willinckii cv. 'Boonchom'

群生親株のヘゴ板の後ろまで子株が吹いて排水が悪くなってきていたので、余分な子株を取り除いたものです。秋の貯水葉サイクルまでビニール紐は見えたままですね~。

ーーーーー以下、その他

↓ ハイビスカス・タヒチアンプリンセスの蕾

ハイビスカス・タヒチアンプリンセス

よくみると、花弁が8枚です!!小さな蕾のころから形が米俵状に横に長めだったので、なんで横長?と思ってたんです。どんなふうに咲くんでしょうかね。今週末辺りの開花かなと思うのですが、楽しみです。

↓朝顔の苗

東山?、月夜野、浅黄の園

右側から順に、(たぶん)東山、月夜野、浅黄の園です。東山と浅黄の園は2011年に自家受粉で自宅で採種したもので、月夜野は今年新たに入手したものです。月夜野もたぶん自家受粉種じゃないかと思います。最近知ったんですが、自家受粉を繰り返すと次第に花が小さくなる、ということで、なんだか朝顔も”難しい”なぁって思った次第。

久々に花を見たくなったので、今回種まきとあいなりました。が、前回はハダニが超絶大量発生して、それが恐怖でしばらく朝顔はやってなかったんですよね〜。今回もまたハダニがひどくなるようなら、来年以降は朝顔はしばらくおやすみかな〜?

 

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