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枝分かれ branching
投稿者: plattojp 投稿日時: 日, 09/28/2014 - 12:23
Platycerium stemaria ( Beauv. ) Desv.
Mém. Soc. Linn. Paris 6(3): 213 (stemmaria). 1827 ; Chr. 126. NPfl. 339
今年の春に入手したステマリア。いつだったか、せっかく新しく伸びて完成した胞子葉が強風にあおられてモゲてしまうというトラブルがありました。それで危機を感じたのか、
枝分かれ(ビカクの茎が分岐する意。以下「枝分かれ」)して芽が増えました!!笑
↓ 真ん中にメインの芽
↓右側の芽
↓左側の芽
「芽が増える」というと、根の先端につくる不定芽が思い浮かびますが、実は枝分かれで芽が増える種類もあります。これまでうちで確認したものでは、ビフルカツム、ヒリー、ビーチーも枝分かれします。でも、通常はメインの芽の活動が元気良すぎて、古い茎の部分を貯水葉が覆ってしまうので、なかなか”枝分かれ子株”が大きく育つことはないようです。ステマリアも枝分かれするということが今回わかりました(あまり元気がない株だったから枝分かれした芽が大きくなれたのでしょう)。
巨大種ではコロナリウムも枝分かれで芽が増えるらしいです。うちのコロナリウム、群生になったらヤバイね。まだまだ先だろうけど。
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マダガスカル比較2
投稿者: plattojp 投稿日時: 火, 09/23/2014 - 14:22マダガスカル比較その後です。
この葉っぱは コウモリラン’マダガスカル’か アルシコルネ・マダガスカルフォーム、どちらでしょうか?
まずは両者の全体写真から。
↓ Platycerium alcicorne Madagascar form(以下、アルマダ)
裂片の幅は細くて先のほうは半円状に広がっています。優雅な印象です。
↓ コウモリラン 'マダガスカル'(以下、コウモリマダ)
!かなりアルマダに近づいてきました!まだずいぶんズングリしていますけど。これはやはり薬剤(矮化剤?)がドーピングされていたのでしょうか。薬が抜けてきたって感じですw 園芸店で売れ残っているコウモリマダも、同じように葉の形が変化してきているので、これはうちの株だけに限った変化ではないようです。
某植物業界の尊敬すべき御仁方が「東南アジアの方ではいろんなものに矮化剤をかけて云々・・・」と仰られていたことがあって、コレもそういったアレなのかもしれません。
というわけで、最初に載せた写真はコウモリマダのはっぱでしたっ。
まだ変化しそうな気もするので、追跡します。
関連: マダガスカル比較
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いまごろ活発なアンゴレンセ
投稿者: plattojp 投稿日時: 水, 09/10/2014 - 14:48
Platycerium angolense Welw.; Bak.
Syn. Fil. (Hooker & Baker) 425, in adnota 1868; Chr. 127. NPfl. 339. 1868
Platycerium elephantotis Schweinf. 1871; Kuhn, v. Deck.Reis. 3 [3]. Bot. 54. 1879.
"アンゴレンセ"が元祖なんですねー。いつのまに異名のほうがメジャーに(?)なったんでしょう
さて、今年は活動周期が2ヶ月ほど遅れています。やっとこの時期になって貯水葉が繁ってきました。
↑真ん中が親株ですが、けっこう茎が”伸び上がって”きています。
↓これは左側の方から写した写真です。親株の芽の位置がヘゴ板から25cmほど離れています。
いつもはこうなってくると、株分けリセットしてまた最初からやり直しをしていました。でも今回は、このま群生株を大きくしてみたいと思っています。そこで気になるのは、こういうふうに芽が”あがってくる”と、葉がだんだん小さくなってくる傾向があるように思うこと。自然界では、貯水葉の後ろ側に勝手にゴミが溜まって根が張る場所ができるだろうけれども、栽培下では人工的に”ゴミ”を溜めてあげないと満足に根を張れないのではないか? 水不足のために葉が小さくなってしまうのではないだろうか?と予想しています。この予想に基づく対策として、うちでは枯れた貯水葉の後ろにミズゴケなどを詰める作業を”たまに”行っています。
上2枚写真は貯水葉の後ろ側を写したものです。ミズゴケではなく茶色のバークのようなものが詰められているのが分かるかと思いますが、これはスゴイネ!です。ミズゴケよりもいいんではないだろかと思い、実験的に今年の春に追加してみたものです。上写真の真ん中ちょい右あたりにはミズゴケだけを詰めていて、スゴイネ!はまだ追加していません。
スゴイネ!効いてるように思いますが、水分管理にちょっと慣れが必要ぽいです。このことについては本家のサイトに詳細書かれています。スゴイネ!、けっこう水分が必要とされるみたいなんですが、そんなに水をやったらビカクにとっては水分過多になってしまわないのか?でも腐朽菌が繁殖していれば菌が水分消費するから問題ないていっているし、あぁ~葛藤。常識に囚われてしまっているということなのか〜?よかれと思って試験導入したスゴイネ!でしたが、ビカクのために良いんだか悪いんだかよくわからない思考のカオスに陥りかけつつも、この貯水葉の繁り方をみるとなんだかんだでうまくいってるのかな?と安心したり。
さしあたり今のところ、”上写真の真中ちょい右のあたりのミズゴケ”が乾いたら全体に水をじゃぶじゃぶかける、という感じの水やり頻度で落ち着いています。
来年いっぱいぐらいこの調子が維持できていれば、スゴイネ!追加法成功でしょうか(?)
#コンポスト100%スゴイネはどうなんだろう。合わない気がするなぁ〜。
#でも実験してみる価値、あるかも。
胞子ふりかけ
投稿者: plattojp 投稿日時: 月, 09/08/2014 - 08:10リドレイの胞子ふりかけ!ゴハンがすすみます。
リドレイは、胞子葉が完成してしばらくすると、熟した胞子嚢を一気に散乱させます!気づくと、どっさりもっさり落ちている、といった感じでちょっと驚きな現象です。風が強い時などは、ご近所のお宅の洗濯物にまで降りかかっていないか心配にもなります。
うーむ。めんどうなので、いつもジョウロで水かけて洗い流してしまいます、、、。ちょっともったいないですが。運良くミズゴケに残って前葉体を出すものもあるんですが、そういえばそれから大きく育ったリドレイはうちではまだみかけたことがないです。
ほかのビカクの胞子も飛んでいるようで、至るところに前葉体が発生しています笑。たまに胞子体まで成長して立派な株になるものもありますが、いったい何者なのかが分からないという。けっこう楽しめますフフフ
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ビカクハンガー2号機
投稿者: plattojp 投稿日時: 日, 08/31/2014 - 15:01ビカクハンガー2号機が登場。
左側がこれまで活躍していた1号機。右側が新たに投入した2号機。1号機は2x2cmのアルミフレームで高さが150cmです。2号機は4x4cmのアルミフレームで、高さ180cmです!
1号機には2つの問題がありました。まずは強度。ハンガーの下に敷かれているダンボールを押したり引いたりして場所移動するのですが(ダンボールの下にはジョイントマット システムカーペット 30cm×30cmが貼られていて滑りやすくなっている)、1号機はフレームが細いので、静かに滑らかに動かさないとハンガーがぐわんぐわんと前後に揺れてしまっていました。しかも、実は両サイドのアルミフレームは、74cmのものを2本繋ぎあわせたものという・・・。ハングするビカクの重量バランスが悪いと、重い方の側にフレームがたわんでいましたからねぇ。よくまぁこれまで事故らないで済んだものです。アブナイ。それともう一つの問題は高さ。高さが足りなくて、ウィリンキーの胞子葉先端10㎝ほどが床面に着いてしまっていました。
で、2号機ではこの2つの問題が解決されています。ヤング率とか断面2次モーメントとか何だよコレ意味分かんねー、とか言いながらミスミやNICアルファフレーム選定方法(PDF)でアルミフレームの強度計算をしてみたりして、4x4cmなら大丈夫だろうと判断。 高さは、あまり高すぎると日が当たらなくなるし、とりあえず今ある葉っぱが下につかない程度でこのぐらいかなという判断。
↓ 約5cmほどのゆとりができました。
2号機、なかなかに優秀です。移動してもほとんどたわまない! この安定感にしてこの安心感!! そして、黒アルマイト処理が施されたフレームから漂う高級感。 ・・・ただ、重いです。1号機の4倍強。「黒」が重厚感をさらに強調しています。。
真ん中のアンディヌム(親)はあまり調子よくないです。新しく出てくる胞子葉がことごとく裂けてしまいます。原因不明。 両サイドの子株はわりと元気です。
↓ 4月に輸入したホルタミーLサイズ。これはビカクハンガー1号機に掛かっています。
今年はビカクが少し増えたので、1号機にはまだまだ頑張ってもらいます。
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