このサイトでは ウラボシ(Polypodiaceae)科 プラティケリウム(Platycerium)属 の植物達をビカクシダと呼んでいます.※ほんとは 和名:ビカクシダ=Platycerium bifurcatum

和名麋角羊歯の名前の由来:
「叉状に裂けた葉形が麋(び)すなわちオオシカの角に似ているから。」(原色牧野植物大図鑑・続編(北隆館))

腐葉土を詰め込みました。

今日は、ビカクに腐葉土のつめ込み作業をしました。
写真のモデルは Platycerium willinckii cv. Rboonchomです。

ビカクを長い間育てていると、貯水葉の裏側がスカスカになってきませんか?自生状態であれば、上から落ちてくる枯れ葉やら何やらを貯水葉がかき集めて貯めこむのでいろんな"ゴミ"が詰まっているわけなんですが、きれいな環境の栽培下では貯水葉の裏側にはなにも貯まらないんです。

ビカクシダに腐葉土を詰め込む

↑ビカクを板につけるときに使った水苔+αはありますが、その後育った貯水葉と貯水葉の間はなにもない状態です。

ゴミは養分になるだけではなくて、新たに根が張る場所にもなると考えられます。ということは、このままだと株が弱ってしまうのではないだろうか!?これではいけない!ということで、今回、貯水葉の隙間に腐葉土を詰め込んでみました。

ビカクシダに腐葉土を詰め込む

↑詰め込み後に水をやった状態です。腐葉土が黒っぽいんでぱっと見よくわかりませんが・・・。

ビカクシダに腐葉土を詰め込む

よく見るとこんなふうに腐葉土が。

ビカクシダに腐葉土を詰め込む

Rboonchom以外にも、P. elephantotis、P. andinumに腐葉土詰め込みました。以前に水苔を詰めたこともありますが、細かいところは詰めにくいし、水を含んだ時と乾いた時で膨らんだり縮んだりするのがちょっとアレなんで、今回は腐葉土にしてみました。細かく刻んだ水苔を混ぜたり、ベラボンを混ぜたりしてもよいかもしれないです。

うちは風が強めなので、乾燥した腐葉土が風で飛び散らないか心配です。あとキノコとか生えてきそうです。

分け株の様子

クアドリディコトマ無。って、なんで無だけ変換されんの?w クアドリディコトマムさんです。昨年晩夏に株分けしたものが無事に成長しています。3度目にして株分け初成功となりました。

Platycerium quadridichotomum

1回めは(たしか)活動開始の春にヘゴ板に子株をつけたのですが、枯れ。2回めも(たしか)活動開始の春に今度はコルク板に付けたのですが、じんわり枯れ。ということで、3回めは夏終わり頃にプラ鉢に。そしたらOKと相成りました。活着するまで根部の水分が安定していたほうがよいのかもしれないですね。

Platycerium quadridichotomum

こちらは親株とその子株。今年はこの辺の子株でまた挑戦しようかと思ってます。親株がほんとにダメになりそうなので、なんとかしないと。っていうか、いっそのこと親株を分けて復活させられたらいいんですが。

Platycerium quadridichotomum

ときどきあるんですが、貯水葉と胞子葉の中間の形のような葉っぱが出ることがあります。貯水葉伸長シーズンから胞子葉伸長シーズンへの切り替わりのタイミングで発生しています。なんかのホルモンバランスなんでしょうけど、環境的な要因はなにかあるんでしょうかねぇ。

Dyckia 2013

今年のディッキーズ。真ん中の緑のやつは Agave albopilosaの実生苗4株。ディッキアたちはどの株もたくさん子株が吹いています。でも株分け・植え替えが超メンドいので as-isで。

Dyckias 2013

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii, Bill Baker collection from WBC2006

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii Bill Baker collection from WBC2006

粉吹きタイプ。風を当てると鱗片が舞います。雨にあたらないよう注意しています。 トゲが長くていいかんじです。

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii

Dyckia marnier-lapostollei var. estevesii冬の間に成長した部分はトゲトゲとの間がちょっと間延び気味。子株はそんなに出さなくてもいいから、花咲かせてくれたらいいのなぁと思っているところ。実生&選抜したいディッキア。

 マルラポ系交配種ミニ

Dyckia marnier-lapostollei Hybrid

コンパクトでころっとしていて、トゲも柔らかめでかわいいディッキア。

Dyckia marnier-lapostollei Hybrid

こんな持ち方もできちゃう!w

おまけ。Agave albopilosaです。

Agave albopilosa

友人にお願いして相乗り輸入してもらった種5粒を播いたもの。1粒発芽しなかったので4株。実生から3年ぐらい経ったかも。4株ともそれぞれ顔が違っていてとってもおもしろいし、将来どう育つのか楽しみ。自分はせっかちな性格なので、普段はほとんど実生はしません。種を播いてここまで根気よく育ててるのはかなり珍しいほう。

Agave albopilosa

Platycerium veitchii var.Lemoinei

Platycerium veitchii var.Lemoinei

白肌美人のレモイネイさん。綺麗です。

Platycerium veitchii var.Lemoinei

大きく育っている方の葉っぱ、ここで成長が止まってくれたらとてもよいバランスでいいんですが、このあとさらに伸長しながら葉っぱがだらりと下の方を向いてしまうんですよねぇ。自重で垂れてしまうのか、もともとの性質がそういうものなのかははっきり分かりませんが、 それがちょっとだらしなく思えて気になるところです。光線の強さはあまり関係なさそう。水を辛めにしたらいいのかもしれませんが、そこまでイジメたくもないし。

貯水葉の縁が針のように細くて胞子葉もわりと短いビーチを見たことがあるような無いような気がするのですが、それでレモイネイのように白いのがあったら欲しいなぁ。

Den. aggregatum 'Florida Sunshine' HCC/AOS

Dendrobium aggregatum(=lindleyi) 'Florida Sunshine' HCC/AOS
デンドロビューム・アグレガタム ’フロリダサンシャイン’ HCC/AOS
2012年1月にサンシャインシティ蘭展で入手しました。

Den. aggregatum 'Florida Sunshine' HCC/AOS

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